忘却の微分方程式(171) Maxima、{vect}、ベクトル解析、ダイバージェンス

DivE_2D_EC
Joseph Halfmoon

前回は、スカラー場からベクトル(勾配)を求めるグラディエント(grad)を計算してみました。プロットもなんとかなる感じ?今回はベクトル場から発散(ダイバージェンス)を求めるdiv()関数を試用してみます。こんこんとベクトルが湧いてくるのよ?でも、お惚け老人には3次元空間ベクトル場の表現はムツカシイのでいつもの2次元ね。 “忘却の微分方程式(171) Maxima、{vect}、ベクトル解析、ダイバージェンス” の続きを読む

忘却の微分方程式(170) Maxima、{vect}、ベクトル解析、gradのプロット

Gradient_EC
Joseph Halfmoon

前回、vectパッケージでgradient(勾配)の計算済。しかしプロットしてなかったです。今回はまず「スカラー場」の関数を定義してプロット、そしてそのスカラー場をgrad()関数に食わせてベクトルを計算、そしてベクトル場をプロットとな。ただしお惚け老人には3次元空間ベクトル場の表現はムツカシイので2次元ね。
“忘却の微分方程式(170) Maxima、{vect}、ベクトル解析、gradのプロット” の続きを読む

忘却の微分方程式(169) Maxima、{vect}、ベクトル解析パッケージ再び

cross
Joseph Halfmoon

過去回にて「ちょっと触って」みたものの、消化不良のまま打っちゃっていたパッケージに今回戻りたいと思います。vectパッケージとな。ベクトル解析用のパッケージです。このパッケージをば極めれば、グラディエントにダイバージェンス、カールにラプラシアンと昔苦しめられた記憶の者どもを自在に使役できるようになるのだとか?ホントか?
“忘却の微分方程式(169) Maxima、{vect}、ベクトル解析パッケージ再び” の続きを読む

忘却の微分方程式(168) Maxima、for、do、next、thru他 繰り返し

for_do_002
Joseph Halfmoon

前回は Maxima様の縁の下に隠れているLisp(Common Lisp)を呼び出すためにMaxima様の「Program Flow関係」に踏み込んでしまいました。毒を食らわば皿まで、ということで(何が毒だ)、今回はMaxima中でループを構成する方法を練習してみます。forとかdoとか「ありがちな奴ら」が大挙登場。
“忘却の微分方程式(168) Maxima、for、do、next、thru他 繰り返し” の続きを読む

忘却の微分方程式(167) Maxima、lisp呼び出し、コマケー話に躓くんだ、これが。

lispMode
Joseph Halfmoon

最近、別シリーズにてマイコン用のuLispをラズパイPico2上で走らせてます。COMMON LISPのサブセット的な。一方、Maxima様もCOMMON LISP上で「走っている」ハズ。もしやMaxima様の上でちょこっとLispの練習できるんじゃあ~りませんか、と思った次第。でもね、コマケー所に躓くんだ。これが。

“忘却の微分方程式(167) Maxima、lisp呼び出し、コマケー話に躓くんだ、これが。” の続きを読む

忘却の微分方程式(166) Maxima、{ezunits}、単位と変換、次元解析、物理定数

unit004
Joseph Halfmoon

頭の抽象度が低い年寄っす。年寄になる前からそうなので、数字には何か単位がついてないと不安を感じます。単位がついていたからといって分かったというわけでもないんだけれども。でもま、そんな抽象度の低い老人にもMaxima様のご配慮は行き届いております。ezunitsパッケージとな。直接呼ぶ必要もないのだけれども。 “忘却の微分方程式(166) Maxima、{ezunits}、単位と変換、次元解析、物理定数” の続きを読む

忘却の微分方程式(165) Maxima、{fractals}、ヒルベルト曲線、コッホ曲線

snowmaps
Joseph Halfmoon

前回まで dynamics パッケージの紡ぎだすカオスの中にフラクタルを観察してまいりました。しかし、dynamicsパッケージだけではなかったです。その名もズバリの fractals パッケージというものが存在。いままで見てきたようなフラクタル図形も描画できるけれども、ちょっと立ち位置が違うみたい?なんだそれ。

