SPICEの小瓶(57) FM変調波形、LTspiceからScilabへ波形を輸出、その2

samplingLTwave2_FFT
Joseph Halfmoon

前回はLTspiceの非定周期の信号をScilabで処理するためのお手製関数作ってみましたがイマイチ。取り込んだ後で無理やりローパスフィルタをかけてなんとかした感じ。それどころかそのお手製関数にバグあり。しかしそれよりも前回やらなかった方法の方が結果が圧倒的良いので前回の方法は捨ててしまいました。見通しの無さだよ~。

“SPICEの小瓶(57) FM変調波形、LTspiceからScilabへ波形を輸出、その2” の続きを読む

SPICEの小瓶(56) FM変調波形、今度はLTspiceからScilabへ波形を輸出?

FFT_LPF
Joseph Halfmoon

前回、Scilab上で生成したFM変調信号、サンプリング周波数一定の信号をLTspiceに輸入したらばLTspice上では「フツー」に定周期ではない(変曲点あたりで時間キザミが細かくなる)信号としてシミュレーションされていることを観察。今回は逆。LTspiceの非定周期の信号をScilabに輸出するけどどうするの?
“SPICEの小瓶(56) FM変調波形、今度はLTspiceからScilabへ波形を輸出?” の続きを読む

SPICEの小瓶(55) FM変調波形、ScilabからLTspiceへ波形を輸出

wavefileRate
Joseph Halfmoon

前回、Scilab上でのデジタル信号処理波形は定周期だけれども、LTspiceのシミュレーションでは時間ステップが変動するところが違う、ところを観察しました。それじゃScilab上の一定周期の波形をLTspiceに持ち込んだらどうなるの?という疑問があり。まずはScilabからLTspiceに波形を輸出しないとな。
“SPICEの小瓶(55) FM変調波形、ScilabからLTspiceへ波形を輸出” の続きを読む

SPICEの小瓶(54) FM変調波形にみる、LTspiceとScilabの処理の違い

LTspiceScilabEC
Joseph Halfmoon

別シリーズでパルス平均化弁別器というものを題材に使いFM変調信号から元の信号を取り出す(復調)ようなシミュレーションをLTspiceとScilabの両方で行いました。お惚け老人的には処理結果の信号は「同じようなもんでないの」。下手な信号休むに似たり。違うか。しかし、両者の数値信号の間には暗くて深い断絶があるみたいです。 “SPICEの小瓶(54) FM変調波形にみる、LTspiceとScilabの処理の違い” の続きを読む

SPICEの小瓶(53) LTspice、AC解析「AC 1」の件、誤解していた!

BSF_op27Lcircuit_Mod
Joseph Halfmoon

LTspice名人、三共社渋谷先生がアップされたYouTubeビデオを視聴させていただき目から鱗。AC解析のときに電圧源に設定する「AC 1」の件、大誤解発覚。「1V入力では振幅振り切れてしまうよ~」と勝手に心配していたことは杞憂。AC解析はあくまで「小信号」解析につき、振幅がクリップすることはないっ!なんと。

“SPICEの小瓶(53) LTspice、AC解析「AC 1」の件、誤解していた!” の続きを読む

SPICEの小瓶(52) LTspice、DC解析の小ネタ2つ

curveT_000
Joseph Halfmoon

アナログ素人老人は、DC解析というと「電圧源、電流源の出力を掃引してDC特性のグラフを描く」という使い方しかしてませんでした。しかし、またまた LTspice のサンプル回路が格納されている Educational フォルダを漁っていて「いつもと違う」DC解析のテクを発見。実はそんだけでもなかったと。

“SPICEの小瓶(52) LTspice、DC解析の小ネタ2つ” の続きを読む

SPICEの小瓶(51) LTspice、2ポート回路のパラメータを求める

2portDiagramEC
Joseph Halfmoon

アナログ素人老人が一度も使ったことの無かったステートメントの一つが .NET ステートメントです。「ネットワーク・パラメータ」を計算してくれるもの。インピーダンス(Z)にアドミタンス(Y)、ハイブリッド(h)、恐ろし気なSパラメータもありーの。FとかGとかもあったような気もする。LTspiceで計算できるのだと。

