つい調子こいてSmalltalkの血脈を継ぐ処理系Pharo様をインストール。さっそくTutorial実施。チュートリアルすらProfStefという「オブジェクト」です。nextとかメッセージを送るとページが進みます。しかしその先のお勉強はどうしたらよかですか?Smalltalk素人老人が分かり易い奴がいいんだが。
※「ソフトな忘却力」投稿順 Index はこちら
Pharo by Example
まずは、正統的な「ドキュメント」での入門編です。PDFファイルもダウンロード可能であるもの(印刷物も存在するらしいですが勿論有料でしょう。)チュートリアルの末尾に以下のページへのリンクが貼りつけてありました。
アップデートされたバージョンみたいね。しかし、Updatedの文字に騙されてはなりませぬ。調べたところ上記のページよりも「新しい」ドキュメントが以下に存在します。
Pharo by Example 9 – 2022 Edition
フェイント? ま、両方のPDFファイルをダウンロードさせていただきました。いずれも約300ページ以上もある立派なドキュメントです。勿論英語ね。元々英語が不得意なお惚け老人は300ページ読むのが辛いです。特に最近英語を読む根気が薄れた上に、老眼で文字が覚束ない。。。まあ、翻訳ソフトがいろいろ助けてくれますが。。。
一方、もう一つのお勉強ルートがあったのです。
The Pharo MOOC
以下にURLを貼り付けました。
このごろ、ハードでもソフトでも解説は動画(You Tube)多いですが、上記のThe Pharo MOOCもそのようなサイトです。動画をクリクリして視聴し、テスト用の環境などで実習すればみるみるうちにオブジェクト・オリエンテッドな立派な人になれるらしいっす。知らんけど。
動画を拝聴して最初に気づいたのが、
Inria
です。出たな、という感じっす。Inria様はおフランスの偉大な研究所らしいです。当方も使わせていただいているScilabもInria様起源(今は独立組織みたいっすけど)らしいです。うかつなことに Pharoもそうなのでした。そしてチュートリアルの「オブジェクト」ProfStef様のご尊顔も拝見してしまいました。Stef先生、意外に?お若い?余計なお世話か。
しかしこのプログラム長大かつ充実です。英、仏二か国語のビデオコースで、なんといくつかの言語の字幕もダウンロード可能です。嬉しいことに日本語も含まれております。ただYou Tubeにダウンロードした字幕を読み込ませる方法知らんのだけれど。。。そして各ビデオにはPDFファイルも付属。まさに至れり尽くせりです。
しかし、のけぞったのがその量の多さです。「7週間のコース」です。みれば、1週毎に単元的なものが20ほどもあります。もちろんそのいくつかは実習的なものです。確かにこのコースを端から勉強させていただければ、立派な人になれそうですが、お惚け老人は死ぬまでに視聴できるかどうか自信がありません。唯一の救いは、英語版のお話(勿論英語のクローズド・キャプション付)がとても聞きやすい発音であることです。これならお惚け老人でも日本語字幕なしで視聴できそうな。。。ホントか?
まあ最初の2週間分やると「だいたいの文法」とかは頭に入るそうなので(忘却力は問題だが)、2週間を2か月くらいでやってみるかと。
Pharo Launcher
さて、MOOCの実習には「特定のバージョン(現状 Pharo 8.0)」のPharo処理系を当てにしているみたいです。当方インストール済なのは最新版 Pharo 10.0 です。別バージョンを入れておいたほうが身のためみたいです。ついては
を使ってPharoのイメージを作れば、異なるバージョンのイメージを作って使い分けることができるみたい。そしてその中に MOOC御用達のバージョンも存在してました。
そこでMOOC用のバージョンは、Pharo Launcherを使ってWindows11上にインストール(最新版の10.0はWSL2上のUbuntu24.04LTS上にインストール済です。)
まず上記からダウンロードしたPharo Launcher画面が以下に。
左上の New アイコンから MOOC 用のイメージを作製するところが以下に。
上記により Pharo LauncherからPharo Moocを立ち上げることができるようになりました。ランチャ画面はこんな感じなってます。
立ち上げたところが以下に。MOOC用は書かれていたように 8.0.0なのね。それに「ダーク」な画面だ。
これなら2バージョンで間違うこともなさそう。。。