“忘却の微分方程式(165) Maxima、{fractals}、ヒルベルト曲線、コッホ曲線” の続きを読む

忘却の微分方程式(164) Maxima、{dynamics}、シダの葉にみる反復関数系

Barnsley_fern
Joseph Halfmoon

前回は連立漸化式の発展を観察。今回は反復関数系です。IFS: Iterated Function System。2次元の点をこねくり回す?のだけれども、chaos game同様、そこにランダムな介入があると。そんな乱数な?といってあら不思議。繰り返していくと何やら図形が見えてきます。その代表がバーンズリー先生のシダね。
“忘却の微分方程式(164) Maxima、{dynamics}、シダの葉にみる反復関数系” の続きを読む

忘却の微分方程式(163) Maxima、{dynamics}、こんどは連立漸化式の発展だ

evo2Dexample0
Joseph Halfmoon

第161回でevolution関数を使い「漸化式の発展」の様子を観察しました。今回はその2次元バージョン? evolution2D関数です。発展の様子を観察する対象は「連立漸化式」じゃないかと。ムツカシそうだよ。でもカオスでフラクタルな処理例はちょっとさらに上を行くのさ。ホントか?よくわからんが。

“忘却の微分方程式(163) Maxima、{dynamics}、こんどは連立漸化式の発展だ” の続きを読む

忘却の微分方程式(162) Maxima、{dynamics}、階段図で探る再帰数列のゆくえ

staircase384
Joseph Halfmoon

前々回はorbits関数で「軌道図」を描き、前回は漸化式の「発展」をevolution関数で観察しました。そして今回は staircase関数で「階段図」です。前回、前々回同様、解析の対象は「再帰的に計算される漸化式」ですが表現の仕方で随分異なる様相が見えるような気がします。気がするだけですケド。。。

“忘却の微分方程式(162) Maxima、{dynamics}、階段図で探る再帰数列のゆくえ” の続きを読む

忘却の微分方程式(161) Maxima、{dynamics}、漸化式を追跡?

mu377
Joseph Halfmoon

前回は「族に関する軌道図」を描くorbits関数でした。プロットされる軌道の中からカオスが湧きだし、拡大するとフラクタルになっておるっという不可思議。しかしそれを紡ぎだしているのは簡単な漸化式でした。今回はその漸化式の「発展の様子」を繰り返し方向にプロットしてみるevolution関数です。縦のものを横に見た感じ?

“忘却の微分方程式(161) Maxima、{dynamics}、漸化式を追跡?” の続きを読む

忘却の微分方程式(160) Maxima、{dynamics}、カオスと「窓」? orbit

MayRecursionFormulaEC
Joseph Halfmoon

前回は図形で描くカオスの中からフラクタルを紡ぎだすchaosgame関数でした。今回は「一次元離散力学系の族に関する軌道図」の中にトートツに出現するカオスを拡大したらばフラクタルなorbit関数です。お惚け老人はサッパリ分からんぜよ。まあ皆大好き(特に高校生?)漸化式を計算していたらいつの間にかカオスという感じです。 “忘却の微分方程式(160) Maxima、{dynamics}、カオスと「窓」? orbit” の続きを読む

忘却の微分方程式(159) Maxima、{dynamics}、4角と5角でカオスゲーム

chaosG_5_3_8
Joseph Halfmoon

前回は「カオスからフラクタル図形を紡ぎだす」chaosgame関数の代表例ということで正三角形をランダムに動かしながらシェルピンスキーのガスケットが描かれるのを眺めました。でもシェルピンスキーだけじゃないです。4角形でも5角形でも6角形でもカオスゲームは成り立つみたいです。ただし数字の選び方がビミョ~。 “忘却の微分方程式(159) Maxima、{dynamics}、4角と5角でカオスゲーム” の続きを読む

忘却の微分方程式(158) Maxima、{dynamics}、カオスゲームって何よ?

chaosgameEC_Sierpinsky
Joseph Halfmoon

今回、dynamicsパッケージの chaosgame関数を演習するのですが、本件、山嵜大輝先生著の同名の漫画とは「多分直接の」関係ありません。もしかすると漫画の方でもカオスからフラクタル図形を紡ぎだしているのかも知れませんが、読んでないので分かりませぬ。もしかすると奥底では結びついているのか?知らんけど。 “忘却の微分方程式(158) Maxima、{dynamics}、カオスゲームって何よ?” の続きを読む