☆機械加工
◆加工法
_◇切削加工
材料表面の不要部分を削りとる
低炭素鋼など 繊維状に連続する組織を剥ぎ取る
アルミニウムなど 粘性の高い材料をせん断力で削る
鋳鉄など れつ断(ボロボロ)
※直線切削加工
※回転切削加工
※ポイント
①切粉の除去
②摩擦に対する対処(冷却、潤滑)
③磨耗
_◇せん断加工
_◇塑性加工
_◇溶接
_◇鋳造
_◇工具
①材料よりも硬いこと
②ねばり強いこと(靭性
③熱に強いこと(対磨耗性
④磨耗に強いこと
_◇プレス加工
①打ち抜き
ダイスとポンチの間に板厚の6~10%程度の隙間をつくり、せん断力で型抜き
②折り曲げ
変形させてから力を抜くと、スプリングバックがある。のこった永久変形量が加工量
③絞り
深絞りではしわを生じやすい
加工硬化により素材の強度を高めることができる
_◇鍛造
①熱間鍛造
1000~1200℃
加工性が良い。酸化皮膜ができるので精度管理が面倒
②冷間鍛造
常温。前処理必要。寸法精度出しやすい
③温間鍛造
600~700℃
酸化皮膜が付着しないので後処理が簡単
_◇転造加工
_◇圧延加工
_◇引き抜き、押し出し加工
_◇溶接
_◇鋳造
_◇ラップ加工
_◇超仕上加工、ホーニング
_◇超音波加工
_◇放電加工
_◇焼きいれ、焼き戻し
_◇研磨
①バフ式
②バレル式
_◇ショットブラスト加工
_◇プラスッチック射出成型
金型の中に溶解したプラスチック樹脂を流し込み、冷やして形状を作る
※型締力
1500トン=大型機
◆工作機械
_◇旋盤
主軸に工作物を取り付け、バイトで円筒側面の形状を仕上げる
①丸削り、外周削り
②ねじ切り
③突切り
④テーパー削り
⑤正面削り
⑥中ぐり加工
※バイト
工具鋼、セラミックス
すくい角 材料をすくいとるように作用
逃げ角 切粉や材料が工具に当たらないように
※スローアウェイバイト
消耗したらチップを交換する
※切削速度
材料と工具の相対速度 m/min
※NC旋盤
_◇ボール盤
ドリルの切削速度、中心ではゼロ
チゼルを食い込ませて、その外周で材料を削る。
切削速度は、太さと回転数に比例=細いドリルほど高い回転数が必要
※2枚波ツイストドリル
ウェップ=切刃
シャンク=ドリルを機械に取り付ける部分
ストレートシャンク
テーパーシャンク
_◇フライス、ミル、マシニングセンタ
※主軸の縦型、横型
※マシンニングセンタ
NCフライス盤に、自動工具交換機能(ATC)やパーツ供給装置などを備えたもの
_◇平削り盤、型削り盤
ともに水平運動で加工
※平削り盤
工作物をおいたヘッドが水平移動。刃物台はコラムに固定
※型削り盤
工作物はテーブルに固定。刃物台はラムについており、ラムが水平移動
※腰折れバイト
切削抵抗が大きくなったときに、変形して逃がす
_◇プレス機
☆金型
☆射出成型
◆MIM
金属粉末射出成型
Metal Injection Molding
70年代にNASAのために開発。
①粉末にした金属と樹脂を混練して流動性を持たせる
②直径3ミリ程度に造粒したものを高圧の中で型に射出成型し、常温で固形化
③型から取り出した成型体を真空状態で熱を加えて樹脂を蒸発(脱バインダー)させる
④1300℃以上で焼結。完成サイズに仕上げる
⑤表面処理の加工