定番回路のたしなみ(48) BJT(NPN)、ダーリントン接続の威力を味わってみる

2N3904_Darlington_Schematic
Joseph Halfmoon

前回、NPNのBJT、2N3904でエミッタ接地増幅回路とスイッチング回路を嗜んでみました。それで目の前にBJTが2個ブレッドボードに刺さったままになってます。これを見て、そういえばダーリントン接続やってなかったじゃないかと思い至りました。小さな電流で大きな電流を制御するときの定番中の定番。ちょい変で嗜んでみます。
“定番回路のたしなみ(48) BJT(NPN)、ダーリントン接続の威力を味わってみる” の続きを読む

定番回路のたしなみ(47) BJT(NPN)、エミッタ接地増幅回路とスイッチング回路、現物

DUTonBB
Joseph Halfmoon

前回はごたくを並べながらアナデバ様のLTspiceシミュレーションだけでお茶を濁してしまったBJTのエミッタ接地増幅回路とスイッチング回路です。「現物は次回か」と書いてしまったので、今回は現物の動作確認。まあシミュレーション通りだけれども。忘却力の年寄、お約束のやらかしはあり。電源つながねば回路は動かねべさ。 “定番回路のたしなみ(47) BJT(NPN)、エミッタ接地増幅回路とスイッチング回路、現物” の続きを読む

定番回路のたしなみ(46) BJT(NPN)、エミッタ接地増幅回路とスイッチング回路

BJT_2N3904_Schematic
Joseph Halfmoon

思い出したようにBJT(バイポーラ・トランジスタ)の回路を時々触るのは、0と1だけで誤魔化してきたMOSロジック出身者の見果てぬ夢かもしれませぬ。そのせいかバイポーラの回路を触るときは「リニア」なアナログ回路指向。出来ないクセにやりたがるのね。そういえばバイポーラでもスイッチング回路もあったでないの。やらんの?

“定番回路のたしなみ(46) BJT(NPN)、エミッタ接地増幅回路とスイッチング回路” の続きを読む

定番回路のたしなみ(45) 素朴なRESET回路、リセット期間 500μsは確保してね

waveformShort
Joseph Halfmoon

単純なロジックにリセットかけるのであればクロック信号「数発分」の期間でこと足りるハズ。しかしマイコンのパワーオン・リセットのときは結構長いRESET期間が要求されることがあります。「レトロな」シリーズで現在取り組み中の8085の場合最低500μ秒。レトロだから長いわけでなく現代のマイコンでも長いものは長いと。なんでだ?
“定番回路のたしなみ(45) 素朴なRESET回路、リセット期間 500μsは確保してね” の続きを読む

定番回路のたしなみ(44) 昔は弱かった?CMOS「異なる電源使用時の安全対策」

YasojiSuzukiCMOSLOGIC
Joseph Halfmoon

大掃除で出てきたシリーズ第2弾?であります(第1弾はこちら。)東芝の鈴木八十二先生と言えば、初期のCMOSデバイスの世界の大立者、そのころCMOS始めた「若者」は先生の著書を皆拝読していたとかいないとか。画像を掲げましたのは「CMOSデバイスの徹底入門」1980年発行、産報出版であります。今回はその図2.18とな。
“定番回路のたしなみ(44) 昔は弱かった?CMOS「異なる電源使用時の安全対策」” の続きを読む

定番回路のたしなみ(43) TC74HC123、モノステーブル・マルチバイブレータ

74HC123_DUT
Joseph Halfmoon

本シリーズ第2回で定番の555をモノステーブルモードで使用。しかし定番の74シリーズ・ロジックにもモノステーブル・マルチバイブレータが有りです。74HC123であります。なんて言ったってこちらの方が「単安定」マルチバイブレータ専用IC。やっていることはほぼほぼ一緒だけれども入出力とも正負あり。使いやすい?
“定番回路のたしなみ(43) TC74HC123、モノステーブル・マルチバイブレータ” の続きを読む

定番回路のたしなみ(42) オペアンプでインダクタンスをシミュレート、GIC

GIC_inductor_AC_SIM_schematic
Joseph Halfmoon

今回は能動素子であるオペアンプを使ってインダクタンス(コイル)をシミュレートする回路を嗜んでみます。汎用インピーダンスコンバータ(GIC)、というお名前のとおり、インダクタンスだろうが、キャパシタンスだろうが自由自在。オペアンプの特性の許す限りにおいてホンモノのインダクタンスと見分けがつかず、ホントか?

