
前回はカウンタレジスタCXを「見て飛ぶ」LOOPとJCXZでした。今回は「呼び出したら戻る」CALLとRET命令です。例によってイントラ・セグメントとインター・セグメントの違いあり。CALLの場合はダイレクトとインダイレクトの違いもあり。いろいろあるけれど、CALL、RETは意外とフツー。
デバイス作る人>>デバイス使う人>>デバイスおたく
前回はuLispのアセンブラを試用。Arm Thumb命令のネイティブ・コードを生成してくれるアセンブラです。さて今回はこのアセンブラの上に乗る「Lispコンパイラ」を使ってみます。なんとuLisp関数(使える関数はサブセットだけれども)をネイティブコードにコンパイルしてくれます。実行速度は超高速化、当然。 “Lispと一緒(39) ラズパイPico2でもuLisp、uLispのコンパイラ” の続きを読む
前回は条件フラグ共を「見て飛ぶ」条件ジャンプ命令Jccでした。今回はカウンタ・レジスタCXを「見て飛ぶ」(ついでの操作もあるけど)条件ジャンプ命令どもです。16ビットのx86はこのCXの扱いといい、ぜんぜん汎用レジスタでないです。御先祖から引きづっているものが多過ぎる?でもま、ループなど作る時には便利な命令どもです。
“ぐだぐだ低レベルプログラミング(197)x86(16bit)、LOOPとJCXZ” の続きを読む
前々回あたり、uLispは周辺回路レジスタ(実際にはメモリも可)へのアクセスを許してくれると活用?してみました。しかしそれだけではありませぬ。uLispはアセンブラをも備えており、uLisp関数をアセンブリ言語命令で記述して呼び出すことも可能です。事実上、何でもアリ?強力すぎる?アセンブラ書きのお楽しみが増えた?
「uLisp公式」ではuLispをビルドするのに使ったArduino IDEのシリアル・モニタを開発環境に使うことを推奨しているみたいです。uLispに欠けている行編集機能を補える上に何となれば処理系の再生成も可能。しかし当方Teraterm Proで作業中。lispのソースを編集、アップロードするのに便利なので。
“Lispと一緒(37) uLisp用、Teraterm Proマクロでらくちん?” の続きを読む
前回はRISC-Vプラットフォームタイマを試用。このHWは唯一無二。今回はラズパイPico系にユニークなインターポレータを試用してみます。コア毎に2個のインターポレータを装備、そして1個のインターポレータには2レーンあり、合計8個の演算パスを平行利用可能です。今回は基本操作POPをつかって等差数列を生成してみます。
“Pico三昧(58) ラズパイPico2:RP2350、インターポレータ” の続きを読む
Common Lispの系譜を継ぐuLispをラズパイPico2マイコン上で練習中。ここ数回でSPIやらI2Cやらの先に接続された「メモリ」を読み書き。しかしuLispは恐ろしいことにCPUコアから見えるメモリ空間を直接読み書きする方法も提供してくれてます。関数名からするとペリフェラルの制御レジスタへのアクセス用です。 “Lispと一緒(35) ラズパイPico2でもuLisp、core識別情報、読み取り” の続きを読む
x86の命令どもを16ビットモードから眺めてます。今回は条件付ジャンプです。x86を含むクラシックなプロセッサでは、数多くの条件フラグを駆使してジャンプするのが普通です。しかしレジスタの依存関係以外に伏線張ると「近代化時」にメンドクセー筈。モダンなRISC-Vなどはフラグ無、条件判断は条件ジャンプ命令自体で判定だよ。
“ぐだぐだ低レベルプログラミング(196)x86(16bit)、条件ジャンプ命令群 Jcc” の続きを読む
前回はHWスピンロックを試用。処理系が「時々」使うことがあるらしい機能を勝手に直接利用して前回はタマタマ動作しましたが、その後、案の定マズイ場合にも遭遇。そゆときは番号変えると動くかも。さて今回はRISC-Vのプラットフォームタイマを読み出してみます。RISC-VといいつつRP2350ではArmコアでも読めるみたい。
“Pico三昧(57) ラズパイPico2:RP2350、RISC-V プラットフォームタイマ” の続きを読む
Common Lispの系譜を継ぐuLispをラズパイPico2マイコン上で練習中。前回はI2CバスにSCANをかけ、接続したメモリが接続したつもりのアドレスに「居る」ことを確認できました。今回は実際にメモリにライトしてリードしてみます。リードのところの手順にちょっとテク?いるけれども、どおってことない。ホントか? “Lispと一緒(34) ラズパイPico2でもuLisp、I2Cメモリ読み書き” の続きを読む
x86の命令どもを16ビットモードから眺めてます。今回は無条件ジャンプです。どのプロセッサも長いのとか短いのとか複数種類のジャンプ命令を持つことが多いですが、x86はやっぱりメンドクセーです。直接に間接、nearにfarそういえばshortもあったな、という感じ。アセンブラにもコマケー指示をせんとなりません。
“ぐだぐだ低レベルプログラミング(195)x86(16bit)、無条件JMP” の続きを読む
前回はMicroPython処理系が備えているlockをつかって2コアの排他制御を試みました。今回はラズパイPico/Pico2に特有なハードウエア・スピンロック機構を使ってみます。RP2040のときには有用であったHWスピンロックですが、RP2350では後ろ向きの機能になってます。でも使えることに変わりありませぬ。 “Pico三昧(56) ラズパイPico2:RP2350、HWスピンロックの試用” の続きを読む