ぐだぐだ低レベルプログラミング(184)x86(16bit)、シフト、ローテイト(86のね)

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Joseph Halfmoon

前回は、MUL(掛け算)命令。今回はレジスタやメモリの中のビットをシフトしたりローテイトしたりする命令について調査。全8種類(実際は7種類)もあり。「フツーの」RISCはこの系統の命令種類をこれほどもってません。それにキャリーフラグが影響うけること多いなど動作もクセ強。御先祖の8ビットの血統を色濃く受け継いでおると。
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Pico三昧(27) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較3

ProcessorSubsystem
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前回までに、ラズパイPico2搭載のRP2350とPico搭載のRP2040の電源、クロックなどの比較を行いました。いよいよチップの内部です。最初は「プロセッサ・サブシステム」部分。PicoのRP2040はデュアルArmコア、RP2350ではデュアルArm+デュアルRISC-Vだと。でも実は構造、かなり似てました。
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データのお砂場(152) R言語、economics、米国の経済指標データ{ggplot2}

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Joseph Halfmoon

さて今回は米国の経済指標データです。米国の中央銀行にあたる連邦準備銀行の一つであるセントルイス連邦準備銀行は蓄積した各種統計データとその研究で有名みたいです。素人老人は知らんかったよ。その定評あるデータを使っているggplot2の各種グラフ描画例を適当に選んで味わってみるの回?です。例を引き写しているだけなのよ。

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Pico三昧(26) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較2

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Joseph Halfmoon

前回はラズパイPico2搭載のRP2350とPico搭載のRP2040の電源、クロック端子などを中心に比較してみました。今回は残りの端子を比べてみます。しかし調べているうちにRP2354なる型番のチップも存在(現物を見たわけでないけれども)することが分かりました。パッケージ内部にFlashをスタックした版みたい。

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忘却の微分方程式(166) Maxima、{ezunits}、単位と変換、次元解析、物理定数

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Joseph Halfmoon

頭の抽象度が低い年寄っす。年寄になる前からそうなので、数字には何か単位がついてないと不安を感じます。単位がついていたからといって分かったというわけでもないんだけれども。でもま、そんな抽象度の低い老人にもMaxima様のご配慮は行き届いております。ezunitsパッケージとな。直接呼ぶ必要もないのだけれども。 “忘却の微分方程式(166) Maxima、{ezunits}、単位と変換、次元解析、物理定数” の続きを読む

ソフトな忘却力(67) FreeDOS、FORTRAN-77、READしてWRITE

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前回は、古式ゆかしくWRITE文とFORMAT文を使って「ラインプリンタ」風出力を行ってみました。実際は標準出力に印字するだけだけれども。今回はREAD文とFORMAT文をつかって「カードリーダ」(といっても磁気カードとかRFIDではないよん。紙カードだよ)からの読み込みを行ってみます。実際には標準入力なんだけれども。

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Pico三昧(25) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較1

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Joseph Halfmoon

過去回(第21回)でラズパイPico2搭載のRP2350マイクロコントローラのデータシート、PicoのときのRP2040のそれに比べて2倍以上のページ数(1346p)があると愕然としました。愕然としてばかりもいられないので、少しづつ読み進めていきたいと思います。RP2040と比べながらね。今回は電源、クロック端子など。

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SPICEの小瓶(53) LTspice、AC解析「AC 1」の件、誤解していた!

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LTspice名人、三共社渋谷先生がアップされたYouTubeビデオを視聴させていただき目から鱗。AC解析のときに電圧源に設定する「AC 1」の件、大誤解発覚。「1V入力では振幅振り切れてしまうよ~」と勝手に心配していたことは杞憂。AC解析はあくまで「小信号」解析につき、振幅がクリップすることはないっ!なんと。

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ソフトな忘却力(66) FreeDOS、FORTRAN-77、文関数、DO、FORMAT

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さて前回は40年以上ぶりでFORTRANでHELLO WORLDするのにPRINTなどと書いてしまいました。遥かな太古、WRITE文に漏れなくFORMAT文がついてきた記憶。今回は出力WRITEに加え、文関数の定義、DO文、FORMAT文など使って計算してみますぞ。ちょっとはFORTRANの雰囲気出てきた?まだまだ。

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ブロックを積みながら(173) Scilab/Xcos、回転のアニメーション表示、RPM?

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Joseph Halfmoon

前回は公転周期数十年、軌道長半径数十天文単位(au)という長大な回転運動を観察しました。今回はぐっと俗世に近付きます。「RPM」一分間の回転数で測れるような物体の回転を「実時間」に近い感じでアニメーションして~と。「回す」ターゲットの想定現物は、内燃機関、電気モーターなんでもよいので、そういう奴ら向けのモデルのひな型。

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Pico三昧(24) ラズパイPico2、MicroPythonで吉例Lチカ

Pico2MicroPython
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前々回はC/C++ SDK、前回はArduino IDEを使いラズパイPico2上で吉例Lチカ。今回はMicroPythonです。Pico2用のバイナリ(まだPreview版ですが)が既にMicroPythonの公式で公開されてます。書き込めば動きます。Pico用のMicroPythonソースそのままで吉例LチカOK。

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手習ひデジタル信号処理(149) Scilab、{IPCV}、LogPolar対数極座標変換

LogPolarSample
Joseph Halfmoon

前回は直線を検出するハフ変換でした。今回はLogPolar(対数極座標)変換です。噂では人間の網膜のモデルに近いのだとか。知らんけど。その名の通り縦横のデカルト座標を極座標に変換するのですが、ちょいとひねりが効いており距離は対数とってます。どうも図形を回転したり拡大縮小したときに「不変」的なものを観察できる変換みたい。
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ソフトな忘却力(65) FreeDOS、OpenWatcom FORTRAN、77だぜ。

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Joseph Halfmoon

前回までTurbo Pascalの系譜を現代に継ぐ?Free Pascalを触ってきました。今回からは「大文字で綴らないといられない」FORTRANです。近代的なFortranではなく固定フォーマットの77ね。「灰の中から不死鳥のごとく蘇った」らしいOpenWatcomの逸品。とりあえずHello Worldからだな。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(183)x86(16bit)、MULのオペランドは1個?

MULreg
Joseph Halfmoon

前回はADD、SUBなどの算術演算命令、AND、ORなどの論理演算命令8種が「ほぼほぼ」以下同文ということを確認しました。でも算術演算といえば加減乗除というくらいで、乗除はどうなってんの?そこで今回は乗算命令MULを見ていきます。「何かと何かを掛ける」命令のハズなのに、アセンブラのオペランドは1個だけ。なして?

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