L.W.R.(46) 「ラップトップ・パソコン」の米特許、日経エレ誌1991年6月10日号

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Joseph Halfmoon

年末の大掃除とて見つけました。古代の日経エレクトロニクス誌の「ラップトップ・パソコン」に関する記事です。というのもkitsuneno_shippo先生が別シリーズで『世界初発表のノートPCはエプソンです』と書かれていたのに違和感があったからです。エプソンは早い方ではあるけど、最初じゃないようです。ノートPCに関しては。

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L.W.R.(45) PicoDAC v2のパーツセット着弾、インタフェース3月号どこ?

PicoDACv2parts
Joseph Halfmoon

CQ出版Interface誌2023年3月号には付録基板を請求するためのオシルシが印刷されており、郵送するとラズパイPico用のPicoDAC v2基板を返送してもらえることになっとります。3月号を購入させていただいた直後に郵送。大分前に基板は頂いておりました。でもパーツ揃えるのが怠いのでキット販売を待っていたのよ。
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L.W.R.(44) 古文書編#14、SPICEによる回路設計(ディスク付)、1994年

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みんな大好きSPICEは誰もが使う(ホントかいな?)回路シミュレータ。解説書の類も多数存在。その中で30年前のこのご本がちょっと異色なのは、SPICEのマクロモデル、ビヘイビアモデルの作り方に特化しているということであります。購入させていただいてほぼほぼ30年、本棚の奥に眠っていたこのご本に日の目をあてるときが来た?
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L.W.R.(43) 年度始まり恒例、トラ技誌付録、「エンジニア手帳」の変遷

TragiEngineerPocketBooks
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今回は、CQ出版社のトラ技誌に年度始まり頃の号の付録についてくる「エンジニア手帳」3冊、前後7年の変遷を「考察」してみたいと思います。といっても大した内容ではないけれど。以前、Interface誌の「コンピュータ手帳」についても比べているのでそのトラ技版。

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L.W.R.(42) 古文書編#13、闘うプログラマー、ザカリー著山岡訳、日経BP1994

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Joseph Halfmoon

前回MVSだったので今回はWindowsNTです。しかし、この御本を古文書扱いしてしまって良いのか、とも思いました。まあ手元にあるのは1版一刷、紛れもない1994年発行(当方「古文書基準」は20世紀であること)であります。2009年に新装版が出ているのは、それだけこの御本が面白いことの証拠でありましょう。

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L.W.R.(41) 古文書編#12、多重仮想記憶オペレーティングシステム、鎌田著

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別シリーズ部品屋根性で予想外の「メインフレームのOS」話に遭遇したので、今回は手元の古文書の中で唯一とも言える「メインフレームのOS」本をとりあげさせていただきます。1983年オーム社出版のこの本の著者のはしがきによれば、OS本は数あれど「MVSシステムに焦点を絞ったものは、著者の知る限りではまだありません」(当時としては)らしいです。

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L.W.R.(40) 古文書編#11、マイクロコンピュータの誕生、嶋正利著、岩波1987

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今回の御本は30年以上も前に岩波書店から出ていた本です。前回の御本の未だに派生の新刊書が出る息の長さとは異なりますが、驚いたのはAmazonで古書として購入する場合の価格です。当時の定価1700円の5倍以上の価格で売られていました。人気高いのね。「マイクロコンピュータの誕生」、サブタイトル「わが青春の4004」。

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L.W.R.(39) 古文書編#10、COMPUTER ORGANIZATION &DESIGN、Hennessy and Patterson, 1993

HardwareSoftwareInterface
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前回、姉妹書?についてだったので古文書扱いしてしまっております。が、初版から30年近く経過しつつも、新版でてるし、電子書籍化もされているしでバリバリの現役感があるのが、今回の “COMPUTER ORGANIZATION &DESIGN、THE HARDWARE/SOFTWARE INTEFACE” であります。前回に続き大先生お二人の共著。

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L.W.R.(38) 古文書編#9、Computer Architecture: A Quantitative Approach、Hennessy and Patterson、1990

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今回の御本は古文書でなく古典というべきでしょう。アマゾンへ行けば未だに手に入るし、電子書籍版もあります。ただ、本シリーズでは前世紀に入手した紙の本をもって古文書に分類。アイキャッチ画像に掲げたカバーもなく古びたハードカバーの本こそは、大ヒットしたこの本の初版本であります。

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L.W.R.(37) 古文書編#8 『ハイ・アウトプット・マネジメント』グローブ著1983

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今回取り上げさせていただきますのはビジネス書、当時のインテルの現役社長様がインテルが大を成すまさにその時期にお書きになったご本であります。『ハイ・アウトプット・マネジメント』アンディ・グローブ著、小林、上田訳。訳書は1984年ですが、原著は1983年。手元にあるのは「オリジナル」の早川書房版の初版です。

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L.W.R.(36) 古文書編#7 80系2冊にみる8080、8085、8086、8088

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今回は2冊同時です。アイキャッチ画像左は、インテルの iAPX86,88,186 and 188 User’s Manual、1983年。右は「マイクロコンピュータ ソフトウエア技術」吉田著、マイテック 1979年です。前回16bit話だったので、今回は時代を遡って8ビットから16ビットへの移行期について。

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L.W.R.(35)古文書編#6 『bit別冊 16ビット・マイクロプロセッサ』共立出版

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米国にはBYTEがありました。そして日本にはbitがあったのです。コンピュータの雑誌(紙媒体)です。そのうちBYTEも取り上げさせていただくつもりですが、今回は共立出版の bit誌、それも1982年5月の別冊です。約250ページほどの分量ですが、まるっとその当時最新鋭の16ビット・マイクロプロセッサの解説書なんであります。

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L.W.R.(34)古文書編#5 『IBMパーソナルコンピュータ』1983、アスキー監訳

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Chris DeVoney, Richard Summe著、菊池訳、1983年3月1日第1版第1刷です。定価2500円也(消費税無。)IBMが1981年8月12日に発表した初代PCの解説書の翻訳です。巨人IBMの業界参入を有名な”Welcome IBM”広告でAppleが迎え撃った?のはこのときのこと。
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L.W.R.(33)古文書編#4『プログラミングとアーキテクチャ』VAX-11, CQ出版

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Joseph Halfmoon

今回古文書のタイトルは『プログラミングとアーキテクチャ』。レヴィー/エックハウスJr. 共著白井訳、CQ出版1984年初版です。邦訳のタイトルだけでは何時の時代の何の話か分かりません。サブタイトルの「32ビット・スーパーミニコン VAX-11」を見てようやくVAXの本だと分かる次第。名著だと思います(個人の感想です。)

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