前回は「変数係数」の微分方程式でも「オイラーの微分方程式」というものは変数変換で解ける(でも ode2で一撃よ)の回でした。今回も「変数係数」の微分方程式なのですが、ついに「ode2で一撃」の神通力は通じないこととなりました。教科書では「階数低下法」による解法を解説くださってます。教科書通りに一歩一歩解くしかないのか? “忘却の微分方程式(147)反復練習110、「階数低下法」の例題なんだが、Maxima” の続きを読む
帰らざるMOS回路(59) Xilinx Vivado、「制約」のチュートリアル、その2
前回につづき、AMD(Xilinx)様の「UG945 – Vivado Design Suite チュートリアル: 制約の使用」にしたがって、制約 constraints の設定の練習をつづけてみます。前回は「タイミング制約」でした。後半の今回は「物理制約」です。なにやらコマケーが設計の死命を制する制約が仰山。
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(190) 同調アンプの電流源に信号加えてAM変調
アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年3月号(和文版)実習4回目です。前回、「同調アンプの改良」ということで差動ペア段を導入してます。そこで差動ペアの電流源になってしまったQ3、単にバイアス与えるのではなくコイツに信号を加えたら?というのが「追加の実験」です。AM変調だぜ。
モダンOSのお砂場(89) NucleoでArduinoからMbed OS6、printf
Arduino APIとの比較を通じてArm純正RTOS、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。今回は入出力というより、デバッグ用のAPIです。printfね。USBを通じてホストPCの仮想シリアルポートにいろいろ情報を送り出すもの。いつもお世話になっておりますが、改めて再確認っと。
ブロックを積みながら(155) Scilab/Xcos、ルックアップ・テーブル・パレット
前回は「不連続」といいつつ「連続時間」の御供的なパレットでした。今回は「ルックアップテーブル」と言いながら、折れ線グラフでマッピング的なパレットです。まあ、ブロックの数も少ないので、何も考えずに端から動かしてみるだけ。いいのか、そういうことで。
モダンOSのお砂場(88) NucleoでArduinoからMbed OS6、アナログ出力
Arduino APIとの比較を通じてArm純正RTOS、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。前回はPWM出力、今回はDAコンバータを使った「真の」アナログ出力です。対応ボードの都合上、Arduino側はUNO R4のみ。Mbed OS6側はNUCLEO‐F446REのみです。出力電圧を観察するだけ。
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手習ひデジタル信号処理(130) Scilab、素朴なピーク検出、その1
前回は「実験材料の音源」である救急車のピーポー音をFFTしてピークとなる周波数の抽出を試みました。単純な最大値抽出だったので1周波数のみ検出。ピーポーで2波長、それにドップラー効果がかかっているので合計4波長が観察できるはずです。今回は「素朴なピーク検出関数」を自前で拵えて音源波形に適用してみたいと思います。
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モダンOSのお砂場(87) NucleoでArduinoからMbed OS6、PWM出力
Arduino API比較をしつつ、Mbed OS6の入出力API群を練習中。前回はアナログ入力。順番からして今回はアナログ出力ですが、まずはPWM出力から。Arduino環境でanalogWrite()というとPWM出力だからです。電圧はデジタルだけれども時間方向はアナログ(時間の最小単位はデジタルだけれども。)
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(164)ARM64(AArach64)SIMD即値命令
前回はSIMDの転置(transpose)命令に「絶対自分じゃ思いつかね~」と感心しました。今回はSIMDでも即値(イミーディエイト)をソースにとる命令群です。たった8ビットなんだけれどもその効果たるや意外と複雑?中でも8ビット即値を浮動小数にエンコードしてロードするFMOV命令にはちょいとてこずりましたぞ。
モダンOSのお砂場(86) NucleoでArduinoからMbed OS6、アナログ入力
Arduino APIとの比較をしながら、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。前回は基本のキの字のデジタル入出力でした。今回はアナログ入力です。ADコンバータを使ってアナログ電圧を読み取るもの。コマケー話はいろいろあるケド、まずは読み取るところから。アナログ出力の方は2系統やらないとならないのでまた今度ね。
データのお砂場(132) R言語、remission、がんの寛解と細胞活性、{boot}
今回はまた医療ネタのサンプルデータセットです。「細胞活性」と「がんの寛解」との関係。ただし「細胞活性」がどんな細胞のどのような指標なのか、あるいは「がん」がどんな種類のものなのか、一切言及ありません。医療ネタであるあるなクローズド感。関係ない事柄に気を散らさずにRで統計処理の勉強せよとの思し召しなのか、大人の事情か?
モダンOSのお砂場(85) NucleoでArduinoからMbed OS6、デジタルIO
過去回でSTM32 NUCLEOボード上のMbed OSの練習実施。RTOSなのでついThread(Mbed OSではTaskでなくThreadと称します)だの同期だのに走ってました。しかしMbed OSはIOドライバも含めた立派なOSなのでIOの練習もいるよな、できればArduinoとの比較付でと思い至りました。
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忘却の微分方程式(146)反復練習109、変数係数でもオイラーの微分方程式の時、Maxima
ずっと「定数係数」の微分方程式ばかり練習(解いたのはMaxima様)、「変数係数」のときはどうよ?という疑問あり。解けん?しかし、変数係数微分方程式でも「オイラーの微分方程式」というものは「変数変換」によって定数係数に帰着させて解けるぞよ、とのお教えであります。当方は伝家の宝刀ode2()にお願いするばかりなんだが。
帰らざるMOS回路(58) Xilinx Vivado、「制約」のチュートリアル、その1
前回に続きいよいよ制約 constraints の設定の練習に入りたいと思います。ついては何かチュートリアルなどないのか?AMD(Xilinx)様に無いわけないっと。「UG945 – Vivado Design Suite チュートリアル: 制約の使用」です。英語読む気力が薄れたお惚け老人にも優しい日本語版であります。