お手軽ツールで今更学ぶアナログ(207) アナログ・ポリフェーズ・フィルタその1

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Joseph Halfmoon

今回からアナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年8月号(和文版)です。再びフィルタ。しかし今回はアナログ・ポリフェーズ・フィルタ。「想定」されているのは入力信号からIとQを取り出して複素信号にしたい、ってことみたい。無線の風が吹いてきたような気がする。アナログ素人老人はビビルぜ。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(206) アクティブフィルタ、Twin-T ノッチ・フィルタ

Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年7月号(和文版)、長らく実習してきましたが漸く末尾。毎回1種類のフィルタというペースでちんたら実習してきたからですが。末尾にいたりて実習するフィルタはTwin-T型のノッチフィルタとな。T型のパッシブな回路2つとオペアンプ2個をくみ合わせたもの。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(205) アクティブフィルタ、Tow-Thomasフィルタ

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Joseph Halfmoon

前々回までサレンキー型、前回はKHN状態フィルタでした。そして今回はTow-Thomasフィルタ。双2次(Biquad)フィルタだそうな。近眼の目で回路を遠くからみれば前回のKHN状態フィルタと今回のTow-Thomasフィルタはクリソツ。老眼の目を近づけてみたらばRとCが違ってたりフィードバックが変更されてたりと。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(204) アクティブフィルタ、KHN 状態変数フィルタ

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Joseph Halfmoon

前回までサレンキー型アクティブ・フィルタの実習してきましたが、どうもサレンキー型にも「限界」あるみたいです。他の形式のアクティブ・フィルタも実習せよ、との思し召しのようです。今回は「状態変数フィルタ」だそうな。主要パラメータを個別調整可能だと。発明者3名様の頭文字をとって KHN状態フィルタと呼ばれることもあるみたい。
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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(203) サレンキー型アクティブ・フィルタその3、BPF

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Joseph Halfmoon

サレンキー型のアクティブ・フィルタの実習を続けてきております。前々回はLPF(ローパス・フィルタ)前回はHPF(ハイパス・フィルタ)でした。今回はBPF(バンドパス・フィルタ)です。このフィルタはちょいとクセ強みたいです(バンド・ストップほどでないけど。)実験回路通りに実習すれば予定通りっと。いいのかそんなことで。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(202) サレンキー型アクティブ・フィルタその2、HPF

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Joseph Halfmoon

前回はサレンキー型のアクティブLPFでした。今回は同じくサレンキー型のアクティブHPFです。前回は御本家アナデバ様のStudentZoneのURLのリンクについてブツクサ怖れ多いこと書いてしまいました。その件については現時点で直ってます。今回は別に、回路に1個、いや2個見つけてしまいました。コマケー話なんだが。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(201) アクティブ・フィルタPart 2、隠されていた?

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年7月号(和文版)、待っていたらば8月末に。通例英文版発行の翌月に公開されるのだがと検索。ありました。本文そのものは存在。しかし何時も見ているStudentZoneのトップページからのリンクが不在。アナログ権化のアナデバ様の中の人も弘法も筆の誤り?

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帰らざるMOS回路(80) Xilinx Vivado、RISC-Vの横にmyRTLブロック

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前回、RISC-V(MicroBlaze-V)コアのタイミングエラー問題が解決(よく分かってないけど)したみたい。そこで今回からコアの横に「自前の回路」を並べていきたいと思います。自前の回路はRTL(とりあえずVerilogね)記述としましたが、これをRISC-Vコアのお隣に置くのはどうしたらよかですか?やってみます。

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SPICEの小瓶(52) LTspice、DC解析の小ネタ2つ

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アナログ素人老人は、DC解析というと「電圧源、電流源の出力を掃引してDC特性のグラフを描く」という使い方しかしてませんでした。しかし、またまた LTspice のサンプル回路が格納されている Educational フォルダを漁っていて「いつもと違う」DC解析のテクを発見。実はそんだけでもなかったと。

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定番回路のたしなみ(52) 続々ウイーン・ブリッジ発振回路、LTspiceに例があったのね

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過去回にてウィーンブリッジ発振回路をたしなんでみました。「美麗で比較的低速な正弦波」を生成できる定番回路です。第25回では「調整」に一苦労、第26回ではAGC的な回路で安定的に発振させることができました。今回LTspiceのExampleフォルダ中にウィーンブリッジ回路発見。「続々」ということでたしなんでみます。

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SPICEの小瓶(51) LTspice、2ポート回路のパラメータを求める

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アナログ素人老人が一度も使ったことの無かったステートメントの一つが .NET ステートメントです。「ネットワーク・パラメータ」を計算してくれるもの。インピーダンス(Z)にアドミタンス(Y)、ハイブリッド(h)、恐ろし気なSパラメータもありーの。FとかGとかもあったような気もする。LTspiceで計算できるのだと。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(200) アクティブ・フィルタPart 1の「その4」

Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年6月号(和文版)、なんと4回目です。前回までオペアンプ1個のアクティブフィルタを実習してましたが、今回はオペアンプ3個を使うバンド・ストップ・フィルタです。でもね、ちょいと使用するオペアンプの個数に問題あり。「ちょろまかし」てます。

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帰らざるMOS回路(78) Xilinx Vivado、RISC-V、高級FPGAならOK?

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Joseph Halfmoon

前回、RISC-V(MicroBlaze-V)コアの中にタイミングエラーが出るので悩んでました。使用しているFPGAは「お求めやすい」けれども「小さくて速いとは言えない」Spartan-7です。多分、スピードグレードも一番お手頃なやつ。もしかして「速い」FPGAターゲットにしたらタイミングエラー消えるんでないの?

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(199) アクティブ・フィルタPart 1の「その3」

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年6月号(和文版)の3回目です。前回までにオペアンプ1個の「プリミティブな感じ」のアクティブフィルタ、ローパス(LPF)、ハイパス(HPF)と実習してきました。今回はご所望の周波数帯だけを通過させるバンドパス・フィルタ(BPF)です。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(199) アクティブ・フィルタPart 1の「その3」” の続きを読む