連載小説 第125回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、4月から久し振りの日本勤務です。20世紀も終焉に近づいていく中、我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶発振デバイス)はどうなっていくのでしょうか。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(149) WaveForms、測定データのセーブあれこれ

AD2Script
Joseph Halfmoon

『StudentZone』の日本語記事の先頭に追い付いたので、今回はDigilent AD2、WaveFormの練習に戻りたいと思います。WaveFormの練習の前回では単純な電圧/電流計として測定結果を画面に出力しました。しかしWaveFormは波形データを内部に保持しているのでスクリプトからファイル出力もできます。
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RustにいればRustに従え(10) 2次元配列を乱数で初期化したいです。mut有for有

RustStackOverFlow
Joseph Halfmoon

今回はmut無for無でないです。配列を乱数で初期化したかっただけなのですが。それどころかRustではご縁がなかった「Stack Overflow」(有名なサイトではありませんよ)に遭遇。あれれ、ヒープに配列とれば済むというものでもないのね。それに外部クレートの使い方のお作法、カッコいいけど、知らないとなんだかなあ。
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ブロックを積みながら(112) Node-RED、Web上のドキュメントをパースその2

tableOnWebResult
Joseph Halfmoon

前回はhttp requestノードによりWeb上のhtmlドキュメントを取得、そこからテーブル部分を抜き出しました。しかし出力はデバッグノードに垂れ流し。今回は、Dashboard上のtableノードに出力するようにしたいと思います。元のテーブルよりも美麗?な上に、並べ替えもできて便利。ホントか? “ブロックを積みながら(112) Node-RED、Web上のドキュメントをパースその2” の続きを読む

IoT何をいまさら(119) ESP32C3用のソースをWSL2上でGoogle-test

CMakeList
Joseph Halfmoon

前回から少し間が空きました。「車輪の再発明」的な作業を続けてますが、これはESP32C3 Xiao上で「セルフ開発支援環境」を作らんとの野望からです。セルフ環境でIOレジスタの値を吟味したり設定変えたり、いろいろやりて~と。機械語モニタ的な?Arduino環境でプログラム作成ですが、ここに来てメンドくなってきた。
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手習ひデジタル信号処理(79) Scilab、BER(ビットエラーレート)をプロットしてみる

berPlotExample
Joseph Halfmoon

前回はPSD(パワースペクトル密度)プロットがスペアナみたいと喜びました(毎度のことだな。)今回はBER(ビット・エラー・レート)プロットです。いろいろ難しいことはあるものを全部踏みつけにしてしまえば、プロット自体は簡単。そういうことでいいんか?

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部品屋根性(87) NJM2722とNJM741、Slew Rateを比べてみて~

NJM741_NJM2722
Joseph Halfmoon

別シリーズでOPアンプのSlew Rateの勉強をしました。いつものことですが「Slew Rateを見たい、出来れば遅い奴と速い奴を比べて~」と思い立ちました。取り出したのは大分前に仕入れてあったOPアンプ2機種、どちらもNJMの型番が示すとおり元の新日本無線、現在の日清紡マイクロデバイス社の製品です。ディスコン? “部品屋根性(87) NJM2722とNJM741、Slew Rateを比べてみて~” の続きを読む

GoにいればGoに従え(13) TinyGo、micro:bit v2、I2Cは要変更

goI2c1_DUT
Joseph Halfmoon

micro:bitボードをv1.5からv2.0に機材変更するのにともない、v1.5で動作していたプログラムがv2.0でも動くのか確認作業中です。前回はキー割り込みとオンボードの温度センサは問題なく動作OK。I2Cも大丈夫だろ、と甘くみたらばダメでした。ここにもv1.5とv2.0の違いがあったのね。今回はその変更点をば。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(110)ARM64(AArach64)SCVTF、UCVTF

SCTVFUCVTFresults
Joseph Halfmoon

前回まで浮動小数点数を整数または固定小数点数に変換するFCVT命令群を練習してきました。今回は逆、整数または固定小数点数を浮動小数点数に変換するSCVTF(符合付整数から)、UCVTF(符合無整数から)命令です。そんなん簡単じゃろう、と思うと意外とメンドイ奴らであります。元は整数なのに「丸め」が関係してくる、どゆこと?
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定番回路のたしなみ(21) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その3

PLL_DUT_BB
Joseph Halfmoon

前回、CD4046を使って入力クロックと1:1でフェーズロックする回路を実験しました。でも1:1ではPLLっぽくないすよね。今回は4ビット・カウンタ、TC4520BPを分周器として使用してみます。VCO出力と位相検出器の間に分周器を挿入し、クロックを逓倍してみます。控えめ?な2逓倍ですけれども。

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MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき

MonitorCLKcircuitUpd
Joseph Halfmoon

今回は前回いまいちスッキリしなかった内蔵PLLの周波数測定を行ってみます。そのついでにIOポートの「スピード」も調整してみたいと思います。また、別シリーズでBit Banging速度についていい加減なことを書いてしまったので、STM32版のMicroPythonでの速度を測ってみます。いろいろ落穂ひろい編ね。 “MicroPython的午睡(99) STM32版、Nuceloのクロック速度つづき” の続きを読む

データのお砂場(76) R言語、rock、石油貯留層の油層岩サンプル、特性測定結果とな

rockGbyPlot
Joseph Halfmoon

前回に続き、今回も「どう処理したらよいのかサッパリ」なサンプルデータセットです。rockとな。どうも石油貯留層から取り出した岩石サンプルの物理的な測定結果のデータセットみたいです。ただサンプルデータ眺めていても、なんのこっちゃサッパリ分かりませぬ。処理例等も一切なし。しかし国土交通省様がヒントをくれる?と。ホントか。

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SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る

AVA2_DUT
Joseph Halfmoon

前回、非線形な従属電源モデルの特性係数を外部から与えることができるようになりました。これも「POLY記法」のお陰です。とっつき悪いですが慣れれば強力。でもPOLYは非線形といわずとも線形なモデルでも活躍可能。今回はアナログ電圧の加算器のビヘイビアモデルをPOLYを駆使?して書いてみます。簡単? “SPICEの小瓶(23) 電圧制御電圧源のPOLYでアナログ電圧加算器のビヘイビアモデル作る” の続きを読む

Rubyと一緒(1) GR-CITRUSでビットバンギングの周波数を測ってみる

RubicEDITOR
Joseph Halfmoon

特価品(見切り品?)のGR-CITRUSボードを入手。Rubyの組み込み版mruby処理系がルネサスRX631マイコンに書き込み済のボードであります。開発ツールについてはちょいと不安があるものの、Rubyでマイコンが制御できとります。今回はありがちな「ビットバンギング」で処理速度の目安を調べてみとうございます。 “Rubyと一緒(1) GR-CITRUSでビットバンギングの周波数を測ってみる” の続きを読む