IoT何をいまさら(17) NJR4265J ドップラーセンサ その1

ドップラーセンサについてはちょっと気になって、大分前に1回調べさせてもらったのですが、その時はWeb上の情報だけで実物は触れませんでした。最近、工作にハマっているので、やっぱり実物見てみないとということで購入してみました。

新日本無線製 NJR4265J

です。もともとマイコンにつなげてテストするつもりだったのですが、サンプル回路見てみると、この「センサーモジュール」単独でも十分動作するじゃありませんか。とりあえず本日は時間も無いので、単体センサをとりあえず「動かし」てみました。

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まずはセンサモジュールの実物写真から、

燦然とJRCの文字が輝いている(?)周囲に、如何にもアンテナ、アンテナしたパターンの引き回しがとり巻いています。パッチアンテナ。写真の拡大率が大分大きいので、大きく見えますが、実物のサイズは、

20.4 x 14 x 8.8 mm

です。この表面のパターンだけでも無線素人は、ちょっとドキドキ感があってテンション上がってしまいます。部品の写真をいろいろな角度から載せるほど部品フェチではないのですが、今回は、部品裏面写真も掲載せずにはいられません。

裏面にも燦然と輝くマークがありました。

「技適マーク」

安心して電波を出せるというものです。ありがとうJRC。

このモジュール自体にはマイコンが搭載されており、上位のシステムとはUARTで接続するようになっています。しかし、上位のシステム無しでもとりあえず動作させることができます。

  • 検知距離を制御するための閾値端子
  • 近づいてきたときに出力ハイとなる端子
  • 遠ざかっていった時に出力ハイとなる端子

今日はドタバタ対応で、サンプル回路図(秋月電子さま謹製)を参考に、閾値端子に可変抵抗をつけ、近、遠の両端子にLEDを取り付けただけで動作させてみました。

赤く光っているのは電源LEDです。

センサにスマホを向けて写真をとっていますが、この状態では、緑のLEDも黄色のLEDも点灯していません。

弱ったな、動いているところの写真とれないぞ。。。手は2本しかないし、とりあえず自分の身体くらいしか動かせるものはないしということで、

カメラ持っている手をターゲットに動作させてみました

カメラを持つ手が近づけば黄色、遠ざかれば緑色が点灯すると。実際には、動画で取って途中光っているところを静止画で抜きました。

手振れがかなりありますが、緑のLEDが点灯しているのが分かりますかね。今遠ざかっているところ。こんどは手を近づけてみたところの写真です。

緑色のLEDは消灯し、黄色のLEDが点灯しました。予定どおり。非常に簡単に、人感センサシステムが構成できることが分かります。後は、週末、半田づけができる時間がとれたら、マイコンに接続し、UARTから制御して、近距離、遠距離、いろいろ試してみることにいたします。本日はこれまで。

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