前回、前々回と河川の水位計測を勉強してまいりましたが、電子デバイスネタの本丸と思しき非接触式の水位計測には行きつけませんでした。今回は、初回でちょっと触れた国土交通省水管理・国土保全局 革新的河川プロジェクトの第1弾の評価結果を読ませていただきたいと思います。この中には、非接触式を使用した水位計測の事例が多数。読めば非接触式センサのいろいろとその得失がみえてまいりましょう。 “土木でエレキ(24) 河川の水位計測その3” の続きを読む
土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき
前回は本題である河川の水位計測のための「モダンな」センサ(デバイス)の勉強に入る前に力尽きてしまいました。今回はようやく本題に入りたいと思います。話が飛んでいると思われた場合は、お手数ですが前回からご覧ください。 “土木でエレキ(23) 河川の水位計測つづき” の続きを読む
土木でエレキ(22) 河川の水位計測
ちょっと前、お友達のNさんからメールをいただきました。「日野橋、未だ通行どめ」と。台風19号での橋の崩落、損傷の投稿をフォローしてくれたのでした。調べてみると復旧予定は来年の梅雨時くらいみたいです。多摩川渡るのも中々大変。。。今年はきっと水害が多かった年として記憶されるに違いありません。水害対策の基本となるのが、水位を知ることでしょう。今回は、河川の水位計測についてちょっと調べ始めましたが、結構奥深い分野だ、ということが分かってきました。 “土木でエレキ(22) 河川の水位計測” の続きを読む
Literature Watch Returns(12) ESP32マイコン技術百科、インタフェース2020年1月号
前回はM5Stackの入門書でした。M5Stack搭載のマイコンはESP32であります。今回はそのESP32つながりで同時購入したCQ出版社発行の『インタフェース』誌2020年1月号をとりあげさせていただきます。M5Stackにも1章さかれているくらいなので内容的にもろ被りかと思えば全然そんなことはありません。「技術百科」だ、入門ではない!と。 “Literature Watch Returns(12) ESP32マイコン技術百科、インタフェース2020年1月号” の続きを読む
Literature Watch Returns(11) 下島著、『みんなのM5Stack入門』、リックテレコム
正月休みには何かやろうと思うのですが、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしている内に毎年終わってしまいます。懲りずに休みに「やってみる」(読むではありませんよ」つもりで、今年も書籍を何冊か買い込みました。最近埃を被っているマイコンボード共に喝(どちらかといえば触らないでいる自分が主因ですが)を入れるために。そのターゲットの一つが、
M5Stack
であります。小さなボディにいろいろ詰め込んだ一品。なかなか完成度も高く、まさにIoT向け。何か触る切っ掛けが欲しい。 “Literature Watch Returns(11) 下島著、『みんなのM5Stack入門』、リックテレコム” の続きを読む
IoT何をいまさら(41) 高級スポーツウオッチの脈拍計測
お友達のKさんの「おすすめ」でバーゲンで買った約2000円のスマートウオッチ、「脈拍だけじゃない血圧も測れるぞ」とか、「歩数も当然」とか、いろいろ書いてしまいました。そうしたらお友達のSさんから、今度は高級スポーツウオッチのセンサ部を見よ!とばかりに写真を頂いてしまいました。この業界の老舗Polar社のスポーツウオッチの裏側写真です。一目みれば2000円スマートウオッチとの違いが分かります。そのすごさの一端を勉強してみました。 “IoT何をいまさら(41) 高級スポーツウオッチの脈拍計測” の続きを読む
AIの片隅で(19) CuPy、NumPy、単精度、倍精度
