土木素人が、橋梁の維持、管理のための「見守り」装置などを調べさせていただいております。それでは、そういう「見守り」などしないとどうなるか? 落橋、橋の崩落といった事態に至ることが考えられるわけでございます。実際には、維持、管理に当たっている方々のお陰で、大事に至らぬ前に、架け替えられたり、あるいは通行止め(予算の都合でこのごろ増えているみたいですが)になったりして未然に防がれているケースがほとんどだと思います。しかし、それでも落ちることはあるのですね。本日は、「エレキ」をちと離れて、橋の崩落の歴史を短く辿ってみたいと思います。
鳥なき里のマイコン屋(36) Infineon、車載とパワー
欧州というかドイツ半導体の巨人、Infineon Technologies社が後回し(?)なっていたのは他意はありません、たまたまです。MCU業界をひとわたり巡回しきるにあたって(といってまだ取り上げたいところはあるのですが)、トリということでご登場願うことにいたしました。Infineon社は、ドイツが地盤という土地柄からも、当然、
MCU製品は車載がメイン
です。他の車載向けMCUを展開している会社のHPを見ると、まず汎用品があり、車載品への入口もあるのですが、車載品の詳しいことは営業にお聞きください的なスタンスが多いです。(車載品、は車のプロの人以外来てもらっても困るということです。)しかし、Infineon社では何も言わなかったら車載、みたいな徹底ぶりです(というかドイツ人は皆、車屋さんにも思えます)しかし、そこにもコアの用途を整理して、車載以外にも住み分けを図る意図のようなものが感じられました。
鳥なき里のマイコン屋(35) Sonix, 音声マイコンの世界のリーダー?
台湾は、マイコン屋らしいマイコン屋が多くて良いです。その中でも本日調べさせていただく Sonix社は、調べるほどに製品の層の厚さを感じる上に(マイコンは多品種でなけりゃ)、ねらい目に合わせて特徴(周辺回路の味付け)も出ていて流石だと思います。惜しむらくは、ターゲットが比較的ローエンドのアプリ向けだというところ。まず、お値段的には、それほど美味しい商売にはならないんじゃないかしら。でもね、「マイクロコントローラ商売は薄利多売と見つけたり」でしょ。地道に行きましょ、地道に。
鳥なき里のマイコン屋(34) Elan、4bitの香りの8bit
もう一息で主要なマイクロコントローラ・ベンダを走破できそうな雰囲気になってきたので、さっさと行きたいと思います。本日は、台湾のマイコン屋さん、Elan Microelectronics社です。ビジネス的にはタッチ系の入力用ICの方がメインになっているのかな?と思いつつ、昔ながらのマイコンもしっかりやっている感じがします。
介護の隙間から(29) ICT化で書類削減というけれど
今日のテーマは、介護される側にはほとんど関係なく、介護する側(それも家庭内ではなくプロ)にかかわる問題です。
介護と書類(事務処理)
です。最近、ICT化で介護の事務処理の負担軽減、みたいは話をよく目にするのです。しかし、現場レベルでその手の話題を語っている方を目にしたことがなく(単に検索にかからないだけかもしれません)、多くの場合は、お国とかICT屋さんが語っているようです。雰囲気から察するに「上の方から落ちてきている」ような気がします。それでホントに介護する人たちが楽になるのなら良いですが、どうなんでしょうか。そうはいっても着々とICT化は進むことでしょう。 “介護の隙間から(29) ICT化で書類削減というけれど” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(33) Dragonchip、リモコンに生きる?
土木でエレキ(7) AIの活用を道路の点検技術にみる
鳥なき里のマイコン屋(32) 6502の家元? Western design Center
前回に引き続き、米国の、規模は小さいけれど変わったユニークなマイコン屋さんを取り上げさせていただきます。その名はWestern Design Center (WDC)です。「Armのお供に8051説」を追いかけていた第8回、台湾Megawin社でArmや8051に混じって6502ベースのMCUがあったとご報告しておりました。Megawinの6502コアが、「分家」の末流ならば、WDCは6502の家元か本家といったところでしょう。こういったマイコン屋さんが消えずに存在するのを見るにつけ、6502の栄光の大きさと、米国のマイコン文化の奥深さを感じます。
介護の隙間から(28) 癒しと電子デバイス
鳥なき里のマイコン屋(31) Cybernetic Micro Systems P-51、マニアックすぎ
時々、米国には変な、というと申し訳ありませんが、ユニークな会社が存在します。このCybernetic Micro Systemsもそのような会社の一つではないかと思います。シリコンバレーの中心地、スタンフォード大あたりからだと、海岸の山地(結構高い)を越えて、太平洋の方まで出ないとなりません。当然「バレー」の中ではありません。お休みのドライブには良いかもしれませんが、ビジネス向けのロケーションではありませんな。この会社のメインは、ステッピングモーターのコントローラなどだと思うのですが、あるのです8051が。それもかなり「ユニーク」な味付け。
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IoT何をいまさら(9) IoT, M2M, AI, ML 言わせてもらえば
鳥なき里のマイコン屋(30) ISSI メモリの影にレア物MCU
マイコン(マイクロコントローラ)をメインに推している半導体ベンダもあれば、他の主力商品の影でひっそりとマイコン売っているベンダもあります。このシリーズでは「丹念」にそういう「ひっそり系」?ベンダもカバーしていきたいと考えております。今日はそのような中の1社。Integrated Silicon Solution Inc.(略称: ISSI)のマイコンを調べさせていただこうと思います。
土木でエレキ(6) 打音検査、ICT化AI化、なにがやりたい?
鳥なき里のマイコン屋(29) MediaTek MT2523、MCUそれともSoC
今日は迷いました。「鳥なき里のマイコン屋」は、マイクロコントローラ(MCU)を経めぐるつもりのものですが、これってMCUに入れて良いのかどうか。しかし、「自己規定」として、microcontroller、MCUの文字が見えるので、やっぱり持ち主の判断を優先するべきだろうと考えました。さらに言えば、この「持ち主」の会社というのもこれまた迷うのです。開発元、型番的には台湾半導体大手、Androidのスマホ向けSoCなどでおなじみのMediaTek社の製品です。しかし、MediaTek社の該当製品の紹介ページから引用させてもらうと、
Please note this product is now managed and sold by AIROHA, a MediaTek subsidiary.
ということで子会社のAIROHA社に移管されているようです。というわけでMT2523シリーズ・マイクロコントローラにGo!