手習ひデジタル信号処理(43) 適応線スペクトル強調器(ALE)、LMSアルゴリズム版とな

ALE_ON
Joseph Halfmoon

ALEというと、私の心の中では40年以上前から不動のAddress Latch Enableであります。しかし今回は、Adaptive Line Enhancer、適応線スペクトル強調器なんであります。適応フィルタの応用であります。信号処理素人の私にとっては適応と聞いただけで恐れいってしまうのですが。大丈夫か。

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データのお砂場(37) R言語、WWWusage、毎分のインターネット接続ユーザ数とな

diffPlot
Joseph Halfmoon

前回は1940年と古いデータでした。今回のデータはWWWねたなので、それほど古いことはないでしょう。でも振り返ると最初にWWW(ワールドワイドウエッブ)にアクセスしたのはNCSA Mosaicというブラウザででした、まだWindows 3.x の時代だったかと。それからすると30年くらいたってますな。今は昔、違うか。

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トホホな疑問(51) 定番2SC1815のIc-Vbe特性、意外とバラつかないのね?

Ic-Vbe
Joseph Halfmoon

前回はDual MOSFETの特性が「揃っていると思っていたら違った」回でした。今回は単体バイポーラトランジスタの特性が意外とバラついていなかった件です。別シリーズで「Vbe特性がそろった」ペア・トランジスタを要求されることが多いので、測定する特性はIc-Vbe特性であります。R言語で処理したのでお楽。

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SPICEの小瓶(10) 電圧制御Switch、.model文が必要なのね。

voltageControlledSwitch
Joseph Halfmoon

そういえばSPICEには電圧制御スイッチがあった筈、使ってみるべしと思い立って、プチはまりましたです。「スイッチだろ~ON/OFFするだけじゃん」などと思って回路図に挿入したら動きませぬ。まあLTspiceのHELPファイルを読んで、教育用サンプル回路を開いたら疑問は氷解しましたです。先に読めよ。自分。 “SPICEの小瓶(10) 電圧制御Switch、.model文が必要なのね。” の続きを読む

ブロックを積みながら(73) Node-RED、Execした結果をDashboardに表示

GetPortB
Joseph Halfmoon

別シリーズでラズパイにMCP23017 IO Expanderを取り付け、8ビットのDIPスイッチの値を読み取るPythonスクリプトを作りました。しかし、暑さにかまけてPython書いて中断、Node-REDダッシュボードから制御する部分を後回しっと。残り作業は純然たるNode-REDの作業なのでこちらでやります。

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うさちゃんと一緒(11) Rabbit4000(RCM4010)のチップセレクトロジック

CSLOGICupd2
Joseph Halfmoon

前回、Rabbit4000のメモリマップと称するものを掲げつつ、本人も釈然としておりませんでした。今回、実機に「問いかけつつ」分かってきたのが、Rabbit4000のチップセレクトロジックが果たす役割です。物理アドレスのその先にもう一段階の対応関係がアリーの。うさちゃん、思ったよりももっと複雑。 “うさちゃんと一緒(11) Rabbit4000(RCM4010)のチップセレクトロジック” の続きを読む

帰らざるMOS回路(21)今時ゲートレベルでもあるまいに。やっぱりTEST Benchはいる

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Joseph Halfmoon

今時ノスタルジックなゲートレベルのシミュレーションにハマりつつあります。前回はPWM回路を動かしてみましたが、素のSIM環境には不満が残りました。最低限の「テストベンチみたいなもの」がないと「シミュレーションやった感」が無いよな~と。あくまで「やった感」自己満足の世界ですが、そこが大事じゃないかと。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(70) ARM64(AArch64)、論理命令AND一族#2

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Joseph Halfmoon

前回に続き、A64の論理演算命令群、AND一族の2回目です。今回は演算結果をフラグに反映する「S」のついた命令どもをエクササイズしてみます。またands命令の「エイリアス」、tst命令についてもそのコード生成確認とともに練習してみます。Arm64ビットのクセに慣れればこれはこれでらくちん。

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やっつけな日常(22) ラズパイ、IO Expander制御、入力モード追加

GPBinputCircuit
Joseph Halfmoon

ラズパイのI2Cバスを5V化した先に接続してあるIO Expander MCP23017、いままで全ビット出力設定でした。今回から入力ビットを「混ぜられる」ようにしたいと思います。本当は1ビット毎に方向設定可能なのですが、テスト用のコードを書くのがメンドイのでPortA/Bの8ビット単位で設定できるようにしてみました。 “やっつけな日常(22) ラズパイ、IO Expander制御、入力モード追加” の続きを読む

忘却の微分方程式(50) 反復練習14、列ベクトルの内積となす角Θ、Maxima

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Joseph Halfmoon

今回から参照させていただいております教科書は新たな単元?「計量線形空間」に入ります。内積が定義できないとダメなのね。Maximaでベクトルを計算するときはリスト(行ベクトル)をベクトルとみなして計算OK。でも数学の教科書的にはベクトルといったら列ベクトル表記じゃん。そゆときはどうなの?

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手習ひデジタル信号処理(42) アップサンプリング処理をOctaveしてみる

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Joseph Halfmoon

前回まではダウンサンプリング処理でした。今回アップサンプリングに入るのですが、新たな実習用のサンプルプログラムはありません。毎度お世話になっているDA変換による出力処理のところで4倍アップサンプリングしてきたからです。仕方がないので珍しくOctaveを取り出してきて4倍のアップサンプリング処理をやってお茶を濁した、と。

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データのお砂場(36) R言語、VADeaths、戦前1940年の米バージニア州の死亡率とな

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Joseph Halfmoon

R言語に所蔵されとりますサンプルデータをABC順(大文字先)で端から眺めております。処理方法をお勉強するためのデータなので、古かろうがどうだろうが関係ないのですが、今回のデータも1940年、年代もの。米国バージニア州の死亡率データらしいです。でもこれが3元の分散分析のよさげな例なんだとか。知らんけど。

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ブロックを積みながら(72) Node-RED、websocket in/out ノード

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Joseph Halfmoon

今回はNode-REDのWebSocket-in/out ノードの試用です。世の動きに鈍い年寄りにはWebSocketは最近の流行?いや双方向でモダンなWebアプリケーションには必須のプロトコルだと。今回は最低線のフローをNode-RED上に実装、Pythonスクリプトとの間で通信できることを確認してみました。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(69) ARM64(AArch64)、論理命令AND一族#1

AndTable
Joseph Halfmoon

今回よりA64の論理演算命令に入ってまいります。AND、OR、EOR、NOTくらいさらっと撫でて終わりっしょ、と思うとさにあらず。便利な合わせ技あり、例によってのエイリアス、そして細かい凸凹もありです。今回は論理演算命令中の大族、AND系命令一族を練習してまいりたいと思います。

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