SPICEの小瓶(60) LTspice、{Educationalフォルダ} 電圧制御発振器

MC1640simModel_EC
Joseph Halfmoon

前回、Educationalフォルダに格納されていたBCDカウンタ74160のモデルを動かしてみました。Educationalフォルダを探してみると、他にも「現物デバイス」のモデルが格納されているみたいです。興味シンシンよのう。今回は古のモトローラ社の電圧制御発振器MC1648のモデルを練習してみます。

“SPICEの小瓶(60) LTspice、{Educationalフォルダ} 電圧制御発振器” の続きを読む

SPICEの小瓶(59) LTspice、{Educationalフォルダ} BCDカウンタ

74160sim0b
Joseph Halfmoon

前回、LTspiceの「ビヘイビア」なdflopを並べてみたら、デフォルトの遅延0でデータが「抜けて」しまったので慌ててコンポーネントに属性つけてシミュレーションしました。しかし属性つけずとも「動いている感」バッチリなモデルがEducationalフォルダにありました。BCDカウンタ74160のモデルです。
“SPICEの小瓶(59) LTspice、{Educationalフォルダ} BCDカウンタ” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(230) ハートレー発振回路、LTspiceの例題回路

ltspiceExample_HartlyEC
Joseph Halfmoon

前回までアナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年2月号(日本語版)の実習やってました。ハートレー発振回路です。諸般の都合で実習が尻切れに終わってしまったので、今回はLTspiceのExamplesフォルダ内を漁ってみました。定番「ハートレー」回路なら、きっと例題回路がある筈。ありましたぜ。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(230) ハートレー発振回路、LTspiceの例題回路” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(229) ハートレー発振回路 実機、抵抗の現物調整

HartleyOSConBB_EC
Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年2月号(日本語版)の実習2回目。前回はハートレー発振回路のLTspiceシミュレーションのみ行ってお茶を濁しました。今回は前回の回路を実機で発振させてみたいと思います。しかし発振、回路定数に大きく影響されるみたい。要抵抗値調整。でたとこの現物調整。いいのか?
“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(229) ハートレー発振回路 実機、抵抗の現物調整” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(228) ハートレー発振回路 シミュレーションのみ

HartleyOSC_case2_wave
Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年2月号(日本語版)の実習初回です。前回は矩形波が得られるPWMでした。今回はほぼほぼ正弦波が得られるハートレー発振回路です。あれれ、デジャヴ? 何か似たような回路を別件シリーズでやった記憶。調べてみたら被ってなかったです。良かった。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(228) ハートレー発振回路 シミュレーションのみ” の続きを読む

定番回路のたしなみ(58) OPAMPとMOSFETで作るサンプル&ホールド回路

SAH01Bcir
Joseph Halfmoon

このところロジック回路と遅延で作るような古色蒼然とした回路が続きました。今回はオペアンプとMOSFETで作るサンプルホールド回路です。別にADするわけでないのだけれど。世の中を見渡せば当然、立派な特性のサンプルホールド専用ICなどもあり、今回のような回路はビミョー。一応練習してみるってもんかと。 “定番回路のたしなみ(58) OPAMPとMOSFETで作るサンプル&ホールド回路” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(227) デューティ比調整可能なアナログPWM

PWM5schematic
Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年1月号(日本語版)の実習6回目デス。前回はPWMといいつつ非安定マルチバイブレータでした。デューティ比などはだいたい50%。今回はデューティ比が調整可能な回路を勉強させていただきます。でもね、恐れ多いことなんだが、また回路図が間違ってないかい? “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(227) デューティ比調整可能なアナログPWM” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(226) 非安定マルチバイブレータ使用のPWM 続

Fig10BBnoG_EC
Joseph Halfmoon

前回、アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年1月号(日本語版)の実習4回目でまさかの「お手軽ツール」不調。虎の子のツールの不調に慌てふためきました。調べてみたらば何のことはないです。原因判明。ケーブル取り替えたら復旧したみたい。そこで前回できなかった実機波形を現物で取得。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(226) 非安定マルチバイブレータ使用のPWM 続” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(225) 非安定マルチバイブレータ使用のPWM

Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年1月号(日本語版)の実習4回目。今回は「非安定マルチバイブレータ使用のPWM」ということになってます。しかし実際は次の回路でデューティ比の調整ができるようにするらしく、今回範囲は「非安定マルチバイブレータ」そのものです。前振りなのか、抜けてます。怖れ多いぞ。

“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(225) 非安定マルチバイブレータ使用のPWM” の続きを読む

定番回路のたしなみ(57) シュミットトリガインバータで作るパルスストレッチャ

10k_1000pF50kHz
Joseph Halfmoon

AIに問うならば、近代的なパルスストレッチャはレーザー光のパルスを伸長しているようです。しかし、ここで扱うのは古色蒼然とした電子回路上の電気パルスを伸長する回路です。さらに言えば「何とか」とインバータは使いようという金言(誰が言った)を顕現すべくインバータ2個で実現している変哲のない回路っす。いいのか、そういうことで。

“定番回路のたしなみ(57) シュミットトリガインバータで作るパルスストレッチャ” の続きを読む

定番回路のたしなみ(56) 74HC04インバータで作るVCO(電圧制御オシレータ)

74HC04_VCO_circuit
Joseph Halfmoon

前回は74HC04インバータのつらなりを「遅延回路」と見立てて、両エッジ抽出(見様によっては周波数2倍回路)といたしました。今回は「何とか」とインバータは使い様という金言を実現すべく同じ74HC04でVCO(電圧制御オシレータ)を組み立ててみます。40年以上前の「実用回路集」に載っていた回路のチョイ変なのサ。

“定番回路のたしなみ(56) 74HC04インバータで作るVCO(電圧制御オシレータ)” の続きを読む

定番回路のたしなみ(55) 論理ゲートの遅延をつかったエッジ検出回路

edgeDetectionINV_XOR_circuit
Joseph Halfmoon

前々回がRC遅延、前回がシフトレジスタを使ったエッジ検出回路でした。結局、遅延させれば検出できるっと。今回は論理ゲートの遅延を利用したエッジ検出回路です。ICの上でRCモドキは作れるけどピュアなRC作ろうとするとデカい。シフトするにはクロックいるし、ということでゲート遅延はお楽。でも電圧や温度で遅延は変る、あなた任せ?

“定番回路のたしなみ(55) 論理ゲートの遅延をつかったエッジ検出回路” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(224) DC電圧でパルス幅を制御するアナログPWM

PWM3circuit1K
Joseph Halfmoon

アナデバ様のWeb記事『StudentZone』の2025年1月号(日本語版)の実習3回目。前回のアナログ入力信号をPWM(Pulse Width Modulation)出力信号にする回路の入力に可変抵抗を取り付け、パルス幅のデューティを「調整」するのが今回の趣旨みたいデス。怖れ多いけど記事の回路図にエラー。
“お手軽ツールで今更学ぶアナログ(224) DC電圧でパルス幅を制御するアナログPWM” の続きを読む

定番回路のたしなみ(54) シフトレジスタつかったエッジ検出回路

edgeDetectionFFcir
Joseph Halfmoon

前回が古色蒼然たるRC使ったエッジ検出回路であったので、今回は「まだしもな」シフトレジスタ使ったエッジ検出回路です。そうは言っても半世紀前でも存在していた筈の回路、これもまたクラシック。勿論、今でも使えるし、使っているケド。この頃はディスクリートなRC部品より、トランジスタは只みたいなもんだし。 “定番回路のたしなみ(54) シフトレジスタつかったエッジ検出回路” の続きを読む