鳥なき里のマイコン屋(158) Mbedオンライン環境からKeil Studio Cloud

OC2OKSC
Joseph Halfmoon

インストールせずに(また無料で)Arm用のオブジェクトを生成できるArm社Mbed Online Compilerにはお世話になっております。しかし環境の移行を促すメッセージが表示されるようになってまいりました。移行先は Keil Studio Cloudです。機能拡張は良いのですが今までのソースの移行は大丈夫か?

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連載小説 第94回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICを販売する米国現地法人のSS-Systemsへ赴任していましたが、夫の倫太郎さんがソミーヨーロッパへ転職する事になり、私もサイコーエジソンの現地法人があるドイツのミュンヘンへ異動しました。IT環境は、インターネット、電子メール、Windows95と新時代を迎える中、ヨーロッパでは携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(106) CMOSインバータを反転アンプに使う その1

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2021年12月号はCMOSインバータを反転アンプにつかう件です。「その1」なのでLTspiceで雰囲気を味わう(お茶を濁す)回なのです。ま、実習やろうにも手頃な「アンバッファ」タイプのCMOSインバータが手元にない、と。

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うさちゃんと一緒(15) 使えるピンはどれ? ボード上の接続、ポートの属性の違い。

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Joseph Halfmoon

前回までのように、うさちゃんRabbit4000をイーサネット経由で動かしている分には、手足のGPIO端子などは気にする必要はありません。でもそろそろマイコンらしい仕事をさせたいです。勿論、http経由でですが。しかし、うさちゃんのIO端子について全く分かってないことが発覚。大慌てで調べましたです。

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ブロックを積みながら(77) Node-RED、sortノードで流れてくるmsgをソート

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Joseph Halfmoon

今回はsortノードです。ベタで何の工夫もないソートの例題やってみました。数値配列をsplitしmsg列を sort ノードに送り込み、payloadの数値をキーにして昇順ソート、出力されたmsg列をjoinノードで配列(勿論ソート済の)に戻すというもの。言葉で書くとメンドウですが、ノードをつなげていくだけ、お楽。

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やっつけな日常(29) Rustに入ればRustに従え、「所有権」を「借用」できたのね

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Joseph Halfmoon

所有あれば借用もあり。Rust言語は現実的です。前々回は「特定のトレイトの標準的な実装」を継承することで構造体のクローンを作ってみました。クローンは元の構造体とは別な実体なので所有権も別、後はご勝手。その一方、今回は所有権を「借用」して、構造体を参照するどころか書き換えまでやってみます。やればできる!ホントか?

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部品屋根性(75) MCP3421、ADCのラズパイI2C接続、Pythonで制御の続き

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Joseph Halfmoon

前回、ΔΣ型の18bit ADコンバータ、MCP3421をRaspberry Pi 3 model B+にI2C接続。しかしPythonで動作テストをする際に「デーモン呼び出し」ていました。今回はPythonのI2Cモジュールを更新し「デーモン呼び出さずに」MCP3421を制御できるようにしてみた「続報」です。

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帰らざるMOS回路(25)今時ゲートレベルでもあるまいに。カウンタをVerilogしてみる

VerilogCounterEC
Joseph Halfmoon

前回はLogisimのライブラリから符号無整数の比較器「組み合わせ回路」をVerilogしてみました。今回はバイナリカウンタ「順序回路」をVerilogしてみます。端から部品を練習すれば、そのうち色々できるだろ~という勝手な思い込みです。記述のお作法もいろいろあるのだけれど、今のところ成り行き。徐々に修正する予定。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(74) ARM64(AArch64)、BFM命令、別名不在

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Joseph Halfmoon

今回は、前々回調べたビットフィールドMOV命令の実習です。最初から躓きました。BFM命令の別名(エイリアス)のBFC命令、アセンブラに拒否られました。実体命令であるBFMは存在しているんですがね。そのくせディスアセンブラは頼みもしないのにBFM命令をBFC命令にディスアセンブルしてくれます。いろいろあるのね、きっと。

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やっつけな日常(28) Raspberry Pi OS、32bit版から64bit版へ移行

Rpi4S64EC
Joseph Halfmoon

別シリーズでArmの64bitのアセンブリ言語命令を練習中。これにAndroidスマホ使ってました。でも最近スマホの電池の減りが速くて練習しずらいです(You tubeのせい。)そこで32ビットOSで引っ張っているRaspberry Pi 4を64ビットOSに移行しようと決断。簡単ではあるけれどいろいろあるんだ。

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忘却の微分方程式(54) 反復練習17、2次形式の標準形への変換、Maxima

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Joseph Halfmoon

今回は、処理の手順としては前々回の復習です。「対称行列を直交行列つかって対角化する」ってやつです。でも前回トートツにマクローリン展開などしていたので、既に前々回の手順は忘却の彼方へ。困ったもんだ。それにしても2次形式とかその標準形とか楕円とか、これまたトートツ感あるんですが。

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手習ひデジタル信号処理(46) FFTによるFIRフィルタ、外からみたら結果は同じ

BodeGain
Joseph Halfmoon

今回はFFT使ったFIRフィルタです。以前に「普通に時間領域」でFIRフィルタしていたもの。今回は、入力信号もフィルタ係数もFFTをかけて周波数領域で乗算してから、逆FFTで時間領域の信号に戻すのだ、と。無限の長さの入出力信号を小分けにするためには重複保持法使うんだとか。しかしオンラインコンパイラの件気になるのデス。

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データのお砂場(40) R言語、airmiles、米国の航空会社の旅客マイルとな、昔の

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Joseph Halfmoon

R言語所蔵のサンプルデータセットをABC順(大文字先)で端から眺めております。今回のデータセットairmiles、デジャヴか、いよいよ妄想でたか、と思ったら以前に似たものやってました。以前のは「人数」で「月次データ」、今回のものは「RPM」値で「年次データ」であります。いずれも60年以上前の航空業界のデータです。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(105) ディスクリート・トランジスタでアンプ出力段その3

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Joseph Halfmoon

前回、入力信号が3V振幅ならば、綺麗に線形な結果が得られる筈のXYグラフが折れ曲がっておりました。何故に?そこでちょっと実機回路を勝手改変して「線形な結果」が得られるようにしてみました。得られたのは良いけれども、なぜSPICEの結果と実機の結果がこうも違うのか?SPICEあるある?SPICEの闇?違うか。
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