ぐだぐだ低レベルプログラミング(206)x86(16bit)、XLAT

Joseph Halfmoon

x86(16bit)のオペコードマップもかなり塗りつぶし出来てきて、今回は落穂拾い回。XLATとな。何の略かと問えばTRANSLATEみたい。AIの言語変換ではありませんよ。バイト単位で最大256バイトの単なる表引きデス。当時、どなたかがこういう命令が欲しいなどとリクエストしたのかな?お惚け老人には知るよしもなし。
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冥界のLSI(12) 8086 Minimum Mode のバス波形(Read)を描く

8086mnRead_EC
Joseph Halfmoon

別シリーズにてx86のアセンブラを古き16ビットから順に練習中です。段々煮詰まり、バス波形を参照しないと動作が説明できん命令に近付いております。しかし今時8086のバス波形など説明するための土台がありませぬ。そこで今回は何を今更8086/8088のバス波形(Read)をWaveDrom使用で描いてみました。
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Lispと一緒(49) Wio TerminalでもuLisp、SDカードの使用

textReadWrite
Joseph Halfmoon

迂闊なことに、つい最近までWio Terminal(ハード的にはWiFi対応)上のuLispで無線LANできるものと思い込んでました。しかし、uLisp4.6b ではWio Terminal上でのWiFi対応は無。仕方ないのでSDカードを使用できるようにしてみました。とばっちり? SDカードはフツーに使えます。 “Lispと一緒(49) Wio TerminalでもuLisp、SDカードの使用” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(205)x86(16bit)、I/O空間とI/O命令

IOspace
Joseph Halfmoon

今回はI/O命令デス。I/O命令といってもその動作はデータの転送です。8086/8088においてはMOVと変わるのは「空間」の種別のみ。他のプロセッサ、かってのライバル?68系も、現在ブイブイ言わせている?ArmやRISC-VにもI/O空間などありませぬ。みなメモリ・マップドI/Oね。でも使っているのよねI/O。

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Lispと一緒(48) Wio TerminalでもuLisp、レイトレーシングのデモ

RayTracingDemo
Joseph Halfmoon

前回はホフスタッターQ数列でクロージャを学びましたです。今回は1ピクセル描画関数 draw-pixel の「重そうなデモ」ということで Graphics examples の Ray tracing を試行。@200MHzとはいえ uLispインタプリタで直列処理。360×240ピクセルの画面に出力するのに約11分。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(204)x86(16bit)、冷遇? TEST

TESTopcode
Joseph Halfmoon

x86(16bit)の練習の最初の方で、ADD、ADC、SUB、SBB、AND、OR、XOR、CMPの8命令を練習。こいつらオペコードマップの目抜き通りに綺麗にならんでます。その中でCMP命令はSUBに似ています。一方AND命令に似ているTEST命令はオペコード的にはトビトビの場所に冷遇?されているんだこれが。

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Lispと一緒(47) Wio TerminalでもuLisp、ホフスタッターQ数列

speedup
Joseph Halfmoon

前回前々回とuLispのグラフィクスの使い方を学び始めました。グラフィクスににはアリガチな(再帰駆使した)デモ例題有。マンデルブロ集合、バンズリーのシダなど別シリーズでやったものも在。デモのuLispコードを読んでいくと流石、素人老人が思いつかないスマートなコード。今回はホフスタッターQ数列でクロージャを学びます。
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Lispと一緒(46) Wio TerminalでもuLisp、プリミティブ描画関数

drawRect
Joseph Halfmoon

前回はuLispのGraphics extensionsの全般的な表示設定について確認。文字出力をLCDへ向けてでした。今回はいよいよグラフィクスの描画に入ります。まずはアリガチな丸描いて四角描いて的な描画関数どもを練習してみます。一通り最低線の描画セットはある感じ。こんだけあればなんとかなるべよ。ホントか?

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Lispと一緒(45) Wio Terminal、LCD画面の設定

rotation
Joseph Halfmoon

前回より練習台をラズパイPico2機からWio Terminalに変更。LCD画面表示用の関数どもの練習のためです。今回はディスプレイ設定のキホン的なところを確認。とりあえず前回同様のLCDへの文字列の出力を使って設定を確認してみました。しかしデフォルトの文字サイズでは老眼の目には見えんぞなもし。

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(203)x86(16bit)、CMC、CLC、STC

CMC_CLC_STC
Joseph Halfmoon

前回はCBWとCWDでした。今回はCMC、CLCとSTCです。似たような3文字ニーモニックの命令が続きますが他意はありません。x86は3文字ニーモニックの命令が多いだけのこと。今回の3命令に共通するのは末尾のCです。CARRY FLAGのCです。キャリーフラグ(CF)を操作したいことがそれだけ多いってこってす。

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Lispと一緒(44) Wio Terminalでグラフィクス出力の準備

uLisp4_6b_on_WioTerminal
Joseph Halfmoon

約40回に渡って ラズパイPico2機上の uLisp を練習。今回よりWio Terminalを練習台としたいです。uLisp処理系は同じ 4.6b を使用です。Wio TerminalにはグラフィクスとWiFiという「素のラズパイPico2」に欠けている2大機能が備わっています。練習できなかった関数どもに触れる筈。

※2025年2月16日追記:Wio TerminalにはWiFiハードウエアが登載されていますが、uLispの処理系4.6bではサポートないです。あちゃ~、

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ぐだぐだ低レベルプログラミング(202)x86(16bit)、CBW、CWD

u00000028EC
Joseph Halfmoon

前回はファーポインタをレジスタ組にロードするLESとLDSでした。今回は符合拡張を行うCBWとCWDです。8086らしいなと思うのは、この命令、明示的なオペランドをとりません。レジスタはキメウチ、アキュムレータのみです。この辺のレジスタの使い方に偏りがあるのが御先祖に8ビットを頂くx86らしさかと。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(202)x86(16bit)、CBW、CWD” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(201)x86(16bit)、ポインタロード、LES、LDS

LES_LDS_pointerload
Joseph Halfmoon

前回は8086範囲をはみ出すENTER/LEAVE命令でしたが、今回は8086以来のファーポインタ(セグメント間参照)のロード命令、LESとLDSです。そろそろ8086命令は一巡するんじゃないかなどと思っていたのですが、数えてみたらまだまだ残ってます。先が長いのでそろそろ8086範囲は終わらせたいのだけれど。

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Lispと一緒(43) ラズパイPico2でもuLisp、breakとtrace、デバッグ

trace_3endEC
Joseph Halfmoon

今回はuLispのデバッグ機能。この機能はエディタ同様uLisp処理系そのものに組み込まれており、外部プログラムなど必要とはしません。ただし機能を顕現させるには事前の準備が必要です。まずはユーザープログラムの書き換え不要な trace が第1チョイスかと。関数内部の奥深くに探りを入れる場合は breakすかね。
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