このところSeeed Studio社製のGD32VF103VBT6ボードをSipeed社Longan nanoと見立てて動かしてきています。まったく問題なし。しかし、Seeed社製のボードにはLongan nanoには搭載されていないデバイスも搭載されとります。その一つがAT24C02、EEPROMです。今回は、このシリアルEEPROMの読み書きをやってみました。 “鳥なき里のマイコン屋(99) GD32でAT24C02、EEPROM” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(98) GD32VF103の素性?
最初はSipeed社Longan nanoで、続いてSeeed社GD32VF103VBT6ボードでGiga Device社GD32VF103を触ってきました。ペリフェラルを操作している程度ならSDKのAPIを使えれば十分かと思っておりましたが、このところRISC-Vのアセンブラなども触ってみるにいたり、もう少しGD32のコアに「理解を深める」必要あり、と認めました。泥縄。 “鳥なき里のマイコン屋(98) GD32VF103の素性?” の続きを読む
忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数
前回は、「OpenModelicaのモデリングの心を学ぶべく」などと書きながら、OMNotebookのウインドウ性懲りもねー、とブー垂れて終わっておりました。ま、それでも付き合っていれば、段々分かってくることもあります。どうも普通のプログラム言語のイメージが、OpenModelicaのコードを理解するときの妨げになっていた、ということにふと気がついたんであります。 “忘却の微分方程式(9) OpenModelicaの方程式と変数” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(97) GD32開発ボードにRISC-Vデバッガ接続
前回は、SeeedStudio製GD32VF103VBT6開発ボード(以下「開発ボード」)をPlatformIO上の設定ではLongan nanoとしておいても、問題なくビルドおよびDFU経由のダウンロードが出来ることを確かめました。今回はSipeed製のRISC-Vデバッガ(JTAG)を開発ボードに接続してみたいと思います。 “鳥なき里のマイコン屋(97) GD32開発ボードにRISC-Vデバッガ接続” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(96) GD32VF103VBT6開発ボード
前回までRISC-V搭載の小型で「お求めやすい」マイコンボード、Longan nanoをいじってきました。最大の不満と言えば、ボードも小さければ搭載MCUも小ピンで、全部の機能は取り出せないことです。そんな折、Longan nanoと同じGD32VF103、しかし100ピン版でほぼ全端子を使用可能に見える開発ボードを見つけてしまいました。思わず購入。 “鳥なき里のマイコン屋(96) GD32VF103VBT6開発ボード” の続きを読む
AIの片隅で(22) M5StickVのお引越し、再起動
直ぐ何かに影響されます。aNo研著のMAiX本を読み、約7カ月ほど「眠っていた」Kendryte K210搭載の小さな「AIカメラ」M5StickVを復活させねば、と決意いたしました。ちょうど新しいPC(といっても誰かのお古をクリーンインストールしたもの)が手に入ったので、いろいろ入れ過ぎてカオス気味のメイン機からついでにM5StickV関係をお引越しさせよう、と考えました。しかし、AI業界で7カ月は長い。いろいろ変わっていた。。。
忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる
前回から、OpenModelicaの「モデリングの心」を学ぶべく、OMNotebook上のDrModelicaを読ませていただいております。とはいえ、Exercise無しの手抜き学習。先の短い年寄りならばそれも許されようと(本当か?)しかし、OMNotebook、素晴らしいソフトだと思いつつも、「ケッ、なかなか思ったように動かねえなコイツ」と心の中で悪態をついておるこのごろ。 “忘却の微分方程式(8) OMNotebookに手こずる” の続きを読む
ぐだぐだ低レベルプログラミング(20) RISC-V、nop、mv、li??
別シリーズに (93) (94) (95) とRISC-Vのアセンブラねたを仕込んでしまいました。一応、アセンブラは「こちら」というこで引っ越しをすることにいたしました。今後はRISC-Vのアセンブラねたはこちらということでお願いいたします。ま、どちらでも大した違いはないんでありますが。しかし、何か月ぶりのシリーズ再開だ? “ぐだぐだ低レベルプログラミング(20) RISC-V、nop、mv、li??” の続きを読む
Literature watch returns(18) MAiX MAniaX、aNo研[著]
前回、年甲斐もなく同人誌即売会的「技術書」に手を出して?しまいましたが、今回も「それ」です。商業出版社の出版物ではありませんが、ネットで入手可能。たかだか132ページの「小冊子」ではありますが、Kendryte K210にご興味のある方には必携の一冊じゃないかと思います。
鳥なき里のマイコン屋(95) Longan nano、RISC-Vデバッガ
忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ
前回は、つい易きに流れてブロック図の方に行ってしまいました。これでもかなりな事は出来そうだし、第一に絵が面白いです。でもね、どうもModelicaというものをちゃんと知るためには、「Modelica言語」を避けては通れないみたいです。例によって楽して学べるものはないかいな、とインストールされたソフトウエアをみてみると、ありました。OMNotebookというものが。 “忘却の微分方程式(7) OMnotebookでModelicaを学ぶ” の続きを読む
鳥なき里のマイコン屋(94) Longan nano、アセンブラその2
前回、何もしないで「行って来い」だけのアセンブラ関数を書いて、生成されたオブジェクトコードを眺めてみたときに、ちと気になったことがありました。RISC-V用のツールチェーンのobjdumpがディスアセンブルしたコード、16ビット幅でした。その辺に転がっている資料をみるとRISC-Vの命令は32ビット幅の筈。なぜ?
鳥なき里のマイコン屋(93) Longan nano、アセンブラ関数を呼び出す
前回、割り込みを使うにあたって、Longan nanoはRISC-Vコアといいながら、RISC-Vのことなんぞ、ちーとも勉強しないまま、漫然とCでコーディングしている具合の悪さを痛感いたしました。やはりコアを知るべきでしょう。そのためにはアセンブラで書いてみるのが一番。つらつら本を読んでも右から左に忘れてしまいますが、コーディングしてバグったことは忘れない?
忘却の微分方程式(6) OpenModelica、触ってみる
前回、インストールしたOpenModelicaにいよいよ触ってみたいと思います。しかしね、どこから始めたら良いのか。OpenModelicaもまた、複数の峰々が並ぶ深い山塊に例えられるかもしれません。登り口次第で入りやすいところもあり、そうでないところもあり。