今回はADC(アナログ・デジタル・コンバータ)です。今回はRP2040とRP2350の仕様の比較というより「ADC設計の苦闘」の様子を垣間見るの回。よくよく見てみるとPicoのRP2040でもPico2のRP2350でもADCには手こずっている雰囲気が漏れ伝わってまいります。アナログ素人老人は詳しいことは分からんけど。
手習ひデジタル信号処理(156) Scilab、{IPCV}、stitching、画像連結
前回は「最近のカメラだったら出来て当然」のお顔検出。今回も「できて当然」機能です。複数枚の写真を繋ぎあわせて「パノラマ画像」を作るような操作。Image Stitchingと唱えるようです。前々回でやったような画像特徴点を取り出して「同じ」とみなせる点を重ねていくみたいです。でもHELP例がエラーになるのよ。 “手習ひデジタル信号処理(156) Scilab、{IPCV}、stitching、画像連結” の続きを読む
Lispと一緒(19) ラズパイPico2でもuLisp、list関連関数
Common Lispの系譜を継ぐマイコン上のuLispをラズパイPico2上で練習中。今回は巡り巡ってリスト関係の関数に戻ってまいりました。uLispは「マイクロ」なので関数の数は少ないですが、この辺の関数どもの挙動にはCommon LispとuLispの差は見えませぬ。あったら困るか?さっさと練習して次へ。 “Lispと一緒(19) ラズパイPico2でもuLisp、list関連関数” の続きを読む
ぐだぐだ低レベルプログラミング(189)x86(16bit)、セグメントレジスタ操作
前回8086/88, 80186のセグメンテーション(ほぼほぼ80286.386以降のリアルモード相当)についておさらいしたので、今回は「メンドクセー」奴らセグメントレジスタを実際に操作してみます。といっても「読み・書き」するだけなんだけれども。そんな簡単な操作でも一筋縄でいかない感じがほの見えるのであります。
データのお砂場(158) R言語、哺乳類の睡眠時間データ、{ggplot2}
さて今回は、哺乳類の睡眠時間に関するサンプルデータセットです。人間様を含む83種のデータです。どうやって測定したのか詳細は不明ですが、トータルの睡眠時間、レム睡眠の時間、睡眠サイクルの時間(長さ)などの記載があります。しかし、NAかなり多め、まあそんなデータを測定しようとすること自体難しそうなので、しかたないか。
忘却の微分方程式(172) Maxima、{vect}、ベクトル解析、ローテーション
前回はダイバージェンス(div)、今回はローテーションです。遥かな太古、お惚け老人が学校でベクトル解析を習ったとき、rot (rotation)というお名前で習いました。rotでなく、curl とお書きになる流儀もあるみたい。Maxima様はどうも curl 流であるようです。rotと書いたらエラーになりましたぜ。 “忘却の微分方程式(172) Maxima、{vect}、ベクトル解析、ローテーション” の続きを読む
Pico三昧(43) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、SPI比較
シリアル3兄弟「UART、I2C、SPI」の末尾を飾る?今回はSPIです。同期式全二重(半二重のMicrowireプロトコルにも対応)のSPIです。前2者よりも高速化容易。搭載ユニット数は2個、Arm社PrimeCellのIP搭載とRP2040とRP2350の差は無いように見えます。でもま、コマケー差はありーの。 “Pico三昧(43) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、SPI比較” の続きを読む
連載小説 第166回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出
<これまでのあらすじ>
サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品の営業に携わっています。10年近くに及ぶ海外赴任(アメリカ、ドイツ)を経て、今は東京から海外市場をサポートしています。インターネット、IT機器、携帯電話など新しい技術や製品が日々生まれ、それらをサポートする我々の電子デバイスビジネス(半導体、液晶表示体、水晶デバイス)も大忙しだったのですが、世界は激変していきます。乗り遅れると大変な事になっちゃうんだけど、もう乗り遅れてる?
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(208) アナログ・ポリフェーズ・フィルタその2
アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年8月号(和文版)の実習2回目。前回はRC受動回路のみのポリフェーズ・フィルタ。回路は簡単。でも特性はビミョー。今回はトランジスタ4個で差動増幅器を作り、差動出力の負荷としてLCフィルタを使う回路です。90°づつ位相がずれた信号が取り出せるっと。
Lispと一緒(18) ラズパイPico2でもuLisp、配列、array
Common Lispの系譜を継ぐマイコン上のuLispをラズパイPico2上で練習中。今回は配列、arrayを練習してみます。今回はCommon LispとuLispの差というより、処理系依存な部分がちょいと見えましたかな。まあ、注意してたらその差は見えないような使い方は十分できそうな気がするけど(個人の感想デス。)
ブロックを積みながら(178) Scilab/Xcos、剛体の回転、回転エネルギーも表示
前回は、剛体の回転運動モデルに任意のトルク波形を与えて回転させるようにしてみました。回転のアニメーション表示はするし、角速度も表示できるのですが、いくつか表示項目を増やしたい希望があります。まずは回転の運動エネルギー[J]ですかね。計算式そのものは単純、ブロックをいくつか追加するだけ。
手習ひデジタル信号処理(155) Scilab、{IPCV}、Haar Cascadeでお顔
前回は画像特徴点の抽出関数どもを使用。交通標識の識別を試みました。今回も「古典的」な画像認識の手法です。Haar Cascadeとな。画像の中から「お顔」に見えるような領域を検出するのに向いたカスケード構造の分類器らしいです。最近のカメラだったら出来て当然?の機能か。その昔デモ見たときはビクッリしたもんだが。
Pico三昧(42) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、I2C比較
前回はUARTでした。今回はI2Cです。今回も前回と同じようなことを書きます。RP2040でもRP2350でも搭載しているユニット数は2個。前回同様に微妙な相違です。その差は前回よりも小さいです。前回はまだRP2040で使えなかった端子がRP2350では使えるとか御利益があったですが、今回はフツーにしてたら何もない? “Pico三昧(42) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、I2C比較” の続きを読む
ぐだぐだ低レベルプログラミング(188)x86(16bit)、セグメンテーションその1
ことさらにMOVなど転送命令を避けて今回に至ります。流石にこの辺で悪名高い x86 のセグメンテーションについて説明しておく必要を認めました。そこで今回はリアルモードのセグメンテーションの図解といたします。まあセグメンテーションといいつつ、そのうちやるつもりのプロテクテッド・モードのそれに比べりゃ可愛いもんだけれども。
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