
2026年正月休み明けガン発覚。5年生存率データで最悪の膵臓ガンです。1月末に膵臓尾部切除術。前回はガンの手術とは直接関係ないですが、20年来の安眠の供、CPAP装置について語らせていただきました。しかし昨年(2025年3月頃)からCPAPの利用に暗雲たれこめ、遂に使用を断念。理由はシャックリの暴走?なんであります。
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※著者は、医療素人の偏屈な老人っす。事実誤認、認識バイアス、その他おおあり。先にお詫びしておきます。真に受けないでくだされや。
昔からシャックリ出やすい体質?であった
21世紀初頭からのCPAPとのお付き合いとは関わりなく、ましてや「つい最近(その発祥日を知らんが)」の癌とのお付き合いとも関係なく、昔から(多分半世紀ほど前から)シャックリが出やすく、かつ1度始まると長引く体質ではあったのです。そのような体質になった原因は、今にして思えば第79回に書いたビール腹一直線の生活習慣にあったように思います。
ただね、昨年初めまでは、精々、年に数回、1度始まると断続的に1,2週続く程度のものでした。続くといっても寝たり、食事をしたりするとシャックリ止まったりするので断続的です。現象的にはごく軽い。「ヒック」と横隔膜が勝手に動き、数秒程度普通にしている期間があって、また「ヒック」です。
それでも、なかなか不便なものなので、シャックリが止まるといわれるような民間療法?的なものは皆試してきました。息を止めるとか、冷水を飲むとか、驚かせてもらう?とか。唯一、私の場合、甘い物(飲み物でも可)を食べるというのがあり、すると不思議と止まることがありました。ただし一時的。しかし糖尿的にはマズイんだ、これが。
しかしま、そのような行動で「シャックリ期間」そのものが終わるということはほとんどなく、自然に過ぎ去るのを待つ、というのがいつしか定着しておりました。
シャックリの暴走
ところが昨年(2025年3月)、シャックリの暴走が始まりました。「ヒック」と一発でるのは普通、「ヒックヒック」と連発することもお酒を飲んだ後などに経験していたことです。ところが昨年はじまったのは「ヒックヒックヒック。。。」とまったく間を置かずに連発するような症状です。お酒は何年も前に止めていたのに。
怖ろしいのはシャックリのとき
横隔膜が動くだけでなく気道は閉じてしまう
ことです。よって10連発もしたときには、かなり長い間呼吸が止まるということです。この暴走が始まった昨年3月、ヒックヒックと音をたてながら呼吸できん、俺もこれで一巻の終わりか、と愕然としてました。
しかしです。20~30秒も呼吸ができない状態が続くとスーッと楽になり、シャックリが止まり、楽に呼吸ができるようになるのです。その後、シャックリが御専門のお医者様にかかったときに、血中の二酸化炭素濃度が上がると「シャックリ反応」が止まる(シャックリのタスクの優先度が下がって呼吸のタスクの方が優先される)らしいです。どうも身体の中のタスク・ディスパッチャに問題があるみたいね。
お医者さまから、シャックリは哺乳類がお乳を飲むようになって以来の反応で、途中につまったお乳を胃に吸い込んでクリアする反応だと聞きました。
周期的にやってくるシャックリのアクティブ期間
また、昨年3月に始まったシャックリは周期性を持ってました。
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- 周期10日±2日くらい
- アクティブ期間のデューティ50%
典型的には5日間シャックリの「アクティブ期間(断続的に生じる)」があり、その後5日間シャックリ・フリーな期間がある、という繰り返しです。これはツライ。年に数回くらいであれば、過ぎ去るのを待つというのはできるけれども、月の半分がシャックリというのはツライ。
最初ONとOFFの矩形波的な周期を想像してましたが、自分を観察するに最初は症状がチョロチョロで、シャックリのアクティブ期間の終わりになるほど辛く苦しい症状がでて、終わりに「連続シャックリの呼吸困難」イベントが到来、するとすっと楽になってその「アクティブ期間」を終えるというような感じです。グラフ描いたらノコギリ波的挙動ね。
なおかつ期間の末尾の呼吸困難イベントは、激しければ激しいほど「キレ」がよく周期の末尾を飾ってくれるのです。途中で呼吸できたりしてイマイチであるとその場ではシャックリ停止するけれどもまた直ぐに始まるような中途半端なことにもなります。
シャックリの裏に悪い病気なし?
さてシャックリのトリガをひくメカニズムですが、これは胃から食道に逆流してくるものが、「傷ついた」食道の内壁を刺激して起こる、ということみたいです。私の場合、その当時服用していた薬剤の副作用で食道にびらんが起きていたみたい(と推測。)胃カメラ飲んでびらん発生は確認できたけれども真因はわからず。ともかく逆流性食道炎を直さないとならないけど、これが時間がかかりそう。
昨年夏時点(まだ癌は見つかっておらず)、シャックリでみていただいたお医者様はシャックリの裏にそんな悪い病気はないんだ、とおっしゃってました。そのときは何か悪い病気じゃないかとビクビクしていた小心者の老人は、ああ大丈夫なんだと勝手に早合点。でも正確にロジック通せば、シャックリと悪い病気(癌とか)は独立現象だと。私の場合、シャックリの裏で膵臓癌が進行しておったわけだし。
シャックリとCPAPは並び立たず
さてシャックリが大きく祟ったのがCPAPに対してです。前回も書きましたが開始以来20年ほど、CPAP装置のお陰でよく眠れてました。装置が記録する呼吸停止の回数もごくごく稀となり、CPAP装置無くても大丈夫じゃないか、というレベルに達してました。しかし、自分としてはCPAPやめるとまた睡眠時無呼吸症候群に逆戻りするのではないかという怖れもありCPAPやめる決断はつきかねてました。
しかしそこに襲い掛かったのがシャックリです。シャックリ=胃への空気の吸い込みです。CPAP使っていると絶えず陽圧のかかった空気が気道を流れているわけで、ヒックと横隔膜が動いた瞬間にその陽圧の空気が胃に流れ込むことになります。まあ1回ならまだしも、何回かすれば胃に空気が充満。当然、ゲップがでることになりますが、このゲップがシャックリをまた誘発するトリガーにもなってます。
それまで成績優秀で毎晩4時間以上はCPAP装着で深い眠りにつけていたのに、周期的なシャックリが襲ってきてからというものボロボロ。折角CPAP装置を置いておいても眠れません。全然意味ないっす。シャックリに背中押されて大変不本意ながらCPAP卒業。
次回はガンの手術前後でシャックリはどうなったのか、について語ります。