SPICEの小瓶(50) LTspice、ノイズ生成関数3種の闇?コマケー話だよ。

NoiseTestWave
Joseph Halfmoon

柄にもなくアナログ素人老人が信号に「ノイズ」などちょっと乗せてみようなどと思って、ちょいとハマリました。LTspiceにはビヘイビア電源(BV)あり、そしてビヘイビア電源に使用できる関数の中にノイズ生成関数があるのです。それも3種も。どのノイズ関数使うのがよろしいの?悩み?は尽きませぬ。

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SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた

stateMachine
Joseph Halfmoon

ロジック・ハードウエアあるいはソフトウエアの世界ではステートマシンを記述することはよくあるじゃないかと思います。ところが、アナログな回路シミュレーターであるLTspiceにもステートマシン記述機能が隠れてました。その「記述言語」をContraption Programming Languageと唱えるようです。初耳だぜ。 “SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた” の続きを読む

SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性

R1_LCcircuit_targ
Joseph Halfmoon

前々回、LTspiceの.MEASコマンドでカットオフ周波数を計算したのですが、「その方法では上手く行かない」ケースを見つけてしまいました。RLCのローパスフィルタの周波数特性を描こうとしたときにです。カットオフ周波数前に「小さなピーク」あり、前回方法では「ピーク前のまだ通過域」のところを誤って算出。これはイケない。 “SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性” の続きを読む

SPICEの小瓶(47) 呪文.opt meascplxfmt=cartesianでQ値を

QfactorMeasureSchematic
Joseph Halfmoon

前回、LTspiceの.MEASコマンドを使ってカットオフ周波数を計算。そのときHELPファイルの.MEASUREの項を読んでいて気付きました。ピークから3dB落ちたところの1点の周波数でなくバンド幅を求める方法書いてあるじゃん。Q値(Quality factor)など一撃、と思ったらそこから先が長かったです。
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SPICEの小瓶(46) LTspiceでカットオフ周波数を求める、.measでお楽?

LPF_sch_EC
Joseph Halfmoon

前回、LTspiceの.MEASコマンドを使って、共振点の周波数を求めることができました。余勢を駆って思いつくのは、この方法を「流用」すればカットオフ周波数とか求まるんじゃね、ということです。やってみたらばハイパスだろうとローパスだろうと同じコマンドで求まります。カーソルを手動で動かすより便利?でも微妙にズレとるなあ。
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SPICEの小瓶(45) LTspiceで共振周波数を求める、カーソル、.meas、どっち?

FreqGraphEC
Joseph Halfmoon

前回はLTspiceとMaximaの2通りでインピーダンスを求めました。その末尾に共振点を含むAC特性のグラフがあり。今回は共振点の周波数をLTspiceで求めてみたいと思います。一つは単刀直入、グラフにカーソルを置いてグラフから値を読み取るもの。もう一つは .MEAS コマンドを用いて計算で求めるものです。どっち?
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SPICEの小瓶(44) LTspiceでインピーダンス計算、Maximaでも計算、どっち?

RRR_impEC
Joseph Halfmoon

インピーダンスの計算をMaxima様にお願いするとか、ましてやLTspiceに御出馬いただくなど牛刀割鶏の類、とは思います。手計算がメンドければ電卓あるだろ~。でもね、忘却力の年寄は電卓を使ってもチョイと複雑になるともういけません。あれ手が滑った?結局は計算をお願いすることになるんであります。しかし、一長一短あり。
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SPICEの小瓶(43) 勝手改ざんの2SC1815スパイスパラメータで実機特性に近付ける

SIM_MY1815
Joseph Halfmoon

前回、手元にあった2種類の2SC1815のSPICEパラメータのシミュレーション結果と、2SC1815の互換品の実機特性を比較。帯に短し襷に長しな感じ。SPICE素人が手を出すまいと思いつつ誘惑には勝てませなんだ。SPICEパラメータファイルを勝手改ざん、実機特性に「近づけて」みました。やっつけ。信用ならんな。

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SPICEの小瓶(42) 2SC1815のスパイスパラメータ「2種」、実機と比べてみた

2SC1815paramTable1
Joseph Halfmoon

LTspice付属モデルのように「中の人」がいる安心なものがある一方ちょっと不安なモデルもままあります。代表的なものが定番のNPNトランジスタ2SC1815のモデルではないでしょうか。御本家東芝製品はとうの昔にディスコン。ネットを探せば「アチコチ」にモデルが散在。Spice素人の老人にはどれを使うべきかためらわれます。
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SPICEの小瓶(41) LTspiceでNETリストをバッチ・シミュレーションからCSV

csvResults
Joseph Halfmoon

前回LTspiceとテキストファイルの間のデータ入出力をやってみました。しかし思い起こせば昔のサーキット・シミュレータというとネットリストを手で打ち込んでました。そして現在のLTspiceでもテキストファイル(ネットリスト)で回路記述を読みこみ可能です。ついでに結果をCSVファイルに輸出するスクリプトも作成。 “SPICEの小瓶(41) LTspiceでNETリストをバッチ・シミュレーションからCSV” の続きを読む

SPICEの小瓶(40) LTspiceのテキスト形式入出力、コマケー話なんだが

ExportDataAsText
Joseph Halfmoon

LTspiceの結果を他のソフトに「輸出」して別角度からそっと味わいたい、とか他のソフトの結果や測定結果を「輸入」したいとか考えておる忘却力の老人です。以前ちょっとやってみた朧げな記憶があり。しかしながら具体手順、完全に忘れてます。そこで今回こそは調べたことを書き残して置こうと。。。また直ぐ忘れるのだけれども。

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SPICEの小瓶(39) waveGen.py スクリプトの改定。バグFIX+PWM信号対応

PWMwave
Joseph Halfmoon

前回、ハーフブリッジ回路もどきを駆動するシミュレーションを行うためにPWM波形を使用したいと思いました。ハーフブリッジなのでノンオーバラップ期間のある2相ね。ところが電圧源でPULSE波形を指定するのに数値指定に難渋しました。忘却力の頭では暗算できんと。そこで1年数か月ぶりに波形生成スクリプトに手を入れることに。
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SPICEの小瓶(38) 小信号用の手元部品でハーフブリッジ・インバータ「もどき」

halfbridghInverterSchametic2
Joseph Halfmoon

元よりパワエレ素人、いまさらパワエレにまい進しようとは思っていないのでありますが、マイコンのペリフェラルの中にはハーフブリッジだのフルブリッジだのを制御するためのものがあります。その動作確認のために「ちんまりした」ブリッジ回路モドキをデッチ上げてお茶を濁したいと考えました。手元には小信号用の部品しか在庫がないんだ。。。

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SPICEの小瓶(37) 右クリックの小技、.op に .meas がお楽になる?

Freq_parm_plot
Joseph Halfmoon

今回はLTspiceの小技でSPICEに復帰であります。今まで .op を使って回路図に書き込むディレクティブ、手で書き込むもんだと思いこんでました。実は右クリックでお楽になると。そして .measで測定した結果のテキスト・ログ、これまた右クリックでグラフ化することも可能だと。やるじゃんLTspiceの右クリック。
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