L.W.R.(52) 論理設計とスイッチング理論、室賀/笹尾訳、1981、共立出版

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Joseph Halfmoon

今回は前回より約10年遡り、『論理設計とスイッチング理論』です。著者は当時の日本のコンピュータ業界(および半導体業界)で知らぬ人のいない第一人者であった室賀三郎 先生です。ただし、御本の来歴はちと変則。室賀先生が自ら英語で著した教科書をご本人と笹尾先生が翻訳したという体裁。元はbit誌の臨時増刊であったらしいデス。
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L.W.R.(51) The SPARC Technical Papers、1991、SUN

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Joseph Halfmoon

前回は1980年代後半から1990年代ごろのRISCの代表選手の一つ、MIPSの解説書でした。MIPS取り上げたのなら2大巨頭のもう一方を取りあげないわけにいかんでしょう。SPARCです。掘り出したご本はSPARCアーキテクチャに関する論文集です。これ1冊読めばSPARCの心が分かるとか分からんとか、誰が言った?

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SPICEの小瓶(57) FM変調波形、LTspiceからScilabへ波形を輸出、その2

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Joseph Halfmoon

前回はLTspiceの非定周期の信号をScilabで処理するためのお手製関数作ってみましたがイマイチ。取り込んだ後で無理やりローパスフィルタをかけてなんとかした感じ。それどころかそのお手製関数にバグあり。しかしそれよりも前回やらなかった方法の方が結果が圧倒的良いので前回の方法は捨ててしまいました。見通しの無さだよ~。

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L.W.R.(50) MIPS RISC ARCHTECTURE、1992年、MIPS

Joseph Halfmoon

今時、RISCプロセッサといえばArmかRISC-Vですが、1980年代後半から1990年代ごろ、RISCといえばSPARCとMIPSが2大巨頭でした。SPARCはSUN、そしてMIPSにはSGIというワークステーション大手がつき、特にSGIはハリウッド映画のCGを担っていたりして栄華を極めてました。その時代の文書。
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ブロックを積みながら(185) Scilab/Xcos、Xcosデモに学ぶ? バンバン制御

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Joseph Halfmoon

Scilab/Xcosにはデモが含まれております。改めて見直してみたらば「制御ネタ」多数収録されてます。自前で試行錯誤する前にデモで開示されておる定石をば身に着けるべしと(忘却力の老人がどれだけ記憶できるかわかりませんが。)今回は、バンバン制御(オンオフ制御のことですな)です。やっぱりデモはスマート。 “ブロックを積みながら(185) Scilab/Xcos、Xcosデモに学ぶ? バンバン制御” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(166) Scilab、{IPCV}、Object Tracking

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Joseph Halfmoon

ScilabのIPCV使わせていただいていて、Helpファイルのサンプルが正常に動かね~とかいう事態はアリガチ。今回もオブジェクト・トラッキングを行おうとしたらいけません。IPCVの関数がイケない?のかと疑ったらば、まさかの「矩形描画」関数の問題みたい。IPCVの関数は濡れ衣?代替手段ありーのでなんとかなったけれども。
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Lispと一緒(43) ラズパイPico2でもuLisp、breakとtrace、デバッグ

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Joseph Halfmoon

今回はuLispのデバッグ機能。この機能はエディタ同様uLisp処理系そのものに組み込まれており、外部プログラムなど必要とはしません。ただし機能を顕現させるには事前の準備が必要です。まずはユーザープログラムの書き換え不要な trace が第1チョイスかと。関数内部の奥深くに探りを入れる場合は breakすかね。
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(200)x86(16bit)、ENTER、LEAVEその2

Joseph Halfmoon

前回は、ENTERが作り出すスタックフレームを眺めながらボヤイてましたが演習には至りませんでした。「やりたくないな~」感が充満。Debug.exeは強力なソフトウエアデバッガですが、「ソフトウエアの」デバッガです。自身がブレークかけるためにもスタックを消費。スタック操作の証拠を残すのがメンドイです。仕方ねえ、やるです。

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データのお砂場(168) R言語、canada.cities、カナダの街、{maps}

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Joseph Halfmoon

R言語所蔵のサンプルデータをABC順に眺めてます。今回からmapsパッケージ所蔵のサンプルデータに入ります。初回は canada.citiesなるサンプルデータベースです。2006年正月のデータらしいのでRのサンプルにしたらば新しい方?しかしmapsパッケージなのにまさかの事態に遭遇。カナダの地図を描きたいのだけれど?

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Lispと一緒(42) ラズパイPico2でもuLisp、SHA256ハードを試用

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Joseph Halfmoon

別シリーズの過去回にてラズパイPico2、RP2350の周辺回路 SHR256計算機(アクセラレータ?)を調べました。メンドいハッシュの計算を自主的に行ってくれる優れものです。調べただけで実機動作がまだだったので、今回uLispから突いて計算できることを確認。まあ動作確認用のサンプルコードでしかないすけど。 “Lispと一緒(42) ラズパイPico2でもuLisp、SHA256ハードを試用” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(199)x86(16bit)、ENTER、LEAVEその1

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Joseph Halfmoon

前回CALL/RET命令を練習。しかし即値つきRETはENTER/LEAVEと一緒ね、ということで後回し。今回はENTER/LEAVE命令(8086に不在、80186以降のx86が装備)が「想定」しているスタックフレームについて復習していきます。便利?「高水準言語とのセマンティンクギャップ」が叫ばれた当時のアダ花?
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SPICEの小瓶(56) FM変調波形、今度はLTspiceからScilabへ波形を輸出?

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Joseph Halfmoon

前回、Scilab上で生成したFM変調信号、サンプリング周波数一定の信号をLTspiceに輸入したらばLTspice上では「フツー」に定周期ではない(変曲点あたりで時間キザミが細かくなる)信号としてシミュレーションされていることを観察。今回は逆。LTspiceの非定周期の信号をScilabに輸出するけどどうするの?
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Lispと一緒(41) ラズパイPico2でもuLisp、uLisp to C 変換

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Joseph Halfmoon

uLisp上の「セルフ」開発ツール、アセンブラコンパイラ、そして前回のエディタと経めぐってきましたが、今回は「クロス開発?」向けのコンバータです。uLisp関数をCのソースコード形態に変換してくれるもの。Arduino環境へ輸出すれば「セルフ」にもなり。しかし「コマケーことはいいんだよ」な感じです。

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手習ひデジタル信号処理(165) Scilab、{IPCV}、ROI をフィルタ

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Joseph Halfmoon

前回はFFTかけて周波数ドメインでフィルタしてから元画像に戻す操作を練習。しかしその適用は全画面に一律でした。今回は画像の一部領域(ROI、Region of Interest)のみにフィルタをかける関数を練習してみます。まあフィルタかけてもお惚け老人は、よくよく見て気づく程度なんだけれども。老眼はツライよ。

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