前回の投稿でChainer開発終わって寂しい件を書かせていただきました。しかし、CuPyの方は開発を益々?継続のようであります。そういえば、Chainerの裏でCuPyが動いているのは知っていましたが、直接使ってみたことってなかったかも。それにちょっと気になるのがNumPyと凄く互換性が高く見えるけれど、「所詮」CPUとGPUの違いあり、精度の違いなどどう処理されているのでしょうか。とりあえずやってみました。 “AIの片隅で(19) CuPy、NumPy、単精度、倍精度” の続きを読む
AIの片隅で(18) Chainer、開発の終わり
12月5日づけで、ちょっとショックなプレスリリースが出てました。日本を代表するAI(人口知能の方、最近投稿に頻発しておりますAugumentation Indexではありませぬ)ベンチャー企業であるPreferred Networksさんの以下のプレスリリースであります。
IoT何をいまさら(40) 無印スマートウオッチ、歩数計
前回投稿で購入した無印スマートウォッチの黒幕?と思われるセンサ屋さんが登場しました。売りは超小型の3軸加速度センサでした。本当にそこのセンサが無印スマートウオッチに使われているかどうかは分解しないと確かめられません。しかし、ま、加速度センサをスマートウオッチに使うプリミティブ機能としては、歩数計でしょうか。とっかかりとして、他社製品と比較を試みました。
“IoT何をいまさら(40) 無印スマートウオッチ、歩数計” の続きを読む
IoT何をいまさら(39) mCube Inc.、IoTじゃないIoMT?
昨日の「血圧測れるスマートウオッチ」投稿で、mCube Inc.というセンサ屋さんが引っかかってきました。メーカ不詳の中華スマートウオッチとYoho Sportsなるスマホ上のアプリの線上に浮かんできたので、中国の会社?と思われたかもしれません。が、米国シリコンバレーの会社でした。なかなか加速度センサで特徴を出している感じ。 “IoT何をいまさら(39) mCube Inc.、IoTじゃないIoMT?” の続きを読む
介護の隙間から(44) 血圧測れるスマートウオッチ買ってみた
前の投稿で、カフ無に血圧測定をする方法をちょっと調べてみました。そしてお友達のKさんの口車にのって、その手の中華スマートウオッチを買ってしまいました。普通にスマホと接続して電話の着信などを知らせてくれる機能などある上に、脈拍、歩数、運動量といった指標以外に血圧や睡眠などの測定項目も備えています。なんといっても通販サイトで約2000円。この価格で本当に血圧測れるならば「お値打ち感」半端ないですが。やってみました。 “介護の隙間から(44) 血圧測れるスマートウオッチ買ってみた” の続きを読む
トホホな疑問(20) Raspberry Piドキュメントの闇
ラズパイ関係の情報はネットに「溢れて」おります。本稿自体もそんな情報の山の裾野を担っているかもしれません。ラズパイのこと、何か調べようと思っても、まず不自由はありません。あまり多くの情報がヒットしすぎるくらいです。しかし、なるべくなら変な誤解の無いようにデバイスメーカ発行のデータシートや、ソフトウエア開発元の文書に基づきたいところ(私などの書いているものは勝手な意見なので信用しないように。)ところが手持ちの「公式っぽい」データシートを眺めていてそこに闇?があることに気付いてしまいました。 “トホホな疑問(20) Raspberry Piドキュメントの闇” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(73) 突然のNuvoton Technology
ニュースを読んでいたら、知っている名前が急に出てきたので、ちょっとビックリしてしまいました。台湾のNuvoton Technology社(新唐科技)です。日本で話題になった理由は一つ、Panasonicの半導体部門がNuvotonに売られるんじゃないか、という記事が出たから。本日2019年11月28日時点じゃ何とも言えませんが、ちょうどPanasonic社がアナリストの人たちから叩かれるようなイマイチな発表をやってしまった後とて、半導体なんて早く整理しちまえよ圧力がかかった結果のリーク?なんでしょうか。(追記、本日時点じゃとか書きましたが、ちょうど原稿書いているあたりで正式発表したみたいです。) “鳥なき里のマイコン屋(73) 突然のNuvoton Technology” の続きを読む