SPICEの小瓶(39) waveGen.py スクリプトの改定。バグFIX+PWM信号対応

PWMwave
Joseph Halfmoon

前回、ハーフブリッジ回路もどきを駆動するシミュレーションを行うためにPWM波形を使用したいと思いました。ハーフブリッジなのでノンオーバラップ期間のある2相ね。ところが電圧源でPULSE波形を指定するのに数値指定に難渋しました。忘却力の頭では暗算できんと。そこで1年数か月ぶりに波形生成スクリプトに手を入れることに。
“SPICEの小瓶(39) waveGen.py スクリプトの改定。バグFIX+PWM信号対応” の続きを読む

忘却の微分方程式(130) 反復練習93、ODE2で同次微分方程式など一撃よ、Maxima

DE14_Ex6
Joseph Halfmoon

前回はode2()関数で初期値問題。今回は一般解を求める問題に戻ります。「同次数微分方程式」とな。教科書は「簡単に変数分離形に変形できる」としてテクをお教えくださっているのです。しかしMaxima様のode2()関数にお願いすれば、そんなテクなど不要、一撃解答(後処理にひと手間いることもあるけど。)いいのかそんなことで。
“忘却の微分方程式(130) 反復練習93、ODE2で同次微分方程式など一撃よ、Maxima” の続きを読む

帰らざるMOS回路(44) Digilent CMOD S7導入、Vivadoのシミュレータ

simResult
Joseph Halfmoon

前回Digilent社の小型FPGAボードCMOD S7を導入。「本流FPGA」Xilinx(AMD)登載であります。開発環境はVivadoのML版です。前回はボードを取り出して「とりあえず」LEDを点滅させる回路をFPGAに書き込み動作を確認。今回はVivadoのVerilogシミュレータを使用してみます。 “帰らざるMOS回路(44) Digilent CMOD S7導入、Vivadoのシミュレータ” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(177) AD2のオーディオ出力にヘッドフォンアンプを追加

headPhoneAMP_EC
Joseph Halfmoon

第174回でAnalog Discovery2の裏側面にあるAudio出力についてちょいと調べてみました。AWG出力をステレオの音声信号にして3.5mmのミニプラグに出力することが可能です。今回はそのオーディオ出力の先に電池駆動のヘッドフォンアンプを接続してみます。スイッチ付のボリュームで音量調整できるものです。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(177) AD2のオーディオ出力にヘッドフォンアンプを追加” の続きを読む

モダンOSのお砂場(83)UNO R4でFreeRTOS、Renesas RA4M1基礎知識

UNOR4_EC
Joseph Halfmoon

ArduinoやFreeRTOSのAPIレベルから少しハードよりに「ダイブ」しようとしてルネサスRA4M1マイコンについて無知なことを露呈しました。今回はタイマなどの周辺ハードウエアの直接アクセスをするための準備作業として、ルネサス様の用語など基礎知識を勉強したいと思います。 “モダンOSのお砂場(83)UNO R4でFreeRTOS、Renesas RA4M1基礎知識” の続きを読む

ブロックを積みながら(138) Scilab/XCOSの配線?クセが強いのう。

connection_step
Joseph Halfmoon

前回から Scilab/XCOSを練習してます。XCOSはブロック線図などを描いてシミュレーションできる強力なツールです。しかし操作はちょいとクセ強です。とくにブロック間の配線、慣れないと思うような線にならないので、短気で怒りっぽくなっている老人はイライラします。上手くできない自分が悪いんだけれども。
“ブロックを積みながら(138) Scilab/XCOSの配線?クセが強いのう。” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(113) Scilab、クロックリカバリ?ASK信号を復調

demodulatedSignal
Joseph Halfmoon

信号処理素人の老人が勝手に自前関数など作っているのは他でもありません、手元のScilabにインストールしたツールボックスcomm_tbxが思うように動作してくれない、というその一点のため。個別に追及していくと何とか動いたりもするので初期設定の何かがオカシイ?しかしま、拙い自前関数を作ることも手習ひであると。ホントか?

