忘却の微分方程式(62) 反復練習25、微分はできるけれど後がメンドイ、Maxima

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Joseph Halfmoon

今回から微分に入ります。微分こそ他力本願、ただただMaxima様におすがりすれば「機械的」に微分が出来ると。しかぁし!複雑な式でも難なく微分していただけるMaxima様ですが、微分した結果は、人間的に言うとチト汚かったりいたします。「所望の」形に持ち込むには何か別なお願いをせにゃならんと。 “忘却の微分方程式(62) 反復練習25、微分はできるけれど後がメンドイ、Maxima” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(116) SAR ADC製品実例、AD7920入っていた件

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前回はSAR ADCの実例ということでAD7920を動かしてみるの回だったのですが、ADALP2000部品キットにAD7920入ってないじゃん!ということで次のデュアルスロープADCへ行ってしまいました。しかし、よくよく部品キットの箱の中を確認してみたら、AD7920を発見。再びの「お品書き」のタイポ? “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(116) SAR ADC製品実例、AD7920入っていた件” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(54) SDR、ダウン・サンプラ後段用のFIRフィルタ

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Joseph Halfmoon

前回はCICフィルタを使ったダウンサンプラでした。しかしこれ一発でダウンサンプリングが終わるわけではなかったです。もう一回ダウンサンプリングやってようやく目標のサンプリング周波数まで落ちるんだと。2段目のダウンサンプラではFIRフィルタを使っているのですが、この特性が前段のCICと「補完的」なんだとか。 “手習ひデジタル信号処理(54) SDR、ダウン・サンプラ後段用のFIRフィルタ” の続きを読む

データのお砂場(48) R言語、chickwts、ニワトリさんの体重、「再び」とな

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Joseph Halfmoon

R言語所蔵のサンプルデータセットを、ABC順(大文字先)で端から眺めております。今回は chickwts です。でも以前にも眺めたような?デジャヴ? いえ、第5回第6回とChickWeightというチキンの肥育データを扱っておりました。今回は小文字始まりのchickwtsです。やはりチキンの肥育。でも内容は違うと。 “データのお砂場(48) R言語、chickwts、ニワトリさんの体重、「再び」とな” の続きを読む

MicroPython的午睡(70) ラズパイPico、uctypesとstruct

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Joseph Halfmoon

前回前々回とuctypesモジュールを使ってCの「構造体」的なものにアクセスしてみました。しかしMicroPythonには、その名もズバリのstructモジュールがあるのです。こちらはCの「構造体」的なものにパックしたりアンパックしたりできるもの。「似たもの同士」だから、相互に運用可能じゃないかい?やってみました。 “MicroPython的午睡(70) ラズパイPico、uctypesとstruct” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(115) デュアルスロープADC、シミュレーション編

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年2月号の実習はとうとう6回目です。テーマがADCと大物なのでなかなか終わりませぬ。今回は前回に続きSAR ADCと思っていたら実験に使うブツに、ちょっと問題が。そこで「追加の実習」、デュアルスロープADCに入らせていただきます。

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ブロックを積みながら(84) Node-RED、追加モジュールのロード

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Joseph Halfmoon

前回までで手元のNode-RED環境のパレットにあるノードをひとわたり触れたことになりました。これからはも少し「掘ったり」「新たなノードを追加」したりしてみたいと思います。まずは何でもできる function ノード、も少し詳しくなりたいです。今回はrequire(‘xxx’)的に外部モジュールを呼び出したいです。

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帰らざるMOS回路(32) MOSFET、MUXとリップルキャリーでALUをVerilog化

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Joseph Halfmoon

前回はゲートレベルシミュレータ上で1bit分のALU(Arithmetic Logic Unit)を試作。全ての論理演算と加算(減算は2の補数)を行えるような「セル」です。算術演算時にはリップルキャリーなので実際に作ったら「遅い」ですが、とりあえず速度は考えないっと。今回は前回の回路をVerilogで書き直してみます。

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うさちゃんと一緒(22) Z80の魔改造? Rabbit4000のオペコードマップその4

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Joseph Halfmoon

最強?のZ80後継機、Rabbit4000のオペコードマップを見てきましたが、ようやく完結です。今回はオペコードの第1バイトが0x6Dで始まるRabbit4000独自命令の面です。この面は「しがらみ」が無い分うさちゃんの「意思」がありあり。この面の全命令のニーモニックはLDなのですが、実は転送だけでもない、と。 “うさちゃんと一緒(22) Z80の魔改造? Rabbit4000のオペコードマップその4” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(53) SDR、CICフィルタを使うダウン・サンプリング

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Joseph Halfmoon

前回は直交信号発生器でした。今回メインはダウン・サンプラです。しかし、ここで前々回「やった」CICフィルタが再登場します。CICフィルタを積分器部分と櫛型フィルタ部分に分け、その中間にダウンサンプラを組み込むことで櫛型フィルタ部分を一挙に簡単化するという大技を繰り出すためです。この定番を最初に考えついた人は誰なのかな?
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(81)ARM64(AArch64)、条件フラグ、NZCV

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Joseph Halfmoon

面倒なので避けてきましたが、いよいよやらなければならないです。条件フラグ関係。昔から慣れ親しんだモノドモですが、RISC-Vの「フラグは無、その場で判断」方式を学んだあとは、とてもメンドく感じられるようになってます。今回はフラグが格納されている(ようにみえる)レジスタへのアクセスと基本的な上げ下げを動かしてみます。

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MicroPython的午睡(69) ラズパイPico、構造体アクセス、ビットフィールド含む

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Joseph Halfmoon

前回はMicroPythonのuctypesモジュールを使って、ラズパイPicoのCPUレジスタを直接読んでみました。しかし読み取りだけ、書き込みもビットフィールド・アクセスもやってないです。直接IO制御するなら練習しておかないと。今回はメモリ上のバイトアレイを練習相手に書き込みとビットフィールド操作をやってみます。
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やっつけな日常(36) Rustに入ればRustに従え、ジェネリック型の構造体を作ってみる

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Joseph Halfmoon

前回はユニット様構造体というメンバ無、大きさゼロの構造体を見ました。でもこれ、れっきとした「具象型」でした。空だけれども型はあるのだと。今回は「なんにでもなる」ジェネリクス型の構造体を作って触ってみます。「なんにでもなる」ということは、実体が空のユニット様構造体を型パラメータにしても良いのだと。Rustは禅問答?喝!
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忘却の微分方程式(61) 反復練習24、assumeとforgetでlimit、Maxima

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Joseph Halfmoon

今回も他力本願、Maxima様におすがりすれば、極限の計算のお答えをいただけます。しかし、今回はちょっと条件を指定しないと計算できない類の問題であります。そのときに活躍するのが assume とな。assumeすれば楽。でもassumeしているばかりでは後を引くので forget もせにゃならんと。能天気だな、自分。 “忘却の微分方程式(61) 反復練習24、assumeとforgetでlimit、Maxima” の続きを読む