AIの片隅で(9) 続Chainer Tutorial Book

前回、「Chainer演習はまた明日」などと書きながら、わずかに最初の項目を実施しておったんでございます。本来ならば、本日も投稿書いている暇あったら Chainer Tutorial Bookの勉強進めろよ、とも思うのですが、とりあえず演習に辿りつくところまでは書いておきます。そうしないと忘れてしまうから。

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最初に、Chainerの話ではなく、ベースになっているGoogle Colaboratoryの機能を2つほど。最初は、右肩にある何やら「フラスコ」みたいな形のアイコンであります。

カーソル持っていくと分かりますが、ほれこのように「新機能をお試しください」です。ベータテストのボタンなんじゃないかしらん。これを押して実験に参加せよ(モルモットになれ)という感じですかね。仕事であれば常に安定版、Stable指向なんでありますが、なんといってもAIです。そういうコンサバな態度ではイケませんでしょう。

押せるボタンがあれば押してみる。

サルでも押せますが。押してみたらば分かります。なにかエディタの機能が拡充されたみたい。ほれこのように、printのところにカーソルをもっていくならば、ポップアップで説明が出てくるじゃありませんか。Web上のIDEとしてはかなりな出来じゃないでしょうかね。

もう一丁、Google Colaboratoryの機能。ツール>設定からテーマを選択すると、今までダークだった画面が、ライトに変わりますです。こんな感じ。

蛇足ですが、最近の各種IDE、ダークな感じの画面が増えているように感じます。ひと昔前まで、エディタ画面は白画面に黒字が基本、キーワードを色付けしたりはしますが、明るい雰囲気が多かった(やっている仕事は暗かったかもしれないが)。しかし、このごろ、

デフォルトでダーク

のIDEが多いように思います。この間インストールしてみたArmのMbed Studioもダークでした。最近の人にはダークな感じの画面が「カッコいい」のかもしれないけれど。むかし、

    • 黒地に緑の「グリーンモニタ」(NEC PC-8001)で機械語を覚え
    • 黒地に白の白黒モニタ(DEC VT-100)が、目の前でコンデンサから煙が出たのに遭遇し、
    • 黒地にアンバーイエローなモニタ(ちょっとカッコよかったDEC VT-220)に換えてもらった

年寄りには、一周回ってきた感じがしないでもありまぬ。未だにESCシーケンスにはVT-100の名が残っているけれども、本物を使ったことがある人は少なかろう。閑話休題。本題、Chainerの演習にようやく戻ります。課題を御覧じろ。

下の方にfの定義書いてあるのですが、fは一次式です。

するってえと何かい、自分でモデルを学習させよ、というのは、自分で連立一次方程式を解け、ということかえ? 多分、中学生であれば、一瞬で解けるに違いありません。しかし、年寄りは紙とペンを取り出して連立一次方程式を解く気力もない。。。こっそり、Maximaにお願いして、解いてもらいました。

やっぱり、数式処理ソフトは便利便利、何も頭を使わずに(使わないでいるとそのうち腐るぞ)、課題のモデルが解けました。ちなみにMaximaも「実行可能な」式のセルと、文章を書くためのセルが使えるので同じような「ノートブック」であります。

モデルを書き換えて、実行(右向き三角)したところがこちら。

答えはあっているように見えます(計算したのはPythonだし、設定値を見つけたのはMaximaですが)。

花丸とかつかないのが、若干寂しい気がしますが、ちゃんとこのノートブックを使ってAI勉強するような人は、こんなに時間もかけず、サクッと通り過ぎていくのでしょう。

 

しかしね、最後になってようやくChainerのそのコードのところをちと触れます(下のところ)

 

 

このところの説明に、以下のような記述が見えます。

私には、yじゃなくて、y1に見えるんだが。

そんな細かいところにツッコんでいるなよ、さっさと演習せよ、と言われているような気がする。。。真面目にやらんと。しかし、どこまでやったか、直ぐに忘れてしまうぞ。そういうときは Colaboratoryの機能が使える。

「コメントを追加」

こうしておくと、ページの右側に吹き出しが現れてコメントを書き込める。ノートブックをドライブ上のコピーにしておけば、消えることはないので、再び開けば大丈夫。でも、勉強したところ、頭の方から消えているかも。

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