モダンOSのお砂場(6) FreeRTOS、Windows上で練習

このところ別シリーズでM5Stackを扱っていることが多く、気になっていましたFreeRTOS。M5StackをArduinoIDE環境で使っていたら表立ってはFreeRTOSは現れてきませんが、「アプリ」プログラムを裏で支えてくれているのがFreeRTOS。Arduinoのような「一皮被せた」環境でなく、ESP32の開発環境を整備すれば直FreeRTOSが見えるようにできる筈ですが、今、あまり時間がなくメンドイ。もっとお手軽にFreeRTOS触ってみる方法はないものか?

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トホホな疑問(22) 駅のホームのWiMAX?

JosephHalfmoon

前回駅のホームで上を見上げてGPSアンテナという電子デバイスを「つい見つけて」しまいました。どうも駅のホームの天井を見上げるクセがついてしまったようです。GPSアンテナは双眼鏡を持ち出してようやくアンテナだと分かったのですが、今回は違います。アイキャッチ画像を御覧ください。そのものズバリの名前が書き込まれていました。 “トホホな疑問(22) 駅のホームのWiMAX?” の続きを読む

IoT何をいまさら(46) 加速度センサ、静止と落下

JosephHalfmoon

前2回のデータシートの読み込み(その1その2)でMPU9250モーションセンサモジュールの加速度センサ部分の理解が多少深まったので、実際にプログラムを書いて実験してみたいと思います。以前と違うのは、タイマを使ってなるべく正確なインターバル時間で計測するようにした点とADコンバータの出力値をそのまま記録するようにしたことです。実験は「静止」と「落下」。実際に取れた加速度センサの出力データを見てみたいと思います。こんなに簡単に落下実験などできるのは自立しているM5Stackならではかもしれません。 “IoT何をいまさら(46) 加速度センサ、静止と落下” の続きを読む

自動車の不都合な真実(4)交通ルールはAIにお任せ

 現行の交通ルールと不完全な自動運転との間に発生している問題に関する記事を連続して読み、完全自動運転への道は遠いと改めて思います。もしかしたら、完全自動運転は、安心して運転を任せられるAIロボット運転手が完成する日、あるいは自動車が空を飛ぶ日まで実現しないのではという感想を抱いてしまいます。
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IoT何をいまさら(45) MPU9250、ノイズとLPF

JosephHalfmoon

前回の投稿はMPU9250センサモジュールの9軸あるセンサのうち3軸分の加速度センサの目盛りがどのくらいの細かさかというところで終わっておりました。今回は、引き続きMPU9250センサの加速度部分がどのくらいの精度で加速度を測れるものだか調べていきたいと思います。それにはノイズについても押さえて置かないと。

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自動車の不都合な真実(3)右側か左側か

 健康のために、天気の良い日はお散歩しています。田舎は歩道も路側帯も無い道路がほとんどです。対向車に早く気づいてもらい安全に通行するため、道路の右側(道幅の1/4程度)を歩いていると、対向する自動車の大半は、進行方向の右にハンドルを切ってすれ違います。しかし反対車線に自動車が接近していると、対向車は安全のため停止せざるを得ません。そのとき運転者は不満そうな顔をしています。中にはクラクションを鳴らす運転者もいます。このような歩行者は法律上の問題があるのか調べてみました。 “自動車の不都合な真実(3)右側か左側か” の続きを読む

トホホな疑問(21) 駅のホームのGPSアンテナ?

