AIの片隅で(5)ラズパイでChainer、続

「学習」はラズパイ、ましてや非力なRaspberry Pi 1 B+にやらせる仕事ではないことは重々承知の上、パソコンとの比較例としてやってみた『AI業界のHello World!』MNISTへの挑戦です。前回は、パソコンからリモートログインしていたSSH接続が切れてしまい、「折角かなり走っていた」筈のラズパイ上のプロセスが死んでしまい、結果(EPOCH1の学習時間の測定でしかないのですが)に行きつきませんでした。そこで、screenコマンドでパソコン側が落ちてもラズパイ側でプロセスが維持できるようにし、再度、実行を仕掛けたのでありました。今日みれば、ようやく結果が出てました。それがこちら。

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なにか設定間違っているのではないの?という数字でした。もしかすると例のnunpyのトラブルで何か変なことになっているのかも。ともあれelapsed_timeは、

50645秒(小数点以下略)

5万秒とよんで、あれ何時間だっけと計算してみれば、14時間あまり。GPU積んでないかなり非力なパソコン上でだいたい45秒だったですから、

パソコンの一千倍くらい時間かかっている

ことに相成ります。完了予想時間も凄い

10日と16時間46分(以下略)

最近のGPUでやったら、あっという間に終わるMNISTがこれです。ただ、ちょっとこの数字は怪しい。やっぱり何かマズイことが起こっているのかもしれませんで。でもま、やり直すのはまた後にします。今日は別なお楽しみがあるから。それにしてもRaspberry Pi 1 B+をこういう使い方をしてはイカンというのはヒシヒシと体感できましたな。Chainer載せて何かやるにしても、使い道、適材適所を考えねば。さて、本日のお楽しみは、新に手に入れた

Raspberry Pi 3 Model B+

です。とりあえずパッケージを開けて基板と、一緒に買ったヒートシンクを並べてみました。

やはり、燦然と輝くメタルな輝きが、

速いけれど、発熱も凄いよ感

を醸し出していてそそるものがあります。ヒートシンクを取り付けてしまうとお顔を見れなくなってしまうので、写真とっておきます。

BCM2837です。CPUの馬力、クロックともPi 1とは段違いな筈。

こちらも燦然と輝く無線(WifiとBT)モジュール。Raspberry Pi特製。中身は後で調べてみるか?

こちらは、有線の方のLANチップ、マイクロチップ製。このチップはUSB2からEthernetへの「ブリッジ」的なネットワークチップのようです。マイクロチップのサイトを見ると、両方のPHYまで集積している。なかなか便利。

基板裏面には、メモリチップ(モジュールというべきか)が。ELPIDA(今ではマイクロン傘下だが、このマーキングということは、日本国内で作っている?)

しかしな基板裏面、このチップだけでなく、microSDのスロットも取り付けてあるし、どこかショートしそうだし、そのまま基板を直置きするのは憚られます。(専用のケースなどは買っておりませぬ。)でも基板の4隅にはちゃんと孔があります。そうでなければね。とりあえず、6角形のスペーサでも立てておくか、ということで部品箱から4本取り出してきましたが、

M3のネジ、通らね~

です。以前にも他のボードでありましたがM2でないと入らない径でした。あのときM2のネジとスペーサを買っておこうと思いながらも忘れてました。。。

しかたがないので、ゴム足(実際にはプラスチックですが)をつけて基板を浮かせました。ちょっと4隅からはみ出て汚いのですが、べた置きするよりはましでしょう。

さてこの Raspberry Pi 3 model B+ を起動する環境を作らなければ。。。

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