特許の失敗学[14] 特許と英語(0) 私の英語歴

特許の失敗学

特許と英語

 特許の収益化を図るのであればUS特許は避けて通れません。未だ世界特許は存在しないので、同じクレームであれば最大消費市場が存在するUS特許の特許価値が最大であります。
 特許の失敗学[6] クレーム(その1) において「最大の失敗は、外国出願(特にUS特許出願)をしなかったこと」とした所以です。もしもUS特許出願があればアップル社の対応も違っていたことでしょう。

 US特許といえば英語であり、機械翻訳が完璧でない現状では少なくとも英語Readingが必要条件です。代理人にお任せでない限り、自分のUS出願をチェックできる英語能力は必要となります。英語の文献は最大のビッグデータです。世界公知の特許の世界では、先行技術調査において英文で判断できる事が望ましいでしょう。 “特許の失敗学[14] 特許と英語(0) 私の英語歴” の続きを読む

帰らざるMOS回路(9) M1Kでボード線図

JosephHalfmoon

このところ羊頭狗肉、MOS回路といいつつ、M1K(アナログデバイセズ社の教育用ツールADALM1000)の機能を端から使ってみるシリーズになってしまっております。本日でひと段落かね。ボード線図。遥かな昔を思い出します。落ちこぼれていたんだ、これが。この歳になってグラフを描いて(実際に描いているのはAlice M1K DeskTop様ですが)いるんだ。 “帰らざるMOS回路(9) M1Kでボード線図” の続きを読む

特許の失敗学[13] 特許庁の広報(4) 特許庁の商標出願


特許庁の商標出願


 前回の投稿、特報 特許庁の特許 では、特許庁の特許出願のスクープ(ここは報道機関でないので不適切か?)しました。そのフォローアップ調査をしていたところ、更に謎は深まる結果となりました。そこで発見した謎は「特許庁の商標出願」です。特許庁(またしても出願人は特許庁長官)は、商標も特許庁に出願していました。

 前回の投稿に記載した疑問については、連休中で特許庁に電話が通じないため、特許庁HPの「お問合せフォーム」で広報室に問合せしました。 結果は来週か?乞うご期待 Don’t miss it. “特許の失敗学[13] 特許庁の広報(4) 特許庁の商標出願” の続きを読む

帰らざるMOS回路(8) DUTは大人の科学で?

JosephHalfmoon

「連休」というより、長い「自粛」期間と言うべきでしょうか。外に出かけられない分、家に籠って「長いこと先送りにしていた片付けもの」をやっている方、多いような気がします。私も埃だらけのモノの詰まった部屋の片づけに勤しんでおります。すると時々「お宝」が出てくるのです。その一つ、学研の『大人の科学』誌付録の電子ブロック(mini)であります。遥か昔に「買い与えた」ものの、あまり使われた形跡もなく、埃の中から出てまいりました。 “帰らざるMOS回路(8) DUTは大人の科学で?” の続きを読む

特許の失敗学[12] 特許庁の広報(3) 特報 特許庁の特許


特報 特許庁の特許

2020年4月28日(火) 特許庁長官が出願した特許が【特許番号】特許第6691280号(P6691280)、【登録日】令和2年4月14日(2020.4.14)、【発行日】令和2年4月28日(2020.4.28)として登録された。発明の名称は『管理システム及び管理方法』である。2020年5月4日現在、特許庁のホームページには、本件についての発表は無い。

本件は「失敗学」ではないのですが、特許庁の広報に訊いてみたい。
ということで、このカテゴリーで投稿します。
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帰らざるMOS回路(7) M1Kでインピーダンス測定

JosephHalfmoon

前回、アナデバ様のM1Kは、ウン千円のお勉強ツールにも関わらず、あまりに機能が豊富なので、その機能を端から見ていきたいなどと大それたことを申し述べてしまいました。本題のN-MOS論理回路のお楽しみからは脇道ですが、使用ツールを理解しておくことは大事なことだと(言い訳です。)しかし、ちょっと始めて直ぐに分かりました、こりゃ、GW期間の数日では終わらんだろ~と。大体ね、動かし始めると部品欲しくなるのです。前に申し述べましたとおり、部品の調達はGW明けてからにするつもりなので、手持ちの乏しいもので「とりあえず」やるしかない。 “帰らざるMOS回路(7) M1Kでインピーダンス測定” の続きを読む

帰らざるMOS回路(6) M1KとAnalog Discovery2

JosephHalfmoon

本サイトでは、何か「波形」を測定するというとDigilent社のAnalog Discovery 2をよく使っておったのです。ところが、最近、本シリーズではAnalog Devices社(たまには正式名称書かないと)のADALM1000ばかり使わせていただいております。この2つのお道具、似ているところもいろいろあるのでありますが、違う部分も沢山あります。今回は、本シリーズの視点で「違い」をまとめておきたいと思います。 “帰らざるMOS回路(6) M1KとAnalog Discovery2” の続きを読む