鳥なき里のマイコン屋(110) Arduino, Wio, M5Stack, loop()の速さ

Arduino and compatibles
Joseph Halfmoon

このところArduino環境、便利、便利と使わせていただいております。ちょっと気になったのは、その処理の実態たるloop()関数の「速さ」。いったい1秒間に何回くらい回っているの?「標準的な」Unoの場合117kHzという数字を見つけたのですが本当か? 同じ環境でもWio TerminalやM5Stackなどはきっと違う。測ってみます。大体のところ。 “鳥なき里のマイコン屋(110) Arduino, Wio, M5Stack, loop()の速さ” の続きを読む

IoT何をいまさら(61) Wio Terminal、スクロールするテキスト表示

Wio Terminal LCD & 5way Switch
Joseph Halfmoon

前回、SerialポートをBlynkに渡すために、自前の文字出力はLCD画面に向けてみました。毎回、泥縄で出力しているのも辛い。SerialポートのようにLCDでも垂れ流しで文字列出力していけると良い。ついでにWio Terminal の5Wayスイッチも使えると尚善。どこか漁ったら良いライブラリなどあるのかもしれませんが、今回は自前で制作。 “IoT何をいまさら(61) Wio Terminal、スクロールするテキスト表示” の続きを読む

ブロックを積みながら(6) ArduBlock、ちゃんと動くファイルはどこ?

ArduBlock OLD version
Joseph Halfmoon

「ブロックを積みながら」前回の投稿が4月であったので、半年以上も間が空いてしまいました。前回までBlocklyの処理系をいじりながらVPLの「心」に近づきたいなどと思ってきましたが、方針を改めました。「使う側」から迫ろうと。ついては、最近ハードの方も原点回帰でArduino使うことが多いので、Arduino用のVPLの一つArduBlockを使ってみます。

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部品屋根性(22) 8×8 LED Matrix, 1588BS

8x8LED Matrix 1588BS
Joseph Halfmoon

前回、Holtek社のLEDマトリックス制御ICであるHT16K33を、素直にLEDに接続せず、単体のままAnalog Discovery2のロジアナ機能で波形を観察しようなどと邪な考えをしたために、かえって抵抗と配線のゴチャゴチャの中に沈みました。今回は、素直にLEDを接続してHT16K33がその能力を発揮するところを見てみます。接続するLEDは、1588BSと呼ばれているもの。 “部品屋根性(22) 8×8 LED Matrix, 1588BS” の続きを読む

Literature watch returns(22) Interface誌付録 コンピュータ手帳2021

computerPocketNotebook
Joseph Halfmoon

今年もそろそろカレンダーなどの季節がやってまいりました。予定表などスマホで済ますので、手帳に予定を書くなどということはないのですが、毎年ほぼ欠かさず購入(付録?)させていただいておりますのが、トランジスタ技術誌の「エンジニア手帳」とInterface誌の「コンピュータ手帳」なんであります。今回は、Interface誌の「コンピュータ手帳2021」が手元に到着。 “Literature watch returns(22) Interface誌付録 コンピュータ手帳2021” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く

M1K_Speaker
Joseph Halfmoon

今回は、Analog Devices社のお手軽ツールADALM1000(M1K)にスピーカを接続したことがきっかけでソフトウエアのトラブルに遭遇。どうなっているのか混迷の中で、今まで気づいていなかったM1KとAliceソフトウエアの挙動について多少理解したことあり、でも全然トラブルは解決してないんでありますが、トホホ。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(25) M1KとSpeakerで気付く” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(106) Nuvoton, NUC120 UARTでFT232RL接続

FT232RL_NUC120
Joseph Halfmoon

別投稿でIAR様の無償評価版の上限にひっかかってUARTに出力できなかった、と書きましたが、それはUARTが悪いのではなくprintf()などという重い関数を使おうとしたからでした。直接UARTに書き込んでやれば、容量制限など余裕でクリアでUART出力が行えました。その上、前回、釈然としなかった外部12MHzクリスタルを使って。 “鳥なき里のマイコン屋(106) Nuvoton, NUC120 UARTでFT232RL接続” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(105) Nuvoton、NUC120 Systickを使う

