Literature watch returns(18) MAiX MAniaX、aNo研[著]

JosephHalfmoon

前回、年甲斐もなく同人誌即売会的「技術書」に手を出して?しまいましたが、今回も「それ」です。商業出版社の出版物ではありませんが、ネットで入手可能。たかだか132ページの「小冊子」ではありますが、Kendryte K210にご興味のある方には必携の一冊じゃないかと思います。

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鳥なき里のマイコン屋(95) Longan nano、RISC-Vデバッガ

JosephHalfmoon

前回前々回とLongan nano上でアセンブラなど触り始めると、欲しくなるのがデバッガであります。大したプログラム書くわけではないので、Cであれば「伝統の」printfデバッグでもなんとかなりますが、アセンブラだと、やはり「止めて」レジスタなど見たくなる。そこでこれまたお手頃価格のデバッガ購入。

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忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ

JosephHalfmoon

前回は、つい易きに流れてブロック図の方に行ってしまいました。これでもかなりな事は出来そうだし、第一に絵が面白いです。でもね、どうもModelicaというものをちゃんと知るためには、「Modelica言語」を避けては通れないみたいです。例によって楽して学べるものはないかいな、とインストールされたソフトウエアをみてみると、ありました。OMNotebookというものが。 “忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ” の続きを読む

備忘録 2020/07/25 「仕事を楽しむ」

 あなたは仕事を楽しんでますか?
『失われた20年』が『失われた20年』となり『失われた30年』を経過した日本経済の低迷の一要因として『仕事を楽しむ』があるのではという仮説を立てました。逆説的には、経済低迷のために仕事が楽しめないという「鶏と卵の関係」でもあるかもしれません。
 まさかと思いつつ、Wikipediaにて『失われたxx年』の項目を探すと、10年、20年、30年は全て存在しました。『失われた40年』の項目は今のところありません。

 2020/07/28: 特許庁資料修正 2019→2020年版、◆ 働き方改革 の追記
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鳥なき里のマイコン屋(94) Longan nano、アセンブラその2

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前回、何もしないで「行って来い」だけのアセンブラ関数を書いて、生成されたオブジェクトコードを眺めてみたときに、ちと気になったことがありました。RISC-V用のツールチェーンのobjdumpがディスアセンブルしたコード、16ビット幅でした。その辺に転がっている資料をみるとRISC-Vの命令は32ビット幅の筈。なぜ?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(10) Milli-Ohm Meter、定格電力!

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前回、インダクタンス測定が多少マシな感じになってきたので、その余勢をかって?コイルでも巻いてみるべし、と思い立ちました。「測定しやすい」mHオーダのコイルです。エナメル線買ってあるし、連休だし。しかしコイルを巻くとインダクタンスだけでなく、抵抗値も測っておきたくなる筈だなあ。コイルの抵抗、そんな大きな値の筈がない。ミリΩ単位で測れないと。

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備忘録 2020/07/22 「2位じゃダメなんですか」

 「富岳」がスーパーコンピュータの性能ランキング世界第1位獲得し、理化学研究所と富士通株式会社は2020年6月23日に記者会見を開催しました。この報道で2009年の「2位じゃダメなんですか?」を久々に聞いて背景を調べてみた。 “備忘録 2020/07/22 「2位じゃダメなんですか」” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(93) Longan nano、アセンブラ関数を呼び出す

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前回、割り込みを使うにあたって、Longan nanoはRISC-Vコアといいながら、RISC-Vのことなんぞ、ちーとも勉強しないまま、漫然とCでコーディングしている具合の悪さを痛感いたしました。やはりコアを知るべきでしょう。そのためにはアセンブラで書いてみるのが一番。つらつら本を読んでも右から左に忘れてしまいますが、コーディングしてバグったことは忘れない?

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忘却の微分方程式(6) OpenModelica、触ってみる

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前回、インストールしたOpenModelicaにいよいよ触ってみたいと思います。しかしね、どこから始めたら良いのか。OpenModelicaもまた、複数の峰々が並ぶ深い山塊に例えられるかもしれません。登り口次第で入りやすいところもあり、そうでないところもあり。

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特許の失敗学[20] 事例研究(3) Aピラー透明化 その3

特許の失敗学


 発明アイデア「Aピラー透明化」事例研究の最終回です。

 ほとんどの発明アイデアは、Google検索で新規性が無いことがわかります。もしもキーワードを変更して検索しても先行技術が見つからないときには、別の特許検索ツールで確認します。先行技術が見つからない場合でも、特許明細書には先行技術文献との違いを記載します。そのため出願する発明に最も近い先行技術文献を探す必要があります。 “特許の失敗学[20] 事例研究(3) Aピラー透明化 その3” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(92) Longan nano、外部割込み

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前回は、Longan nanoのADコンバータを動かしてみましたが、なるべくまだ触っていないDMAとか割り込みとかには触れないようにソフトトリガの単発変換でした。今回は、積み残しの機能からまず割り込みを使ってみたいと思います。でもね、ちゃんと読んでいないのだRISC-Vの割り込みの仕組み。 “鳥なき里のマイコン屋(92) Longan nano、外部割込み” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(9) インダクタンス測定再び

JosephHalfmoon

前回は、M1Kでの特性インピーダンス測定がうまく行きませんでした。その原因はM1Kのインピーダンスアナライザでは十μHほどの値のインダクタンス測定で誤差が大きすぎるためでした。大体100μHほどの値のコイルのインダクタンスの測定すら誤差が大きいのに、それより小さな値のインダクタンスを測ろうとしても無理があります。今回はなんとか100μHのコイルのインダクタンスを測りたい、というのが目標であります。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(9) インダクタンス測定再び” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(91) Longan nano、ADC 単発変換

JosephHalfmoon

Longan nano(Sipeed社製ボード)は、 GigaDevice Semiconductor社のRISC-Vコア搭載32ビットマイコンGD32VF103を搭載しています。低価格なだけあって、マイコンとしては小ピンの部類のパッケージバージョンですが、周辺は充実、なかなか全てを触りきるまでに至りません。本日はかねて懸案のADコンバータを触ってみます。

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忘却の微分方程式(5) OpenModelica、インストールのついでに

JosephHalfmoon

前回まで、ブロックダイアグラムを描けば、微分方程式も「解けて」しまうScilab+Xcosを触っておりました。そこでついつい(手が滑った?)Modelicaモデルなるものにまで触れてしまいました。Xcosがもっているもともとのブロック共とは異なる出自で、異なる「考え方」の「部品」です。調べてみるとModelica自体は、「モデリング」のための言語処理系でもあり、ライブラリでもあり、なかなか面白そう。そこでついついModelicaネイティブな処理系に手を出してみることに相成りました。

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