“手習ひデジタル信号処理(113) Scilab、クロックリカバリ?ASK信号を復調” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(148)ARM64(AArach64)SIMD 反転系

simd_rev
Joseph Halfmoon

前回はSIMDの絶対値や符号反転命令を「符合系」などとまとめました。今回は「反転系」などと勝手に分類。ビットの値の「反転」、バイト内のビット順の「反転」、要素順の「反転」をまとめて練習してみます。今回も地味な命令がつづくなあ。でもどれも有れば便利、無いとメンドイものばかり。ハマりどころで活躍、そうでないとこではスルー?

“ぐだぐだ低レベルプログラミング(148)ARM64(AArach64)SIMD 反転系” の続きを読む

データのお砂場(115) R言語、ducks、ハイブリッド・アヒルの特徴、{boot}

ducksPlot
Joseph Halfmoon

前回は御病気の統計でしたが、今回はducksです。duckといえば北京ダック食いて~などと思う不埒な年寄です。しかしマガモとアヒル(duck)の関係も知らなかった年寄です。合鴨もいたな~(旨いな。)しかし今回のサンプルデータ・セットは羽毛を採る方かもしれません。オナガガモとマガモの「ハイブリッド」種についてです。 “データのお砂場(115) R言語、ducks、ハイブリッド・アヒルの特徴、{boot}” の続きを読む

忘却の微分方程式(129) 反復練習92、ODE2で微分方程式の初期値問題、Maxima

DE12_Ex5_Graph
Joseph Halfmoon

前回、1階/2階の常微分方程式の一般解を求めるときは無理やりdesolve関数に任意定数モドキを導入するよりODE2関数にお願いした方がスマートだということに気づきました。でも一般解をODE2関数で求めたとして、実際の値を代入して初期値問題とか解くときはどうするの?ちゃんと関数があったです。まずは1階、ic1とな。 “忘却の微分方程式(129) 反復練習92、ODE2で微分方程式の初期値問題、Maxima” の続きを読む

定番回路のたしなみ(44) 昔は弱かった?CMOS「異なる電源使用時の安全対策」

YasojiSuzukiCMOSLOGIC
Joseph Halfmoon

大掃除で出てきたシリーズ第2弾?であります(第1弾はこちら。)東芝の鈴木八十二先生と言えば、初期のCMOSデバイスの世界の大立者、そのころCMOS始めた「若者」は先生の著書を皆拝読していたとかいないとか。画像を掲げましたのは「CMOSデバイスの徹底入門」1980年発行、産報出版であります。今回はその図2.18とな。
“定番回路のたしなみ(44) 昔は弱かった?CMOS「異なる電源使用時の安全対策」” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(176) 耳ざわりなハウリングをようやく達成?ECMアンプ

SpkeakerEnclosure
Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』2023年11月号の実習2回目です。ECM(エレクトレット・コンデンサ・マイク)のオーディオ・アンプ回路です。前回実習回路を組み立てて「一応」動作は確認してます。しかし2回目を行ったのはわざわざ「ハウリング」を聞きて~というその1点であります。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(176) 耳ざわりなハウリングをようやく達成?ECMアンプ” の続きを読む

部品屋根性(114) USB On-The-Go ケーブルでラズパイPicoをスマホ接続

SmartPhone_USB_OTG_PICO
Joseph Halfmoon

USB OTGという規格を聞いたのはいつ頃か?20世紀末くらい?USBに詳しい友人(物故者だが)から聞いた気がします。ホストにもスレーブにも成れるのだと聞き、これからの「ユビキュタス」機器にはこれだね、と思った自分はなんだったのか。確かに現代のスマホは皆対応しているけれども、OTGケーブル使っている人、どれだけいるの?
“部品屋根性(114) USB On-The-Go ケーブルでラズパイPicoをスマホ接続” の続きを読む

ブロックを積みながら(137) Scilab/XCOSの復活、まずは積分でリハビリ

integFlow
Joseph Halfmoon

長らくNodeREDを練習してきましたが、NodeREDは別シリーズにお引越し。今回から本シリーズではScilab/XCOSを練習したいと思います。Scilab付属のツールXCOSはブロック線図などを描いてそれをシミュレーションできる「ビジュアルな」ツールです。「MATLABにおけるSimulinkみたいなもん」です。

“ブロックを積みながら(137) Scilab/XCOSの復活、まずは積分でリハビリ” の続きを読む