ポンコツ・ピットフォールズ(1) ステージングサーバ

恥ずかしながら、今年とって「プログラミング」というものを初めていらい40歳。最初はFORTRANでした。結構、いろいろなプログラムを書いて来たですけれど、この歳になってもハマる時はハマる。というより、最近、そういう事が増えているような気がします。年寄りの冷や水というやつのせいかもしれませぬ。まあ、ハマったって忘却力というやつで気にしませんが、忘却しすぎると同じことを何度も繰り返します。。。最近、ちとあったのが、ステージングサーバ、立てたのはいいけれど、ログインできなかった件。

こうしてWordPressを使用させてもらっているのは良いのですが、ソフトやプラグインのバージョンアップなど、本番用のサーバでぶっつけ本番でやるのはちょっとな~と思います。遥かな昔から、バージョンアップなどはトラブルの元、ちょっとした「忘れ物」でビックリという経験は枚挙に暇がありません。

ローカルにテスト用のサーバを立ち上げて、そこでテストしてみるかいな、などとも考えたのですが、正直面倒。そう思っていたら年寄りが居眠りしている間に、世の中進んでいたのですね。ステージングサーバなんてものを構築してくれるサービスがあるのでした。使用させてもらったのは以下です。

SnapUp

これを使えば、WordPressのサイトを丸ごとバックアップコピー(スナップショット)をとって保存してくれる。そして、ステージングサーバというやつで動作させ、いろいろテストしてみれる。本番用を直接いじるのでは、ないので、とても気楽にテストができる。いいじゃないか、ということでやってみました。

気になったのは、サイトのURLどうなっちゃうんだろう、という件。URLについてはちゃんと書き換えてくれて、ステージングサーバの「仮の」URLに向けてくれている。そして、テスト用で公開するわけではない、ということに対しては、サイト全体でベーシック認証をかけてくれる。それを知らなければステージングサーバのテストサイトは開けないので、問題なし、と。

コピーして、ステージングサーバを立ち上げ、早速アクセスしてみれば、オリジナルのサイトと寸分たがわぬ画面が見えます。これは良いものだ、ということで管理画面にLoginを試みます。何時もの通り

ベーシック認証のポップアップが画面が出る

のですが、いつもの通りの認証通りませぬ。再び認証のポップアップが現れるのです。これはステージングサーバの方の認証パスワードを入力しないとイケないのではないか、と思い、そちらを入力しても駄目。肝心のWordPressの管理画面に行きつけないのでした。一歩、下がって、胸に手を当ててよく考えてみました。もしかすると、ステージングサーバ上で動作している仮サイト全体にかかっているベーシック認証(サーバサービス側で自動設定してくれている)と、元々のサイトの管理画面部分にかかっているベーシック認証(こちらで自主的に設定している)が「バッティング」しているために上手くいかないのではないか?という可能性に思い至りました。そこで該当のディレクトリの

.htaccessの”Auth~”の設定

を書き換えてみました。すると、すんなりといつも通りの管理画面にログイン(勿論WordPressの認証を通す必要はありますが)できるではないですか。実際には、わざわざftpしなくても、SnapUpの画面の上でテキストファイルの編集ができるので、そこで.htaccessファイルをちょこちょこと修正しただけなのですが。こういう修正で良いのかな~、もっとちゃんとした方法あるのかもしれないが、と思いつつ、とりあえず一件落着。

Webサイトの運営などに慣れている人であれば何の問題もないのでしょうが、普段、アセンブラ書いているような年寄りにはハマるピットフォールでした。