アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年6月号(和文版)の1回目です。「アナログ・フィルタ」の実験。アナデバ様的には6月号がPart 1、7月号がPart 2と2回に渡ってます。でもPart 1だけでも「いろいろ多い」ので当方の今回はPart 1冒頭の「一番プリミティブなやつ」1個のみ。
ブロックを積みながら(165) Scilab/Xcos、摩擦有り、力学台車のバネ運動
Xcos使って「物理学実験」を実施中です。今回はバネで往復運動をする台車の運動の観察?ですが、「摩擦あり」の場合です。「摩擦なし」の場合は別シリーズのMaxima様の第125回で微分方程式を解いてます。ただね、「摩擦あり」といってもいろいろありーの、なので、今回のはホンワカしたなんちゃってバージョン。
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SPICEの小瓶(50) LTspice、ノイズ生成関数3種の闇?コマケー話だよ。
柄にもなくアナログ素人老人が信号に「ノイズ」などちょっと乗せてみようなどと思って、ちょいとハマリました。LTspiceにはビヘイビア電源(BV)あり、そしてビヘイビア電源に使用できる関数の中にノイズ生成関数があるのです。それも3種も。どのノイズ関数使うのがよろしいの?悩み?は尽きませぬ。
SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた
ロジック・ハードウエアあるいはソフトウエアの世界ではステートマシンを記述することはよくあるじゃないかと思います。ところが、アナログな回路シミュレーターであるLTspiceにもステートマシン記述機能が隠れてました。その「記述言語」をContraption Programming Languageと唱えるようです。初耳だぜ。 “SPICEの小瓶(49) LTspice、ステートマシン記述言語を内蔵していた” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(195) トランス結合アンプその1
アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年5月号(和文版)の1回目です。4月号の第193回はコレクタにLCタンク回路を接続した同調アンプでした。今回はコレクタにトランスを接続した「トランス結合アンプ」です。初回なのでまずはLTspiceしてみるべしとやってみましたが、なんじゃらほい?
トホホな疑問(59) リアルな部品の現実を見よ?インダクタンスの直列抵抗
さて、別件シリーズでRC/RL/RLCローパスフィルタの周波数特性をシミュレーションし悦に入りました。しかし「現物でそんな上手く行くわけねーずら」という声が聞こえてくるような。。。気のせい?そういうことで確認のため「シミュレーション通りの定数」の現物回路を組み立てて実機で測定してみました。確かに理想と現実は違う?
SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性
前々回、LTspiceの.MEASコマンドでカットオフ周波数を計算したのですが、「その方法では上手く行かない」ケースを見つけてしまいました。RLCのローパスフィルタの周波数特性を描こうとしたときにです。カットオフ周波数前に「小さなピーク」あり、前回方法では「ピーク前のまだ通過域」のところを誤って算出。これはイケない。 “SPICEの小瓶(48) RC、RL、RLCローパスフィルタの周波数特性” の続きを読む
帰らざるMOS回路(63) Xilinx Vivado、Accumulator
前回はVivadoに「バンドル」されているIPからRAM-Based Shift Registerを練習。LUTを使ってFIFOみたいな構造を作れるIPでした。今回はAccmulatorです。入ってくる値をどんどん積算して結果を出力してくれるもの。なんか計算用のブロックを使って作ってくれるのか?どうなんだ? “帰らざるMOS回路(63) Xilinx Vivado、Accumulator” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(194) RLC バンドパスフィルタ
アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』最新記事の日本語版はまだアップされていなかったです。そこで今回は勝手実験です。ちょうど別シリーズでインダクタとキャパシタを使ったパッシブ・フィルタの計算をやってます。計算してそれきりだったので実機にておさらいしてみるかと。計算と違っていたらビックリなんだが。
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定番回路のたしなみ(51) Rectifierその3、トランス式単相全波整流回路
前回、前々回と整流回路を嗜んできましたが、いずれも入力の交流電圧そのままに直流に変換するものでした。やっぱり電源といったら商用電源100Vから電圧を落として直流にするものだろ~ということで今回はトランスを入れてみました。秋月殿で手に入るような「センタータップ付き電源トランス」を目標。ちゃんとシミュレーションできるのか? “定番回路のたしなみ(51) Rectifierその3、トランス式単相全波整流回路” の続きを読む
定番回路のたしなみ(50) Rectifierその2、単相全波整流回路
前回の「単相半波整流回路」のシミュレーションにはウソなところがありました。シミュレーション的にはショウガナイ(ノージンジャー)ということであります。しかし今回、単相「全波」整流回路をやる段になって、前回のようなウソッコな行き方ではシミュレーションできないこととなりました。真面目にとりくむ(誤魔化す)べしと。 “定番回路のたしなみ(50) Rectifierその2、単相全波整流回路” の続きを読む
定番回路のたしなみ(49) Rectifierその1、単相半波整流回路
定番回路などと言いつつ、そういえばゴッソリやってなかったことに気づいた一群の回路があります。交流電源から直流を取り出すためのRectifier、整流回路です。今回から心を入れ替えて「嗜んでみる」ことにいたしましたが、SPICEだけ。手元に商用電源で実験できるような部品もないでのう。。。 “定番回路のたしなみ(49) Rectifierその1、単相半波整流回路” の続きを読む
帰らざるMOS回路(62) Xilinx Vivado、RAM-Based Shift R
前回、Vivadoに「バンドル」されているIPのリストを眺めることができたので、今回から「練習」していきたいと思います。「代表的なところ」からと思いつつ、何が「代表的」なのかサッパリなので目についたところからです。今回はその名もRAM-Based Shift Registerです。FIFOみたいなものかね。知らんけど。 “帰らざるMOS回路(62) Xilinx Vivado、RAM-Based Shift R” の続きを読む
お手軽ツールで今更学ぶアナログ(193) 直交出力をもつエミッタフォロワ同調アンプ
アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年4月号(和文版)実習2回目。前回エミッタフォロワ同調アンプを実習しましたが、その回路に「同調でない」アンプを併設、すると90°位相がズレた2出力、つまりは直交出力をもったアンプが作れるぞよ、との思し召しです。いずれがIかQか、IQIQ。お楽しみ。