
「サイエンティフィックPythonのための」IDE、Spyder上にて実習中であります。今回は「何は無くとも」なモジュールNumPyを練習してまいります。Pythonの上で「メモリ上にベタに並んだ要素のフツーな配列」を実現してくれるもの。皆さんきっと大好きな奴です。ここでもSpyder使ったら確かにお楽。
※「 ソフトな忘却力」投稿順 Index はこちら
※以下のURLからたどれる、Scientific Python Lectures様の以下のドキュメントに「だいたい」進捗を合わせて実習させていただいております。
https://lectures.scientific-python.org/
まあ、全700ページもある大部な書物なので、こちらは「目次」に進捗を合わせる程度で、内容は御勝手練習です。
Spyderのプリファレンス設定
前回までSpyder IDEのデフォルト設定で使っておりましたが、当然プリファレンスという設定あり、いろいろカスタマイズすることが可能であります。デフォルトの「ダーク」なウインドウ上で、「スパナ」の形のアイコンをクリックすれば、以下の設定ウインドウが出現します。
老眼で目がショボショボする老人なので、少し見やすく設定を変更いたしました。ついでにHelpシステムの設定もちょい追加。
上記の Automatic connections のところの「Editor」と「IPython Console」の両方にチェックマークを入れました。これにより、IPythonコンソールに何か打ち込んでいる最中に左括弧「(」を打つと、以下のようなhelpが自動表示されるようになります。
関数の引数など覚えていられない忘却力の老人には大変ありがたい機能であります。
なお、Spyderのドキュメントによると、Editorペイン内でも、IPythonコンソール・ペイン内でも、オブジェクトの上にカーソルあてて CTRL+I すると、対象オブジェクトのHelpがHelpペインに表示される筈。当方環境ではEditorペインではCTRL+Iでhelpが表示されますが、IPython側では出ませぬ。途中でキーコードを盗んでいる誰かがいる? まあ、Windows11上のWSL2上のUbuntu24.04上のIPythonにSpyderの皮が被さっている当方環境なので、素人老人には分かりませぬ。まあ、左括弧か、Helpの入力欄にテキスト入力すればHelp出てくるからいいか。
Numpyの練習
さて、NumPyの練習は、いつも通り以下からです。
import numpy as np
すると、Spyderの変数エクスプローラには以下のように表示されました。
ちゃんとNumPy配列の型やサイズも認識されとります。便利だね~。それどころか、a2の2次元配列をクリクリすると現れるのが以下です。
2次元配列の要素が値によって色わけされとります。カッケー。
乱数の2次元配列を変数エクスプローラで観察すればこんな感じ。
一方、「似た表示」をMatplotlib使ってグラフ化するものが以下に。
なお、Spyder+IPython上でMatplotlib使用する場合、importする前に1行おまじないが必要らしいです。こんな感じ。
上記により、IPythonの裏側で動作するMatplotlibのバックエンドが動きだすみたいです。