Nuvoton NUC120EVB with Pin
Joseph Halfmoon

Nuvoton社の若干古いマイコンNUC120の評価ボードをIAR社の無償評価版の開発環境で動かしております。別シリーズ投稿にて無償評価版のサイズ制限キツイのでArmのアセンブラの練習用だ、などとブーたれておりますが、それはそれで、やれることはある、と。まずはマイコン動かすときの基本の一つ、クロックとタイマチック割り込みについてみてみます。 “鳥なき里のマイコン屋(105) Nuvoton、NUC120 Systickを使う” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(27) IARのIDEでArmのアセンブラを

IAR EWARM
Joseph Halfmoon

以下の投稿にてNuvoton社の古めの評価ボードNUC120をIAR社の環境で動かすことに成功したのでした。かなりトラブッたあげく。

鳥なき里のマイコン屋(104) Nuvoton、NUC120 Lチカへの遠い道

が、しかし、予想以上に無料評価版ソフトの容量制限キツイです。調子にのって色々周辺回路を動かしてみるつもりだったですが容量辛い。この環境をどう「活用」したものか?

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部品屋根性(15) AN Logic社, FPGA

TangPRiMER_LEDsampleRUN
Joseph Halfmoon

本当はFPGAも多いに取り上げるべきだ、とは思いつつ、FPGAの評価ボードはなかなか手が出ないな~と。ぶちゃけ、最近の「お値打ち」マイコンボードと比べると、FPGAは安いものでも一桁違う。ところが見つけてしまいました極めてお手頃価格な中華FPGAボード、Sipeed社Tang PRiMERボード、AN Logic社のFPGA搭載、であります。

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鳥なき里のマイコン屋(104) Nuvoton、NUC120 Lチカへの遠い道

NUC120 Package
Joseph Halfmoon

ある会社のMCU、マイコンを「知る」には触ってみるのが一番でありましょう。以前から気になっていた台湾のNuvoton Technology社のマイコン評価ボード、ようやく 1台手にいれました。これで分かるのか?しかし、微妙に不安がよぎるのが、購入できたボードがかなり「古い」製品であること。ううむ、何かトラぶる予感がありありといたします。

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部品屋根性(11) DHT11、温湿度センサ

DHT11 Sensor
Joseph Halfmoon

充実の?中華部品キットKuman K4の箱に入っている部品を端から、RISC-V搭載32ビットMCU「GD32VF103で動かしてみて」おります。今回は温湿度センサーDHT-11です。これはメジャー、怪しくない。ただ、Arduinoであればライブラリあり、関数呼べば1発ですが、GD32-SDKではそうはいかないです。とりあえず簡単なドライバ関数を自作して動作を確かめます。 “部品屋根性(11) DHT11、温湿度センサ” の続きを読む

部品屋根性(9) 7セグLED、割り込みでダイナミック駆動

4桁 7セグメントLED
Joseph Halfmoon

毎度毎度、馬鹿なバグがお約束になっておりますが、へい、今回もやってしまいました。もうデバイスを疑ったりしませんよ、みんな自分が悪いのです。自分で作ってしまうのだけれど、自分では予想していないもの、バグです。さて前回は一桁の7セグLEDでしたが、今回は四桁の7セグLEDです。タイマ割り込みでダイナミック駆動するという趣向。 “部品屋根性(9) 7セグLED、割り込みでダイナミック駆動” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(26) タイマ割り込みをかけながら

TIMER5 interrupt
Joseph Halfmoon

前回はソフトウエアループで500Hzの波形を作ってハード的にCPUクロックの速さを「確かめ」ました。しかし、定周期で周辺装置を駆動する場合などは、ソフトでタイミング作っていたのでは他の仕事ができません。そこで今回はタイマと割り込みを使って「同じような」波形を作ってみたいと思います。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(26) タイマ割り込みをかけながら” の続きを読む