鳥なき里のマイコン屋(176) Waveshare、RP2350-GEEK着弾

RP2350GEEK
Joseph Halfmoon

ご無沙汰だった本シリーズを復活させたのは他でもありません、「お楽しみのマイコン製品」をつい買ってしまったからです。Waveshare社のRP2350-GEEKとな。ぶっちゃけRaspberry Pi Pico 2相当回路をカラーLCDパネルとインタフェースコネクタ付USBスティック型の筐体にいれたもの、であります。
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SPICEの小瓶(75) LTspice、{Educational} ISO 7637-2

ISO7637_pulse_pulldown
Joseph Halfmoon

LTspice配下のExampleフォルダ内Educationalフォルダ所蔵の回路図を経めぐってます。前回は ISO 16750-2、車載デバイスの電源波形の規格でした。今回は ISO7637-2、ノイズ波形の規格です。こんな波形が入力されても保護回路で大丈夫な線までなんとかしろよ、ってことでしょうけど。キビシー。 “SPICEの小瓶(75) LTspice、{Educational} ISO 7637-2” の続きを読む

SPICEの小瓶(74) LTspice、{Educational} ISO 16750-2

selectModel
Joseph Halfmoon

LTspice配下のExampleフォルダ内Educationalフォルダ所蔵の回路図を経めぐってます。前回はIGBTでした。今回は車載っす。 ISO 16750-2、車載用のデバイスに対する負荷試験の波形規格です。こんな酷い電源波形でも、マズいことが起こってしまうようだとシバかれるみたい。キビシ~(若者は知らんか?)
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SPICEの小瓶(73) LTspice、{Educational} IGBTのDC解析

IGBTcircuit
Joseph Halfmoon

LTspice配下のExampleフォルダ内Educationalフォルダ所蔵の回路図を経めぐってます。前回は謎のサブサーキットでした。今回は、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)です。 高電圧・大電流のスイッチングに使われるMOSFETとバイポーラの合わせ技的パワーデバイスです。まあDC解析は単純明快?

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SPICEの小瓶(72) LTspice、{Educational} 謎のcapometer

Joseph Halfmoon

LTspice配下のExampleフォルダ内Educationalフォルダ所蔵の回路図を経めぐってます。前回は「TRIACとDIAC」でした。今回は capometer という謎のサブサーキットを登載したFc.ascです。 どうもバラクタ(可変容量ダイオード)のC-V特性「測定用」の回路みたいっす。しかし謎が多いデス。
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SPICEの小瓶(71) LTspice、{Educational} TRIACとDIAC

DIAC_TRIAC_model_circuit_PF
Joseph Halfmoon

LTspice配下のExampleフォルダ内Educationalフォルダ所蔵の回路図を経めぐってます。前回は「DC動作点解析」でした。今回は、TRIACとDIACを使ったランプの調光回路です。交流つかったこの手の回路を実用化するときは、高調波対策が必須みたい。わしゃ、やらんけど。 でも計算の入口はみておきたいデス。 “SPICEの小瓶(71) LTspice、{Educational} TRIACとDIAC” の続きを読む

SPICEの小瓶(64) LTspice、{Educationalフォルダ} LM741内部

LM741model_EC
Joseph Halfmoon

前回は一部界隈で今だ熱狂人気のLM308でした。今回も「遠き神代から生き残った」オペアンプの内部回路です。LTspiceのファイル名としてはLM741なんだけれども、お惚け老人は「μA741」と呼びたい逸品です。アナログ素人老人でも知ってる「知らないとモグリ(老人はモグリだけれども)」なオペアンプです。

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SPICEの小瓶(63) LTspice、{Educationalフォルダ} LM308内部

LM308model_EC
Joseph Halfmoon

前回はLM78xxレギュレータ(相当のLTspiceモデル)の中身を覗きました。今回は同じLMシリーズから、LM308オペアンプ相当の回路を眺めたいと思います。遠き神代のプレシジョン・オペアンプだろ、と思っていたら、どうも一部界隈ではいまだに人気のオペアンプみたいです。とっくにディスコンになっているのだけれども。

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SPICEの小瓶(61) LTspice、{Educationalフォルダ} NE555内部

NE555_sim_schematicEC
Joseph Halfmoon

LTspiceのexampleフォルダ配下のEducationalには、「現物デバイス相当」のモデルが格納されてます。BCDカウンタ74160電圧制御発振器MC1648と練習してきて、今回はみんな大好きアナログタイマNE555の「バイポーラ・トランジスタ」レベルのモデルです。まあSpiceモデルも含まれているんだが。
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SPICEの小瓶(60) LTspice、{Educationalフォルダ} 電圧制御発振器

MC1640simModel_EC
Joseph Halfmoon

前回、Educationalフォルダに格納されていたBCDカウンタ74160のモデルを動かしてみました。Educationalフォルダを探してみると、他にも「現物デバイス」のモデルが格納されているみたいです。興味シンシンよのう。今回は古のモトローラ社の電圧制御発振器MC1648のモデルを練習してみます。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(230) ハートレー発振回路、LTspiceの例題回路

ltspiceExample_HartlyEC
Joseph Halfmoon

前回までアナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年2月号(日本語版)の実習やってました。ハートレー発振回路です。諸般の都合で実習が尻切れに終わってしまったので、今回はLTspiceのExamplesフォルダ内を漁ってみました。定番「ハートレー」回路なら、きっと例題回路がある筈。ありましたぜ。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(219) 可変ゲインアンプその2

VGA_BB_EC
Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2024年12月号(日本語版)の実習2回目。前回は可変ゲインアンプ(VGA)のLTspiceシミュレーションのみでお茶を濁しました。今回はシミュレーション済の回路をブレッドボード上に実装、シミュレーション通りに動いているのを確認。チョロい筈なんだが老眼の老人はヤバいよ。
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Pico三昧(50) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、DC/AC

Joseph Halfmoon

前回は絶対最大定格でした。何のかんの言ってもPicoもPico2も必要最低線の記述あり。頭の固い年寄なので絶対最大定格の後は、DC特性、AC特性が続くものと期待してしまいます。ただこの頃の各社の文書を拝見すると必ずしもそういう章立てでないこともあるみたい。ただしPico、Pico2に関してはAC関係の記述簡素すぎ。

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Pico三昧(49) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、絶対最大定格

Joseph Halfmoon

今回は電気特性の冒頭付近に書かれている「絶対最大定格」。RP2040とRP2350を比べるだけではイマイチな感じがあったので、日米欧のマイコン業界の巨人?ルネサス、マイクロチップ、STエレクトロニクスの3社のチップの「絶対最大定格」とも比較してみましたぞ。まあ各社クセはあるけれども必要なことは書かれている。大丈夫か?

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