JosephHalfmoon

以前からちょっと気になっていたモノがあるのです。アイキャッチ画像に掲げたトンガリ帽子のような、宇宙船の先端部分のようなモノです。これは私が時々利用するJRの駅のホームの端のかなり高いところにあるのです。駅のホームの端で空を見上げてスマホで撮影しました。いったいこれは何なのでしょうか?そこの駅で乗り換える度、毎度疑問に思っていました。何かのセンサ、それともアンテナ?どう見ても警報器とかスピーカのようなものではないよね。。。

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IoT何をいまさら(44) MPU9250、9軸センサモジュール

JosephHalfmoon

前々回のプログラムで、モーションセンサ・モジュールMPU9250の加速度センサ部分からデータを読みだして、マイクロSDに書き込みました。遅延関数で10ms待って測定していたので「だいたい100Hz」くらいのレートです。もっと正確なインターバルで測定しようと思ったのですが、その前に、このセンサって最短どのくらいの周期で読み取れるものなの?実用的にはどのくらいのレートにするのが適正?だいたいフルスケールはどのくらい?精度は?いろいろ疑問が浮かびます。やはり、一度データシートを読んでおくというものでしょう。早速、InvenSense MPU-9250 Product Specification Revision 1.1をダウンロードさせてもらいました。 “IoT何をいまさら(44) MPU9250、9軸センサモジュール” の続きを読む

IoT何をいまさら(43) M5Stack.hの中身を確認しとこう。

ArduinoIDEでM5Stackのプログラムを書くのは使いやすくて気に入ったのですが、ちょっと何かムズムズする感じなのが、ヘッダファイルです。普通のCやC++ならヘッダを沢山インクルードしないとイケない筈なのに、M5Stack.hをインクルードするだけで、ほとんど何でも書けてしまう。楽でいいけれども、ちょっとどうなっているのか知っておかないと落ち着かないです。 “IoT何をいまさら(43) M5Stack.hの中身を確認しとこう。” の続きを読む

自動車の不都合な真実(2)MT車の限定免許

『政府方針 新型車に自動ブレーキ義務化 国際基準採用 2021年11月から』
という報道記事のコメント欄を見ていた時、気になるコメントを発見しました。曰く、「高齢者にMT車の限定免許を交付すればよい。」そのココロは、MT車は誤って暴走するAT車と違い、失敗するとエンジンがストップして停止します。つまりMT車は、Fail Safeな自動車なのです。背景として、いろいろ提案(販売)されているペダルの踏み間違え防止手段が、なかなか普及しない現実があります。
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IoT何をいまさら(42) M5Stack、マイクロSDカードにロギング

M5Stackの入門書と、ESP32の「技術百科」の2冊を買ってしまったので、ブラブラしている分けにも行きません。まずは作らねばと言いながら後回しになっていた、M5Stackをセンサのロガーに使う件を進めてまいりたいと思います。データ保存にマイクロSDカードが使え、バッテリとLCDでスタンドアロンでも使えるM5Stackはまさにポケットなロガーとしても最適かと思います。 “IoT何をいまさら(42) M5Stack、マイクロSDカードにロギング” の続きを読む

自動車の不都合な真実(1)

あおり運転や高齢運転者の事故に起因した法律改正の報道が立て続けにありました。これらは、ドライブレコーダーや自動運転装置の普及を促し、売り上げを増大させることを副次的な目的とした自動車産業と政府との協調戦略かと思いきや、必ずしも政府と自動車業界が一枚岩に見えない事案に遭遇しました。
そこで、本件の表題を考えましてGoogleに訊いてみます。

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土木でエレキ(24) 河川の水位計測その3

前回前々回と河川の水位計測を勉強してまいりましたが、電子デバイスネタの本丸と思しき非接触式の水位計測には行きつけませんでした。今回は、初回でちょっと触れた国土交通省水管理・国土保全局 革新的河川プロジェクトの第1弾の評価結果を読ませていただきたいと思います。この中には、非接触式を使用した水位計測の事例が多数。読めば非接触式センサのいろいろとその得失がみえてまいりましょう。 “土木でエレキ(24) 河川の水位計測その3” の続きを読む

土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき

前回は本題である河川の水位計測のための「モダンな」センサ(デバイス)の勉強に入る前に力尽きてしまいました。今回はようやく本題に入りたいと思います。話が飛んでいると思われた場合は、お手数ですが前回からご覧ください。 “土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき” の続きを読む