鳥なき里のマイコン屋(85) Longan Nano、Arduino環境??

JosephHalfmoon

久しぶりのMCUネタ、正直いってちょっと目論見違いです。まあ、よく調べもせずに勝手に目論んだ私が悪い。このところのアナログよりの応用に使うつもりで、ADとDAと両方搭載、できれば表示もあり、それでいてブレッドボードに刺しやすい小型で「お手頃」なマイコンボード、開発環境もお手軽、という条件でボードを購入いたしました。Longan Nanoでございます。 “鳥なき里のマイコン屋(85) Longan Nano、Arduino環境??” の続きを読む

データシートを読む(9) 電源、あんたが決めなはれ

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要介護の年寄りなど抱えていると、病院へ行く、買い物行きたい、何につけてもタクシーにお世話になることが多いです。田舎じゃ呼ばないと来ないタクシーも、都心じゃその辺を流している。信号の度に数台は走ってくるタクシーですが、信号3、4回待ちしないと空車が見つからない、数週間前までは。けれどこの頃は違いますわな。空車の赤ランプ点灯したタクシーが数珠つなぎです。しかしね、年寄り連れて行く先もまた無い。弱った。

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データシートを読む(8) 衣の下のメモリ

JosephHalfmoon

コの字のせい。家に居る時間が長くなれば、熱心にデータシートを読むか、と言えばさにあらず。この歳になっても人間が出来ていないんでありますな。何かスッキリしない感じで、何も手につかず、ただただ怠惰に時間が過ぎるのを待つのであります。折角の時間、もっと有効活用したらどうか?と思っても心が動かず。仕方なくデータシートを紐解けば(PDFファイルを開いただけですが)、ちょっと引っかかるところがある! “データシートを読む(8) 衣の下のメモリ” の続きを読む

データシートを読む(7) MCUの非対称性

コロナ対応の疲れが見える知り合いの顔を見るにつけ、行きつけでないにしても飲み屋さんの閉店張り紙を見るにつけ、なんとも言えない気持ちになるこの頃です。それでもデータシートを読むのであります。何か救いでも書いてあるのか?STM32F401xD/xEその7は、どのMCUにもありがちな非対称性についてかんがえます。 “データシートを読む(7) MCUの非対称性” の続きを読む

データシートを読む(6) STM32F401xD/xE その6

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前回かなり「飛ばした」お陰でようやく

Functional overview

に到達いたしました。ここからいよいよ面白くなる、かと言えばそうでもないと思います(個人的な感想です。)以前に書かせていただいた通り、データシートのコアな部分は、無味乾燥に見える表やら図の方です。データシートの中では珍しく読むところがあるFunctional overviewは、そこへ至るためのお膳立て、くらいなものでしょう。

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鳥なき里のマイコン屋(84) VS CodeでESP-IDF

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このところ、VS Code+PlatformIOを使わせていただき、M5StackそしてESP32 DevKitCと「ESP32系」でビルドを何回かやってきました。しかし、フレームワークは毎度おなじみArduino。Arduinoは便利で大好きですが、ESP32の場合「本格的にRTOS」するならばArduinoの下に隠れているFreeRTOSに触れる環境、ESP-IDFを使えるようにせねばなりませぬ。メンドイな~と思っていたのですが、PlatformIOにお願いすれば、何もメンドイことは無かったのでした。これまたお楽で結構。

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鳥なき里のマイコン屋(83) VS CodeでESP32続、LCD

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前回、VS Code+PlatformIOでESP32 DevKitCを動かしてみました。デバッグプローブが手元に無いので、とりあえずUSBシリアル経由でprintfデバッグは出来ることを確認。しかし、何か足らない感じ。最近、M5Stack系のLCD持つデバイスに慣れていたので、自前のLCDの便利さに慣れてしまった?そこでLCDパネルをESP32に接続してみました。 “鳥なき里のマイコン屋(83) VS CodeでESP32続、LCD” の続きを読む

データシートを読む(5) STM32F401xD/xE その5

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前回まで4回も使ったのに、表紙のあたりから抜け出せておりません。今回は、ページをめくって先に進みたいと思います。なんと一気に十ページ以上!内容が無い分けではないのです。大事な部分なのですが、そこに「書いてある」ことさえ押さえていれば、後で必要なときに参照すれば良い部分ではないかと思います。 “データシートを読む(5) STM32F401xD/xE その5” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(82) VS CodeでESP32 DevKitC

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前回まで、SSHでRemote接続が続いたので、今回はVS Code+PlatformIOでのクロス開発に戻ります。ターゲット・ボードはEspressif Systems社のESP32 DevKitCです。ESP32はデュアルコアCPU。フレームワークはお手軽にArduinoでやってみます。実を言えば既にM5Stackで、ESP32のAruduino環境はセットアップ済です。簡単にできる筈ですが。 “鳥なき里のマイコン屋(82) VS CodeでESP32 DevKitC” の続きを読む

データシートを読む(4) STM32F401xD/xE その4

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前回ようやくFeaturesに入りました。今回はFeaturesだけでなく、適宜後方におかれているFunctional overviewについても参照しながら読み進めたいと思います。まあ、いろいろ書いてありますが、最初は、

電源、クロック、リセット

でしょうかね。CPUコアとか目立つ大きな部分はありますが、なんと言っても、電源、クロック、リセットなければチップは動きません。その上この3つは関係が深い。どのMCUもそうですが、ここが安定していないとトラブルの元です。地味だけれど大事な部分。 “データシートを読む(4) STM32F401xD/xE その4” の続きを読む

データシートを読む(3) STM32F401xD/xE その3

JosephHalfmoon

前回は、表紙の上の方の「3行」読むのに1回費やしてしまいました。こんなペースでは何時になったらデータシート1冊読み終えるのか分からないので、スピードアップを図りたいと思います。とは言え、「ひっかかるところ」にはこだわって行きたいです。端から潰していけばそのうち早く読めるかも? “データシートを読む(3) STM32F401xD/xE その3” の続きを読む

データシートを読む(2) STM32F401xD/xE その2

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前回は、STマイクロエレクトロニクス社のSTM32F4ファミリのデータシートを題材に、データシートの大まかな構造から眺めてみました。今回は、各部の読み込みを進めて行きたいと思います。まずは「表紙」から。たかが表紙、されど表紙? “データシートを読む(2) STM32F401xD/xE その2” の続きを読む

鳥なき里のマイコン屋(78) VS Code+PlatformIO、弱点もある

JosephHalfmoon

ハタと思い至りました。VS CodeとPlatformIO、便利便利などと囃していると、一方的に過ぎるな、と。実際に使ってみていると、残念な点が無い分けじゃないのです。ショウガナイ、といえばショウガナイのだろうけれど、そういう点もちゃんと投稿しておかないとイケませぬな。今回は、PlatformIOでプラットフォームにMbedを選択した場合について、Arm純正のMbed環境と比べたときに残念な点を書き留めます。 “鳥なき里のマイコン屋(78) VS Code+PlatformIO、弱点もある” の続きを読む

データシートを読む(1) STM32F401xD/xE, その1

JosephHalfmoon

モダンな開発環境では、データシート読まなくてもなんとかなる、などとある投稿に書いてしまいました。しかし、断言します、

プロフェッショナルは読まずにはいられません。

デバイス・ビギナーの方にも多少はお役にたてるのではないかということで、MCUのデータシートを読むときのポイント、についての投稿を始めさせていただくことになりました。内容は本物のデータシートを御覧ください。投稿は、読むときの手助けです。ターゲットは、手元に現物MCUがある機種であります。

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