オプション沼(12) 外部からヘッダ・ファイルを与えられる -include オプション

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Joseph Halfmoon

コマンドライン・オプションと言っても、よく使うやつもあれば、使い方がわからないやつもあります。中には使い方は分かるけれども、使うべき局面に遭遇したことがないやつもあり。この老人の場合、gccの-includeオプションはそんなオプションであります。外部からヘッダファイルを読み込ませるもの。何時使うの?いまでしょ? “オプション沼(12) 外部からヘッダ・ファイルを与えられる -include オプション” の続きを読む

OPアンプ大全を読む(13) オープンループゲイン、Avolを眺める、実験は見送り

compTable
Joseph Halfmoon

いろいろあって(WBC見ていたのもその一因でしたが)少し間が空いてしまいました。気を取り直して『オペアンプ大全』読ませていただきます。今回は第2部Chapter-1の4-5であります。テーマは「オープンループ」ゲインとな。これぞOPアンプの核心?であります。今回も実験できそうな測定回路例あり、どうする? “OPアンプ大全を読む(13) オープンループゲイン、Avolを眺める、実験は見送り” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(147) LEDをライトセンサとして使う、既視感?

LEDs
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」、2023年1月号の日本語版記事がアップされたので、今回はその初回実習です。恐れ多いので文句は言いませんが、ちと今回記事にはデジャヴ感あり。過去記事の使いまわし(アップグレード?)忘却力で当然忘れてるのだからちゃんと実習しろ、と。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(147) LEDをライトセンサとして使う、既視感?” の続きを読む

RustにいればRustに従え(8) シェルピンスキーのギャスケット、裏Pascal三角形

Sierpinski64
Joseph Halfmoon

前回Pascalの三角形を描いた後、@rithmety様のご指導あり。iteratorの書き方をお教えいただいた上、段数バグっていた(1段少なかった)件も判明。ありがとうございます。今回はPascalの3角形に基づくシェルピンスキーのギャスケット(近似)の描画です。実はPascalの3角形、意外と難物?だった。

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ブロックを積みながら(110) Node-RED、プロット区間の最大値、最小値をゲージ表示

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Joseph Halfmoon

前回ようやくSQLデータベースからの複数データ系列の重ね合わせプロットができました。今回はちょいと処理を追加してみます。特定のデータ系列のプロット範囲での最大、最小の表示です。ただ数字だけを表示するのも寂しいので、ダッシュボード上にはゲージ表示としてみました。

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GoにいればGoに従え(11) TinyGo、micro:bit v2でLED Matrix

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Joseph Halfmoon

前回 micro:bit v2であればTinyGoからもADCが使用できることを確認。前々回まで v1.5で実験していたのですが器材を変更。しかし困った問題が。micro:bitのボード表面の5×5のLEDアレイ、見た目は同じ、でもv1.5とv2では結線が違います。折角作ったv1.5用のインタフェース関数は要作り直し。
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手習ひデジタル信号処理(77) Scilab、コンスタレーション・プロットを使ってみる

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Joseph Halfmoon

前回はEYEプロットの例題をなぞりながら、Scilab “comm_tbx”のplot_eyeの使い方を練習。今回はコンスタレーション・プロット、plot_const、信号空間ダイヤグラムです。デジタル変調信号(IQの複素信号)をIQ平面上にプロットするもの。ちゃんと分離できれば良し、出来んとヤバいよというやつ。
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定番回路のたしなみ(19) CD4046でPLL(フェーズロックドループ)その1

CD4046_PLL_BLKdiagram
Joseph Halfmoon

別シリーズにてPLLの練習を行いました。特にトラブルもなく動いてしまいました。物足りない?そこで定番のPLL-IC CD4046を入手、今回よりPLL回路をいくつかエクササイズしてまいりとうございます。PLLの応用回路っぽいところまでたどり着きたいものだ、と希望。とりあえず今回はVCOの周波数を観察。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(108)ARM64(AArach64)FCVTxy、整数変換

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Joseph Halfmoon

前回は単精度と倍精度の間のフォーマット変換を行うFCVT命令でした。同じ命令が丸めモードの設定で動作が変わるので厄介でした。今回のFCVTxy命令群(xyのところはいろいろ)は、浮動小数点数を整数に変換するもの。丸めモードフラグには関係なしと喜んだら、かえって組み合わせが増えているでないの?もうメンドくてやりきれない?
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MicroPython的午睡(97) STM32版、RTC、日曜は7、月曜は1

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Joseph Halfmoon

前回、ThonnyIDEにMicroPython機を接続したときに自動設定してくれるRTC日時の曜日がSTM32マイコンにおいては1ズレている、と問題提起?今回はその落穂ひろいです。前回未確認だった日曜日から月曜日に変わるときにRTCのDay Of Weekがラップするところを観察して、確認してみましたぜ。

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忘却の微分方程式(88) 反復練習51、曲線の弧長、Maxima

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Joseph Halfmoon

前回までは体積でしたが、今回は曲線の長さです。次元が下がった?でもメンドウなことは変わりない?「公式」に当てはめていけばMaxima様はいとも容易く解答をご提示くださるのですが、その先、端的に言うと「宿題のお答え」風に整形するのが辛いです。一撃でやってくれる方法ないのかしら。答えは出ているのだから文句いうなと? “忘却の微分方程式(88) 反復練習51、曲線の弧長、Maxima” の続きを読む

データのお砂場(74) R言語、randu、線形合同法の「乱数は平面に落ちる」とな、ほんとだ

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Joseph Halfmoon

前回は地震の震源?を3次元空間にプロットしたらばプレート界面らしきものが浮かび上がってきました。今回は乱数を3次元空間にプロットすると平面が現れてくるの巻です。最近使われるカッコイい乱数発生アルゴリズムではなく古典的な線形合同法によるものです。VAX FortranのRANDU関数とな。ナツカシー?

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オプション沼(11) Makefileの友? それほどでもない? gccの-Mオプション

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Joseph Halfmoon

前回につづきプリプロセッサ・オプションです。-Mと-MM。オブジェクトの依存関係をMakefile用に出力してくれるもの。-Mおよび-MMを使用すると-Eオプション同様プリプロセッサ処理までで終了します。Makefileを作るのに役に立つ?でもま最近、Makefileを自分で書くこともあまり無い気がするのですが。
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連載小説 第123回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務。携帯電話が爆発的に売れる中、我々の電子デバイスビジネスも絶好調。日本への帰任まであと3ヶ月です。広末涼子さんは早慶大へ入学? “連載小説 第123回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む