Pico三昧(36) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、タイマ比較

Joseph Halfmoon

今回はタイマです。伝統的な多くのマイコン(シングルチップ・マイクロコントローラ)では、タイマと言えばインターバルを与えたり、ワンショットで時間を測るなどの機能に加え、キャプチャやコンペア・チャネルを備え入出力を制御したり、他の周辺回路のボーレートを与えたりとブラックな働きぶり。しかしラズパイPico系ではホワイト?

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Pico三昧(35) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、PIO比較

Joseph Halfmoon

前回は「昔ながらのマイコンならシリアルのSだけれど、ラズパイPico一族ではシングルサイクルのS」であるところのSIOでした。今回も同様、「昔ながらのマイコンならパラレルのPだけれど、ラズパイPico一族ではプログラマブルのP」なPIOです。プログラマブルなステートマシンによりIO機能を実現するもの。 “Pico三昧(35) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、PIO比較” の続きを読む

Pico三昧(34) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、SIO比較

Joseph Halfmoon

ラズパイPico/Pico2の用語は、昔ながらのマイコン屋からすると異なっており、その「文化的な背景の違い」を感じることがあります。今回眺めてみるSIOもそんな用語の一つです。SIOといったら、昔のマイコン的にはSerial I/Oですが、ラズパイPico/Pico2ではSingle cycle I/Oです。 “Pico三昧(34) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、SIO比較” の続きを読む

Pico三昧(33) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、XIP比較

Joseph Halfmoon

前回比較したのは主記憶SRAMでした。今回は命令コードや固定データがおかれている筈のFlashです。ただしラズパイPico/Pico2の場合、FlashはQSPI接続されているので、そのままでは主記憶にはなりませぬ。その出来ないところを埋めてさもインプレースで実行できるように見せかけてくれるハードウエアがXIPです。 “Pico三昧(33) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、XIP比較” の続きを読む

Pico三昧(32) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、SRAM比較

Joseph Halfmoon

今回比較するのは主記憶SRAM。データでもコードでも置ける普通のSRAMです。PicoのRP2040では合計264KB、Pico2のRP2350では合計524KB。でも違うのは容量だけではないみたい。バスとの接続、パワードメイン、セキュリティといろいろ差異ありっと。でも気にしなければ通り過ぎることも可?ホントか?
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Pico三昧(31) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、DMAC

Joseph Halfmoon

前回はPico2とPicoの内部バスを比較してみました。似ているけれどもコマケー違いは多々あり。概ねPico2の方が強化されとります。今回拝見するのはDMAです。これまたよく似ているけれどもPico2の方が強化されている?でもね、データシート的には「左遷」されている感じがしなくもないです。どうしたDMA。

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Pico三昧(30) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040、内部バス比較

Joseph Halfmoon

前回はPico2のBoot ROM/RAMを調べました。今回はRP2350、RP2040に「似通った形」で実装されている内部バス。遠くからみると同じに見えるけれども、近寄ってみると細かく違う部分。ただし、ユーザーがその差を感じるのは処理スループットくらいか。気にしなければ知らんでも済む?いいのかそんなことで?

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Pico三昧(29) ラズパイPico2:RP2350、Boot ROMとBoot RAM

Joseph Halfmoon

前回のOTPはPico2で追加されたメモリでした。一部はユーザ使用も可能かと。一方、今回眺めてみるROM(ブートROM)はPicoの中の人がプログラムしたマスクROMみたいです。ユーザが書き変えることは出来ません。しかしその機能に毎度お世話になっておる、と。そしてPico2では専用RAMが追加されているみたい。 “Pico三昧(29) ラズパイPico2:RP2350、Boot ROMとBoot RAM” の続きを読む

Pico三昧(28) ラズパイPico2:RP2350、OTP、ワンタイムプログラミング記憶

Joseph Halfmoon

ラズパイPico2搭載のRP2350のスペックをPicoのRP2040と比較してます。前回RP2350の「デュアルコアがまたデュアル」な制御でOTPというものが登場しました。ワンタイム・プログラミング・ストレージ。これはRP2040には存在せず、RP2350で登場したものです。今回はOTPについてざっと調べてみます。

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Pico三昧(27) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較3

ProcessorSubsystem
Joseph Halfmoon

前回までに、ラズパイPico2搭載のRP2350とPico搭載のRP2040の電源、クロックなどの比較を行いました。いよいよチップの内部です。最初は「プロセッサ・サブシステム」部分。PicoのRP2040はデュアルArmコア、RP2350ではデュアルArm+デュアルRISC-Vだと。でも実は構造、かなり似てました。
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Pico三昧(26) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較2

PicoPico2Table2
Joseph Halfmoon

前回はラズパイPico2搭載のRP2350とPico搭載のRP2040の電源、クロック端子などを中心に比較してみました。今回は残りの端子を比べてみます。しかし調べているうちにRP2354なる型番のチップも存在(現物を見たわけでないけれども)することが分かりました。パッケージ内部にFlashをスタックした版みたい。

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Pico三昧(25) ラズパイPico2:RP2350、Pico:RP2040との仕様比較1

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Joseph Halfmoon

過去回(第21回)でラズパイPico2搭載のRP2350マイクロコントローラのデータシート、PicoのときのRP2040のそれに比べて2倍以上のページ数(1346p)があると愕然としました。愕然としてばかりもいられないので、少しづつ読み進めていきたいと思います。RP2040と比べながらね。今回は電源、クロック端子など。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(202) サレンキー型アクティブ・フィルタその2、HPF

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Joseph Halfmoon

前回はサレンキー型のアクティブLPFでした。今回は同じくサレンキー型のアクティブHPFです。前回は御本家アナデバ様のStudentZoneのURLのリンクについてブツクサ怖れ多いこと書いてしまいました。その件については現時点で直ってます。今回は別に、回路に1個、いや2個見つけてしまいました。コマケー話なんだが。

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Pico三昧(21) Raspberry Pico 2 着弾、Arm M33とRISC-V

Pico2
Joseph Halfmoon

久しぶりにラズパイPicoです。辺境の老人のもとにも「Pico 2」やってまいりました。文明開化。前のPicoに搭載されていたRP2040は、デュアルコアのArmを搭載してましたが、コアはお手頃なやつでした。しかし今回Pico 2は、デュアルArm M33だけではなく、デュアルRISC-Vも搭載とな。どうなってるんだ?
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