“定番回路のたしなみ(42) オペアンプでインダクタンスをシミュレート、GIC” の続きを読む

定番回路のたしなみ(41) コンデンサ+ダイオード、コッククロフト・ウォルトン回路で昇圧

CWsimCircuitMAG1V
Joseph Halfmoon

今回の定番「コッククロフト・ウォルトン」回路(以下CW回路と略称します)はその気になって積み重ねれば、何万Vの高電圧でも生成できる回路っす。その癖お手軽、コンデンサとダイオードがあれば作れるっと。まあ電流を流し出そうとするのには向かないようだけれど。とりあえず手元の部品でちんまりと「昇圧できてる」ところを観察。
“定番回路のたしなみ(41) コンデンサ+ダイオード、コッククロフト・ウォルトン回路で昇圧” の続きを読む

定番回路のたしなみ(40) MOSFETでプッシュプル出力段

bss138_bss84_dut
Joseph Halfmoon

前回MOSFETのソースフォロワ回路であったので、今回はソースフォロワを2段積み重ねた形のプッシュプル出力段をデッチ上げたいと思います。以前に別件シリーズにてバイポーラトランジスタで実習したものをほぼそのままMOSFETに置き換える形っす。動くっちゃ動くけれども、抵抗値で調整するのはメンドクセーです。

“定番回路のたしなみ(40) MOSFETでプッシュプル出力段” の続きを読む

定番回路のたしなみ(39) MOSFET、ソースフォロワ回路でアナログ・レベルシフト

SRC_FOLLOWER_BBupd
Joseph Halfmoon

元よりアナログ素人のボケ老人、夏の間あまりアナログしていなかったので忘れたのか最初から知らなかったものか良く分かりませぬ。もう一度トランジスタレベルからやり直さないとならんかの。そういうことで今回は、MOSFETのソースフォロワを練習してみます。「どさくさ紛れ」にアナログ信号のレベルシフトをしている奴。なんだかな~。

“定番回路のたしなみ(39) MOSFET、ソースフォロワ回路でアナログ・レベルシフト” の続きを読む

定番回路のたしなみ(38) OPアンプ、移相発振回路でウエイブフォームを

OP07_psosc_DUT
Joseph Halfmoon

いつも頭に霞がかかっているよな年寄デス。今回はいつにも増して霞どころか五里霧中、一寸先は闇であります。しかし、そんなときにも回路は配線さえ間違えなければ動作します。物理現象だし。お前の頭の中とは無関係と。そういうわけで、今回は「移相」発振回路の発振の様子を観察してお茶を濁します。以前にやってなかったよな。。。 “定番回路のたしなみ(38) OPアンプ、移相発振回路でウエイブフォームを” の続きを読む

定番回路のたしなみ(37) OPアンプ、アナログ加算回路。計算はアナログだけど入力はデジタル

AnalogAdderSchematic
Joseph Halfmoon

ようやく酷暑が和らぎアナログの季節となってまいりました。なんだそれは?今回、前にもやったことがあるような、と思いながらやっていたら、実験完了後に本当にやっていたことが発覚。どうしようかと思いましたが、使っているオペアンプとか回路が微妙に違うし、だいたい忘却力の年寄は忘れていたのだからOKっと(何がOKなのか?) “定番回路のたしなみ(37) OPアンプ、アナログ加算回路。計算はアナログだけど入力はデジタル” の続きを読む

定番回路のたしなみ(36) OPアンプ、非反転増幅回路。単一電源オペアンプで100倍増幅

LT1006DUT
Joseph Halfmoon

前回は高精度オペアンプ(両電源)「4種盛り」にてド定番な反転増幅回路を嗜みました。今回も高精度カテゴリですが、単電源オペアンプを使用して非反転増幅回路を実験してみます。使用するオペアンプはLT1006。入力電圧範囲はグランドまで可能なので、0Vに近いmV単位くらいの信号をADにかけやすいくらいの電圧まで100倍増幅。
“定番回路のたしなみ(36) OPアンプ、非反転増幅回路。単一電源オペアンプで100倍増幅” の続きを読む

定番回路のたしなみ(35) OPアンプ、ド定番。反転増幅回路。OPAMP4種盛りじゃ

OPAMPs
Joseph Halfmoon

シリーズを振り返ってみたら、OPアンプは、ヒステリシスコンパレータとかちょいとメンドイ奴らをたしなんでいるのに、定番中の定番、反転増幅回路とかやってなかったです。そこで夏のオペアンプ祭り(なんだそりゃ?)ということでド定番回路を嗜むことにいたしました。ただね、1個じゃ寂しいです。そこでさしかえできる4種盛りで賑やかし。

“定番回路のたしなみ(35) OPアンプ、ド定番。反転増幅回路。OPAMP4種盛りじゃ” の続きを読む