定番回路のたしなみ(6) CでACカップリング、Diodeクランプで電圧持ち上げ、いいのか?

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Joseph Halfmoon

前回LTspiceで「お茶を濁すの回」といい、今回こそは実回路で実験するのかと思いきやLTspice続きです。前回はACカップリング後の電圧を設定するのにRの抵抗分割でやってました。大き目の値のRですがDC的な電流パスがあるのが「低消費電力マイコン屋」的には許せませぬ(おおきく出たな。)

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データのお砂場(62) R言語、longley、重回帰分析における多重共線性?知らんけど

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Joseph Halfmoon

R言語付属のデータセットをアルファベット順(大文字優先)で眺めてます。今回のデータセットはlongleyです。お名前の由来はソースがLongley先生のデータであるからみたいです。第二次世界大戦後1960年代までのマクロな経済指標のデータです。ちょっと訳あり? で有名なデータみたいっす。 “データのお砂場(62) R言語、longley、重回帰分析における多重共線性?知らんけど” の続きを読む

ソフトな忘却力(27) MPFR、the Multiple Precision Floating-Point Reliable Library

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Joseph Halfmoon

前回に引き続き清水の舞台から飛び降りるつもりにならないと浮動小数を使えないしがないマイコン屋には無縁なライブラリを使用してみます。今回はMPFRライブラリです。浮動小数点数専用の多倍長演算ライブラリです。前回のGMPとの違いはsin, cos, tanなど数学関数が「だいたいサポート」されているところかと。

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連載小説 第112回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務しています。世界中で携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。そこへ液晶表示体と水晶製品のビジネスも統合され、更に大忙しです。そんな中、私にもとうとう子どもが授かって・・・。 “連載小説 第112回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(132) ディスクリート・トランジスタでTTLインバータ

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Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年8月号の実習1回目です。この号はデジタル回路の「かっての」代表選手?TTLのインバータをディスクリートのBJTで作ってみる編です。アナデバ様のなされることなので0,1ではすみませぬ。デジタル回路だけれどアナログから見ると。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(132) ディスクリート・トランジスタでTTLインバータ” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(64) Scilab、FIRフィルタの係数求めてフィルタしてみるの回

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Joseph Halfmoon

前回は差分方程式をループで回すという「原始的」な方法で1次のIIRフィルタの時間応答を計算してみました。今回はScilabのネイティブ機能を使って、100次のFIRフィルタの応答を「1撃」で計算してみたいと思います。100次のフィルタの係数の計算もScilabに「お任せ」。中身はよくわからないけれど楽ちん。いいのか?
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ブロックを積みながら(98) Node-REDでJSONataの練習その3

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Joseph Halfmoon

「JSONを制するものはNode-REDを制する」(誰が言ったんだ、そんなこと)ということでJSONオブジェクトを思うがままに操作するためのJSONataの練習の3回目です。今回はJSONの中から構造をもったデータを抽出して加工してみるの回。ぶっちゃけ大したことはしてないんだけれども。 “ブロックを積みながら(98) Node-REDでJSONataの練習その3” の続きを読む

定番回路のたしなみ(5) CでACカップリング、Rでバイアス電圧設定、よくやる?入力信号整形

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Joseph Halfmoon

最近のマイコンは3.3VのIO電圧の品種が多いです。マイコンのADコンバータ端子に入力するアナログ信号なども0V~3.3Vの範囲に収めないとなりませぬ。しかし古典的なアナログ信号は0Vを中心に正負両側使用。そういう信号を「変換」するときによく使うんじゃないかと思われる回路をたしなんでみます。意外と奥深い?のね。
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モダンOSのお砂場(61) Keil Studio Cloudへの自動変換、赤でもビルドでき

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Joseph Halfmoon

年末で閉鎖のArm Online Compilerの移行方法の1番手はKeil Studio Cloudへの自動COPYです。COPY成功しても古いAPIを使っていると新しいAPIで動作しているKeil Studio CloudのIDE上はエラーが出る件(けれどビルド可能)、一番ボロボロだったケース、ご参考まで。
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(95)ARM64(AArach64)、ロードストア命令その6

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Joseph Halfmoon

今回からストア命令に入ります。前回までのロード命令に比べるとお楽です。ロード命令で既にやったからということで面倒なアドレシングモードをパスしてしまったせいもあります。しかし何と言っても符合について考える必要ないのがうれしいです。ストアするときはデータ幅さえ指定すりゃよいと。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(95)ARM64(AArach64)、ロードストア命令その6” の続きを読む

SPICEの小瓶(14) 異常発振させテ~。わざわざ使っちゃイケない領域を使ってみる。

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Joseph Halfmoon

別シリーズ記事でマルチバイブレータをLTspiceしていて「初期値与えてやらない」とうまく発振開始しない件に遭遇しました。今度はYou Tube番組でオペアンプを発振させないためのテクをお教えくださっているものに遭遇。「発振させたくないのに発振しちまう」ところをむやみとやってみたくなりました。天邪鬼ね。 “SPICEの小瓶(14) 異常発振させテ~。わざわざ使っちゃイケない領域を使ってみる。” の続きを読む

忘却の微分方程式(75) 反復練習38、部分積分、「xxじゃない」と言っておきたいです

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Joseph Halfmoon

前回は置換積分法をつかってなんとか積分。今回は教科書の部分積分法の例題。こちらは部分積分など考えずとも integrate 一発で積分可能。しかし事前の assume 必要デス。いままで assume は「>」とかばかりでしたが、「xxじゃない」not equal はどう書いたらよかったんだっけ?「!=」じゃないし。
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MicroPython的午睡(84) STM32版、Timer1入力キャプチャで周波数測定

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Joseph Halfmoon

MicroPythonの場合、タイマのPWM出力機能をサポートしている処理系は多いですが、タイマの外部入力機能をサポートしている処理系は少ないように思います。しかしSTM32用の処理系の場合、入力機能もいくらかサポートされています。今回は入力キャプチャ機能を使って外部から与える信号の周波数を測ってみたいと思います。 “MicroPython的午睡(84) STM32版、Timer1入力キャプチャで周波数測定” の続きを読む

データのお砂場(61) R言語、lh、血中黄体ホルモン濃度の時系列変化とな?

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Joseph Halfmoon

R言語付属のデータセットをアルファベット順(大文字優先)で眺めてます。今回のデータセット名は lh。luteinizing hormoneの頭文字みたいです。私にはまったく知識のない分野であります。正直、サッパリわかりませぬよう。そして頼りの処理例もなし。どうしたらよいの?テキトーに「処理」してみました。いいのかそんなことで。 “データのお砂場(61) R言語、lh、血中黄体ホルモン濃度の時系列変化とな?” の続きを読む