MCU(マイクロコントローラ)業界でもメジャーな会社の一つが STマイクロエレクトロニクス社です。本社スイスですが、そのルーツはイタリアとフランスにまたがっています。そして、その長い歴史の中で欧米の多くの半導体メーカを飲み込んできた欧州を代表する半導体メーカであります。そんなメジャーな会社を後回しにしてきたのは、一重に「変なところがない」(ので面白くない、すみません)からです。まさに、現時点でのMCUメーカとしてはこの方向でしょ、というそのものズバリ優等生路線。
土木でエレキ(2) 橋梁点検、基礎データの収集方法
前回の調査で、土木的インフラの維持管理のための「見守り」分野でも電子デバイスの「出る幕」はあることが分かってきました。しかし、土木素人の電子デバイス屋です。土木分野の方々が何を点検し、どうデータを収集しているのかを理解していかないことには、いくら出る幕があっても提案もできません。そこで、まずは前回も調べた「橋梁」を対象に、橋梁の点検ではどんなところをどうチェックするのか調べてみました。ちょうど良い資料が何点か見つかったので今回はそれに基づいています。 “土木でエレキ(2) 橋梁点検、基礎データの収集方法” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(21) LAPISセミコンダクタ、敢えて逆張り?
介護の隙間から(23) 見守りサービス、3方向からのアプローチ
鳥なき里のマイコン屋(20) Armは栄える、Hは枯れる。ルネサス
鳥なき里のマイコン屋(19) 東芝、やっぱりArmか、MIPSどうなった?
本日、勝手に調べさせていただくのは、名門東芝のマイコンでございます。「かっては」家電から重電、コンピュータ、なんでもありの総合電機メーカでもあり、超分厚い製品ラインを持っていた、と記憶しています。自社アーキテクチャのマイコンコアだけでも複数持つ上に、RISCの草分けの一つMIPSアーキテクチャの牙城であったと言って良いでしょう。同じくRISCの草分けの一つSPARCアーキテクチャを担いだ富士通はHPC(スパコン)でSPARCを使い続けてきましたが、どうも「次」はArmに切り替えてしまうらしいです。東芝のMIPSはどうなんでしょうか?
土木でエレキ(1) 橋梁、トンネル見守りに電子デバイス
介護の隙間から(22) 見守りサービスの源流
鳥なき里のマイコン屋(18) 絶滅危惧種4ビット、欧州の牙城EM
鳥なき里のマイコン屋(17) 絶滅危惧種4ビットをEPSONに見る
介護の隙間から(21) アルコム RD-4355 この分野の標準機?
前回投稿で、国内メーカのIPカメラ(Webカメラ)を、これは介護に向かないとか、向くとか勝手分類させていただきましたが、抜けている会社がありました。福岡本社のアルコム社です。防犯カメラ、監視カメラの通販の会社で、Panasonicや日立の同分野の製品の販売会社でもあるのですが、自社ブランドでの展開もされているようです。この会社の製品にRD-4355という機種があるのですが、見れば見るほど「徘徊検知」システムでよく見かける「デバイス」にそっくりなのです。