昨日の続きで、サーミスタで温度を測ります。といっても、回路の方はできているので、後は「計算」するだけ。ちょろい、今日は書くことないかも、などと思っていたら、
それなりにトラブりました
なんでも高をくくっているのはよろしくないようで。
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
動かん動かんと困っていたのが、ピンヘッダの接触不良が原因だと分かり、情けなくなったあと、しっかりコンタクトのとれる別のブレッドボードを使って作業を再開いたしました。なんのことはない、ADコンバータ使って電圧を測るサンプル・プログラムの一つと言ってよいでしょう、
サーミスタで温度を測ろう
というのです。困っていたときに回路要素の設定やらAPIの使い方やらは、かなり「エクササイズ」してしまったので、もはや何も見ずに(実際には、エディタの入力補完があるのでAPIを覚えていなくても大丈夫)プログラムを書いてしまいます。とは言え「教科書」はあります。Cypress社の以下のアプリケーションノート
AN66477- PSoC® 3, PSoC 4, and PSoC 5LP – Temperature Measurement with a Thermistor
です。サンプルプログラムもダウンロードできるのですが、ただ、それを動かしても勉強にならないので、アプリケーションノートとAPIのドキュメントを読みながら自分で書いてみようという感じです。
本日は、トホホな「疑問」というより、トホホな「失敗」であります。久しぶりにPSoC 5LP Prototyping Kit, CY8CKIT-059 を取り出してきて、使おうとしたのです。「精度のよい」デルタ・シグマ型のADを使おうとしたのですね。蛇足ですが、廉価版?のPSoC4との違いは、こういう搭載アナログ要素の違いで明らかです。この間、少し時間が取れたときに、PSoC 5LP Prototyping Kitにはピンヘッダの足を半田付けしてあります。ただ、このキットの横幅は幅広で、普通の片側5つ孔のブレッドボードに刺すと、使える孔が1列+2列くらいになってしまい、使いずらいです。そこで、片側6つ孔のブレッドボードも注文してありました。そこで、このボードに「ぶすっ」と刺して作業を始めたわけです。
このところ、またMbedのWeb開発環境に戻って作業しています。大分慣れてきたのですが、ちょっと疑問に思うことがありました。Web開発環境の裏側では「コンパイラ」が動作している筈ですが、それはどのようなコンパイラなのかと。いろいろ見れば、Armの「純正コンパイラ」
Arm Keil
であるようですが、gccのように
gcc –version
などとやってコンパイラのバージョンとか分からないものかと思っていました。まあ、知ったからといって、コンパイラのバージョンにセンシティブなほど本格的な使い方はしていないのでありますが。心の片隅にしまわれた小さな疑問というだけのことです。 “鳥なき里のマイコン屋(64) Mbed、使われているコンパイラは何?” の続きを読む
一種類とか一社製品とかばかり見ていると知らぬ間に頭が「その常識」に囚われて、いろいろ見えなくなることがあるものです。このところ、ST社のSTM32マイコンを搭載したNucleoボードでばかり「遊んで」います。ちょっと他社のマイコン、それもArm EbedのWeb開発環境でプログラムを作れるものにもちょいと手を出しておくかいなと思いました。選んだのは、
NXP社のLPC11U35搭載のボード
です。正確に言えば、NXP社のLPC11U35マイコンを搭載したEmbedded Artists社のEA LPC11U35 QuickStart Board互換の秋月製ボードです。純正品に比べると大分お手頃だったので、つい。
RTOS(リアルタイム・オペレーティングシステム)などと言うと、とても敷居が高くて、準備するだけで数か月みたいなイメージをもっていたのですが、
では違うようです。今日も実働時間1時間もかからずに、何の知識もない状態から、4スレッド(一般のRTOSでは普通タスクと呼ぶけど)、セマフォにイベントフラグ、割り込みハンドラなど含めたRTOS(Ebed OS5)の練習プログラム、動いてしまいました。でも、いつもの調子で大慌てなドタバタもあったんであります。まあ、書いてみないと分からない。 “モダンOSのお砂場(1) Mbed OS、スレッド、セマフォ、イベント、割り込み” の続きを読む
先日からST社のツールを使わせていただいておりますが、よく資料も読まずに作業していたので、ここに来てちゃんと資料を読もうと思いいたりました。マイコンツールの基本中の基本に、作成したプログラムを実機のプログラムメモリに書き込むときに使うオブジェクトファイルフォーマットというものあり、古くから、
などというものが使われております。当然、WindowsやLinuxでもオブジェクトファイルフォーマットは存在し、PEとかELFとかが使われます。マイコン用とパソコン用の違いを簡単に述べれば、以下のような感じでしょうか。
実際には、ELFフォーマットのような相対番地のフォーマットでコンパイル、リンクまで済ませた後、バイナリツールを使って絶対番地のマイコンに転送できるHEXフォーマットに変換し、書き込みツールでマイコンに書き込む、といったことが行われます。
ST社においても、この手の操作は必須なだけに当然ツール類がサポートされています。
最近、マイコン開発ボード間の接続にUARTを使うようなことを始めております。時間もないので途切れ途切れにソフトを書くしかないのですが、そのマイコン上でなければ書けないようなものならともかく、UART使った文字ベースのプログラムであれば、
パソコンの上である程度作って、デバッグしてから
マイコンに持っていけば簡単じゃん、とか思ってしまうわけです。とは言え、VCでWindowsのAPI使って書く気が起きませぬ(普段Windows上ではお手軽なC#ばかりだから)。WSL(上のUbuntu)か、Cygwinか、MSYS2か、いずれにせよ、gccで書いてマイコンのgccに持ち込むのがよろしかろう、などと考えました。しかし、まてよ、WindowsのCOMxxってその手の環境で使ったことなかった。どんなお名前で呼べば良いの?トホホな疑問です。
前回は、STM32CubeIDEをインストールしてプロジェクトを作ってみたところで終わってしまいました。今回は、恒例の「Lチカ」をビルドして走らせようと思うのですが、初めての環境、手探り状態です。そんな簡単な事でも、やはり初回はノーエラーとは行きません。またまたダウンロードが走り出します。