前回はNE555（実際はLMC555）を非安定モードで発振させてみました。今回は同じくNE555のモノステーブルモードでワンショット・パルスを発生してみます。定番だな。いかにもアナログタイマっぽい波形を得るために結構長めの時定数を選びました。それっぽく出来た？でも、まずは前回の反省からだな。
使用デバイス
今回実機回路を動かしてみるために、手元在庫を漁って見つけたのが、以下であります。
TI（元のNS）製「業界最速の非安定周波数: 3MHz」を誇るCMOS版です。
前回の反省
前回は、スマホアプリの計算やspiceシミュレーションやった最後に、実機実験に行ったときに、５番、６番端子の始末を忘れてました。なんとか動いたように見えましたが不安定です。今回の実験の前に、端子の始末をしたら安定すること。ホントか。
今回実験の回路
今回実験の回路は以下です。今みてR1とC1の間のグリグリが抜けていることに気づきました。毎度おまぬけ。
パルス幅の計算
今回の回路は、SW1をONにするとトリガがかかり、OUT端子から「所定の」パルス幅の信号が１発出てくるという回路です。所定のパルス幅はR1、C1で計算できる時定数から求めることができます。しかし、手元のスマホには例によって便利なものがインストールしてあるので（前回も使いました）それを使ってパルス幅を求めてます。らくちん。
実機回路
ブレッドボード上に組み立てた実機回路が以下に。オレンジと青の配線は、波形観察用のAnalog Discovery2のオシロ端子です。オレンジC1が入力スイッチのところ、青のC2が出力波形です。
実験結果
実験結果が以下に。スイッチ押すと、約5.55sという長いパルスが出力されます。
計算したパルス時間より気持ち長いような気がするけれども、コマケーことは気にせず踏みつぶしてしまいました。そういうことではいかんな、自分。