“SPICEの小瓶(51) LTspice、2ポート回路のパラメータを求める” の続きを読む

SPICEの小瓶(50) LTspice、ノイズ生成関数3種の闇?コマケー話だよ。

NoiseTestWave
Joseph Halfmoon

柄にもなくアナログ素人老人が信号に「ノイズ」などちょっと乗せてみようなどと思って、ちょいとハマリました。LTspiceにはビヘイビア電源(BV)あり、そしてビヘイビア電源に使用できる関数の中にノイズ生成関数があるのです。それも3種も。どのノイズ関数使うのがよろしいの?悩み?は尽きませぬ。

“SPICEの小瓶(50) LTspice、ノイズ生成関数3種の闇?コマケー話だよ。” の続きを読む

SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた

stateMachine
Joseph Halfmoon

ロジック・ハードウエアあるいはソフトウエアの世界ではステートマシンを記述することはよくあるじゃないかと思います。ところが、アナログな回路シミュレーターであるLTspiceにもステートマシン記述機能が隠れてました。その「記述言語」をContraption Programming Languageと唱えるようです。初耳だぜ。 “SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた” の続きを読む

SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性

R1_LCcircuit_targ
Joseph Halfmoon

前々回、LTspiceの.MEASコマンドでカットオフ周波数を計算したのですが、「その方法では上手く行かない」ケースを見つけてしまいました。RLCのローパスフィルタの周波数特性を描こうとしたときにです。カットオフ周波数前に「小さなピーク」あり、前回方法では「ピーク前のまだ通過域」のところを誤って算出。これはイケない。 “SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性” の続きを読む

SPICEの小瓶(47) 呪文.opt meascplxfmt=cartesianでQ値を

QfactorMeasureSchematic
Joseph Halfmoon

前回、LTspiceの.MEASコマンドを使ってカットオフ周波数を計算。そのときHELPファイルの.MEASUREの項を読んでいて気付きました。ピークから3dB落ちたところの1点の周波数でなくバンド幅を求める方法書いてあるじゃん。Q値(Quality factor)など一撃、と思ったらそこから先が長かったです。
“SPICEの小瓶(47) 呪文.opt meascplxfmt=cartesianでQ値を” の続きを読む

SPICEの小瓶(46) LTspiceでカットオフ周波数を求める、.measでお楽?

LPF_sch_EC
Joseph Halfmoon

前回、LTspiceの.MEASコマンドを使って、共振点の周波数を求めることができました。余勢を駆って思いつくのは、この方法を「流用」すればカットオフ周波数とか求まるんじゃね、ということです。やってみたらばハイパスだろうとローパスだろうと同じコマンドで求まります。カーソルを手動で動かすより便利?でも微妙にズレとるなあ。
“SPICEの小瓶(46) LTspiceでカットオフ周波数を求める、.measでお楽?” の続きを読む

SPICEの小瓶(45) LTspiceで共振周波数を求める、カーソル、.meas、どっち?

FreqGraphEC
Joseph Halfmoon

前回はLTspiceとMaximaの2通りでインピーダンスを求めました。その末尾に共振点を含むAC特性のグラフがあり。今回は共振点の周波数をLTspiceで求めてみたいと思います。一つは単刀直入、グラフにカーソルを置いてグラフから値を読み取るもの。もう一つは .MEAS コマンドを用いて計算で求めるものです。どっち?
“SPICEの小瓶(45) LTspiceで共振周波数を求める、カーソル、.meas、どっち?” の続きを読む

SPICEの小瓶(44) LTspiceでインピーダンス計算、Maximaでも計算、どっち?

RRR_impEC
Joseph Halfmoon

インピーダンスの計算をMaxima様にお願いするとか、ましてやLTspiceに御出馬いただくなど牛刀割鶏の類、とは思います。手計算がメンドければ電卓あるだろ~。でもね、忘却力の年寄は電卓を使ってもチョイと複雑になるともういけません。あれ手が滑った?結局は計算をお願いすることになるんであります。しかし、一長一短あり。
“SPICEの小瓶(44) LTspiceでインピーダンス計算、Maximaでも計算、どっち?” の続きを読む