Wio Terminalは、「Arduino Unoだと思って」使える部分も多いですが、8ビットのAVRマイコンのUnoとは違う32ビットArmコア、SAMD51マイコン機です。違う部分もチラホラあります。今回は、TIMERとTIMERによって制御される機構であるPWMについてその差を調べてみました。 “IoT何をいまさら(66) UnoとWio、TIMER、PWM違い” の続きを読む
Literature watch returns(23) Interface 2021年2月
御馴染みCQ出版Interface誌2021年2月号の特集は「作るOS・言語・コンパイラ『やっちゃえ』低レイヤ入門」と題するものです。当方も低レイヤならぬ「ぐだぐだ低レベルプログラミング」と題しアセンブラねたなど投稿しているので気になりました。しかし、一番驚いたのはメインの特集ではなく「特設」の方、それも本題ではなくAppendixにでした。 “Literature watch returns(23) Interface 2021年2月” の続きを読む
IoT何をいまさら(65) WioからUnoへ、IR通信
Wio Terminal裏側の拡張端子をそろそろ使いたい気持ちがあるのですが、そこに接続すると使えなくなってしまうものがあって気になってました。わざわざ裏面の透明な窓の中に鎮座しているIR(赤外線)エミッタです。拡張端子を何かに使ってしまう前に動かしておかないと。 “IoT何をいまさら(65) WioからUnoへ、IR通信” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(111) NUC120で28BYJ-48, 1相,2相,1-2相?
昨年末の第109回で、Nuvoton社のちと古いNUC120マイコン(Arm Cortex-M0搭載)で28BYJ-48ステッパモータを回してみました。2相励磁で反時計方向だけ。それではいけない、1相励磁とか、1-2相励磁とか、方向逆転とか、一通りやって波形見て置くべし、ということで今回やってみました。本人は(いつも)「一撃」で出来ると思っているのですが、またいろいろあるんだこれが。 “鳥なき里のマイコン屋(111) NUC120で28BYJ-48, 1相,2相,1-2相?” の続きを読む
IoT何をいまさら(64) Wio Terminal、 消費電力?
前回、時刻と測定した温湿度をSDカードに記録できるようになりました。Wio Terminalを適当な電池で動かせば、何らかのセンサのロガーとして試用できそうです。そこで気になるのが電池の持ち。今回はどのくらい電流を食っているのか調べてみました。 “IoT何をいまさら(64) Wio Terminal、 消費電力?” の続きを読む
連載小説 第18回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出
<これまでのあらすじ>上諏訪時計舎あらためサイコーエジソン株式会社7年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。わけあって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを海外に売っているんですよ。時代はバブルへGo ! ってな感じなので、時にはボディコンも着てたんです(うふ)。
IoT何をいまさら(63) Wio Terminal、時刻と温度をSD記録
前回、RTC使って時刻を得られるようになったので、今回はダラダラとセンサの測定値とその測定時刻をSDカードに記録してみようと思います。手元にあるセンサの中から、ありがちな温湿度センサDHT11を選びました。Groveモジュール化されているもの。SDカードは引き出しの中から見つけた16GB品です。 “IoT何をいまさら(63) Wio Terminal、時刻と温度をSD記録” の続きを読む
IoT何をいまさら(62) Wio Terminal、RTC(実時間タイマ)を使う
前回WioTerminalの画面に文字列をスクロール出力できるようになったので、今度はRTC(実時間タイマ)を使えるようにしたいと思います。RTCが使えれば、何時何分の計測値はいくら、という記録がとれますので。今回はまず手動で現在時刻を設定できるようにしてみます。 “IoT何をいまさら(62) Wio Terminal、RTC(実時間タイマ)を使う” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(110) Arduino, Wio, M5Stack, loop()の速さ
このところArduino環境、便利、便利と使わせていただいております。ちょっと気になったのは、その処理の実態たるloop()関数の「速さ」。いったい1秒間に何回くらい回っているの?「標準的な」Unoの場合117kHzという数字を見つけたのですが本当か? 同じ環境でもWio TerminalやM5Stackなどはきっと違う。測ってみます。大体のところ。 “鳥なき里のマイコン屋(110) Arduino, Wio, M5Stack, loop()の速さ” の続きを読む
IoT何をいまさら(61) Wio Terminal、スクロールするテキスト表示
前回、SerialポートをBlynkに渡すために、自前の文字出力はLCD画面に向けてみました。毎回、泥縄で出力しているのも辛い。SerialポートのようにLCDでも垂れ流しで文字列出力していけると良い。ついでにWio Terminal の5Wayスイッチも使えると尚善。どこか漁ったら良いライブラリなどあるのかもしれませんが、今回は自前で制作。 “IoT何をいまさら(61) Wio Terminal、スクロールするテキスト表示” の続きを読む
IoT何をいまさら(60) Blynkで遠隔AnalogRead
さて前回はBlynkを使って、Arduino互換に見えるArmコア端末Seeed社Wio TerminalのGroveコネクタに接続されたLEDをスマホから遠隔で点灯させてみました。今回は逆方向です。Groveコネクタに接続されたポテンショメータを「アナログ」で遠隔読み取りしてみようと思います。 “IoT何をいまさら(60) Blynkで遠隔AnalogRead” の続きを読む
連載小説 第17回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出
<これまでのあらすじ>上諏訪時計舎6年目のIC営業部海外営業課の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを売っているんですよ。同期のイケメン島工作君もオチャラケ富夢まりお君も、私との恋愛スイッチをオンしないまま、別のトランジスタを形成してオンしちゃいました。ちょっと残念だけど、ま、仕方ないですね。私もそろそろ恋しちゃおっかな(うふ)。 “連載小説 第17回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む
部品屋根性(28) Groveコネクタ、電源とIO電圧の組み合わせ3種
このところ、Groveコネクタご本家のSeeed社製のGroveモジュール、マイコンをいくつか手に入れました。4ピンのGroveコネクタ、物理的なコネクタ形状は皆互換なので、接続しようとすれば皆接続できてしまう。けれども、電気的に接続OKかどうなのかは、回路をよく調べてから接続しないといけないです。勿論、それを制御するソフトに変更が必要なこともままあります。今回は、Grove化されたBMP280圧力センサを異なるGroveホストに接続してみます。