ルネサスエレクトロニクスは、日立製作所の半導体部門と三菱電機の半導体部門(全部じゃないけれど)を合体させて、そこに後からNECの半導体部門だった組織をさらに合体させた会社、という認識で大筋間違いありますまい。ちょっと大雑把すぎて申し訳ないですけれども。元の3組織のいずれもが、日本を代表する「マイコン・メーカ」であったので、合併当初のMCU製品ラインナップは、市場的にも機能的にも重複しまくりに見えました。しかし、NEC半導体の合流からでも、はや10年近く、MCUの製品ラインは随分と集約されてきたようです。
鳥なき里のマイコン屋(19) 東芝、やっぱりArmか、MIPSどうなった?
本日、勝手に調べさせていただくのは、名門東芝のマイコンでございます。「かっては」家電から重電、コンピュータ、なんでもありの総合電機メーカでもあり、超分厚い製品ラインを持っていた、と記憶しています。自社アーキテクチャのマイコンコアだけでも複数持つ上に、RISCの草分けの一つMIPSアーキテクチャの牙城であったと言って良いでしょう。同じくRISCの草分けの一つSPARCアーキテクチャを担いだ富士通はHPC(スパコン)でSPARCを使い続けてきましたが、どうも「次」はArmに切り替えてしまうらしいです。東芝のMIPSはどうなんでしょうか?
土木でエレキ(1) 橋梁、トンネル見守りに電子デバイス
介護の隙間から(22) 見守りサービスの源流
鳥なき里のマイコン屋(18) 絶滅危惧種4ビット、欧州の牙城EM
鳥なき里のマイコン屋(17) 絶滅危惧種4ビットをEPSONに見る
介護の隙間から(21) アルコム RD-4355 この分野の標準機?
前回投稿で、国内メーカのIPカメラ(Webカメラ)を、これは介護に向かないとか、向くとか勝手分類させていただきましたが、抜けている会社がありました。福岡本社のアルコム社です。防犯カメラ、監視カメラの通販の会社で、Panasonicや日立の同分野の製品の販売会社でもあるのですが、自社ブランドでの展開もされているようです。この会社の製品にRD-4355という機種があるのですが、見れば見るほど「徘徊検知」システムでよく見かける「デバイス」にそっくりなのです。
鳥なき里のマイコン屋(16) Tenx、絶滅危惧種4ビットのニッチ
介護の隙間から(20) 国内メーカのIPカメラ取り組み比較
鳥なき里のマイコン屋(15) 消えゆく4bitマイコン
介護の隙間から(19) 見守りにもPanasonic?
拙い絵を描いてしまいましたが、著作権のある写真を勝手にコピーしないためでございます。「徘徊検知」機器を調べておりますと、やたら各社の装置にこれに似た形の人感センサ(焦電型と思われる)つきのカメラが登場してくるのです。可愛い一つ目の海坊主、という感じ。お人形風のシェープあり、こけし感のあるもの、ロボットっぽいものなどバリエーションがいくつかあるので、いくつかの製造元からのソースが、ちょっと味付け(とネーミング)を変えて、福祉用具各社の製品向けに流通しているのではないか、と推測されます。 “介護の隙間から(19) 見守りにもPanasonic?” の続きを読む