手習ひデジタル信号処理(63) Scilab、差分方程式を直接計算、1次IIRフィルタ

outputFFTplot
Joseph Halfmoon

前回前々回とScilab上で伝達関数から周波数応答を求めるのを練習していました。しかし、そういえば、ということで考えてみると差分方程式が与えられているのであれば、差分方程式から直接、時間応答が求まるのを練習してないじゃん、と。今回はそこんトコロを練習してみます。

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定番回路のたしなみ(4) 555、アナログタイマICでパルス・ポジション変調器とな?

PPMwaveform
Joseph Halfmoon

前回はNE555(実際はCMOS版のLMC555)でアナログPWM波形を生成してみました。今回はあまりその言葉を聞かないパルス・ポジション変調です。ぱっと見はPWMに似てますがトリガのかかる周期自体が変調入力に応じて変動するもの。回路的には前回単安定、今回のが非安定です。
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IoT何をいまさら(112) SAMD21版 Xiao からNode-REDへJSON

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Joseph Halfmoon

ESP32C3搭載のXiaoばかり使っているので、SAMD21マイコン搭載のXiaoが「遊休化」。これにカツを入れるべく、今回はSAMD21版XiaoからUART経由でラズパイ上のNodeREDにJSONを送り付けてみます。WiFiは無いけど、ちゃんとJSONでやりとりができるようにしたいです。今回は送るだけですけど。
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(94)ARM64(AArach64)、ロードストア命令その5

ldpEC
Joseph Halfmoon

今回扱うLDP命令には、デスティネーションが2つあります。といって驚いちゃいけません。32ビットのArm命令(A32)には任意本数のレジスタをスポポンと1命令で出し入れするLDM/STMなどという命令まであったことに比べれば、A64は「抑え気味」です。でも言いたくなります。それでもRISCかよ?と。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(94)ARM64(AArach64)、ロードストア命令その5” の続きを読む

MicroPython的午睡(83) STM32F401RE版、Timer1、クロック周波数

84MHz
Joseph Halfmoon

前回タイマとPWM出力端子の関係を調べました。調べ忘れがひとつ。MicroPython的には freq=xxx という形で指定すればよきに計らってくれるので使い方によっては知る必要ないのです。しかし入力キャプチャ機能を使おうなどと考えるとTimerに与えられているソースクロックの周波数を知らずにはいられませぬ。
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忘却の微分方程式(74) 反復練習37、定積分、ムツカしい奴、一発では解けないの?どうする?

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Joseph Halfmoon

定積分の練習を続けてますが、とうとう壁にあたりました。今まではintegrate一発で積分できていましたが、とうとうintegrateに素のままでお願いしても処理してもらえないケースが出てきました。困った。気をとりなおして「弱点克服」教科書通りに事前の準備をして乗り切りました。でも定石覚えてないととけないぞなもし。 “忘却の微分方程式(74) 反復練習37、定積分、ムツカしい奴、一発では解けないの?どうする?” の続きを読む

モダンOSのお砂場(60)Arm Online Compilerからの脱出、まとめ

OnlineCompiler
Joseph Halfmoon

2022年末にてArm Online Compilerが閉鎖ということでいろいろ試行錯誤してきましたが、いろいろやりすぎて自分でも分けわからなくなってきました。今回は一度立ち止まり、いままでにやってみたことをまとめてみます。簡単とか難しいとか個人の感想です。また調べ切れてないので間違ったことを書いているかもしれません。 “モダンOSのお砂場(60)Arm Online Compilerからの脱出、まとめ” の続きを読む

データのお砂場(60) R言語、islands、島だけでない面積のランキング?

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Joseph Halfmoon

R言語付属のデータセットをアルファベット順(大文字優先)で眺めてます。今回のデータセット名は islands。しかし島ばかりでない、大陸も含めたメジャーな土地の面積の羅列です。なにか統計処理するほどでもない、せいぜいランキングを作るくらい?のもの。クイズ豆知識か?でも眺めてみると意外と知らない名前の島があること。 “データのお砂場(60) R言語、islands、島だけでない面積のランキング?” の続きを読む

定番回路のたしなみ(3) 555、アナログタイマICでアナログ・パルス幅変調(PWM)

PWM555waveformDUT
Joseph Halfmoon

前回はNE555(実際はCMOS版のLMC555)をモノステーブルモードで使いワンショット・パルスを発生してみました。モノステーブルモードの回路そのまま、CV端子にモジュレーション入力信号を与えると、アナログPWM出力が得られます。データシートに書いてあるとおり。今回はLTspiceと実機の両方でやってみたの回。 “定番回路のたしなみ(3) 555、アナログタイマICでアナログ・パルス幅変調(PWM)” の続きを読む

連載小説 第110回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務しています。世界中で携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。そこへ液晶表示体と水晶製品のビジネスも統合され、もっと大忙しに・・・。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(130) BJTでマルチバイブレータ その1

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年7月号の実習1回目です。いつもだとSPICEシミュレーションで「お茶を濁すの回」ですが、今回はシミュレーションすることもあるまい、とて最初から実機でやってます。バイポーラトランジスタで作るマルチバイブレータです。

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ブロックを積みながら(96) Node-REDのJSONビジュアルエディタ

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Joseph Halfmoon

前回からJSONataの練習開始。テスト用に「JSON書くのカッタリー」などと不埒。JSON素人はついカンマを打ち忘れたり、いろいろミスするための自業自得なのであります。しかしそういえばNode-REDにはJSONオブジェクトを記述するためのビジュアルエディタというものも含まれておるのです。今回は「使ってみた」編。

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SPICEの小瓶(13) 平均の消費電力、どうやって求めるんだっけ?LTspice

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Joseph Halfmoon

別シリーズ記事でLTspiceシミュレーションしていて、確か部品の消費電力を求める方法があったよな、と思い至りました。それもある期間の平均電力を計算できたはず。以前に調べた気がしたのだけれど忘却力の彼方に滅してます。そこで今回は「平均の消費電力」の求め方を復習してみることにいたしました。

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定番回路のたしなみ(2) 555、アナログタイマIC、モノステーブルモードでワンショット

MonoStable470uF
Joseph Halfmoon

前回はNE555(実際はLMC555)を非安定モードで発振させてみました。今回は同じくNE555のモノステーブルモードでワンショット・パルスを発生してみます。定番だな。いかにもアナログタイマっぽい波形を得るために結構長めの時定数を選びました。それっぽく出来た?でも、まずは前回の反省からだな。 “定番回路のたしなみ(2) 555、アナログタイマIC、モノステーブルモードでワンショット” の続きを読む