オプション沼(5) gccに-Sオプションつけて、アセンブラ出力を愛でてみる

optS_EC
Joseph Halfmoon

今回は gcc の -S オプションを使ってみます。「もっとも狭義の」コンパイル、アセンブリ言語ソース生成までで処理を止めるもの。コンパイラのお仕事を途中で止めておくオプションでも -c はよく使うとおもいますが、-Sはあまり使わない気がします(個人の感想デス。)アセンブリ言語ソースを読まねばいられない人は別にして。

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連載小説 第117回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出

Maiko Yonbito
Momoe Sakurada
ペンネーム
桜田モモエ

<これまでのあらすじ>

サイコーエジソン株式会社の詠人舞衣子(よんびとまいこ)です。訳あって4ビットAIを内蔵しています。心理学科卒文系女子ながら先端技術製品のICの営業に携わっています。米国現地法人のSS-Systemsを経て、今はミュンヘンにあるヨーロッパ現地法人のEdison Europe Electronics GmbHに勤務しています。世界中で携帯電話の普及というビジネスの波が起こっていました。我々の半導体製品もその波に乗って大忙しです。そこへ液晶表示体と水晶製品のビジネスも統合され、更に大忙し。でも、携帯電話ってジェットコースターみたいなビジネスでした。 “連載小説 第117回 4ビットAI内蔵 “詠人舞衣子” の思い出” の続きを読む

お手軽ツールで今更学ぶアナログ(139) CD4007で作るDラッチ、ようやくシンボル作成。

CD4007DLAT1
Joseph Halfmoon

「アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』を初回からすべて読む」の2022年11月号の実習1回目です。今回もまた「万能のCMOSデバイス」CD4007を使った「ロジック回路」作成です。Dラッチ編。今回は実機演習パスしてLTspiceのシンボル作ってみた回。汚いケド、CD4007の中身が見えるっと。 “お手軽ツールで今更学ぶアナログ(139) CD4007で作るDラッチ、ようやくシンボル作成。” の続きを読む

RustにいればRustに従え(1) ∫[0:1] 1/(1+x^2)dx をRustで解く

midpointIntegEC
Joseph Halfmoon

『やっつけな日常』シリーズの中に押し込めていた『RustにいればRustに従え』シリーズ独立であります。頭の固い(C頭と呼称します)年寄には敷居の高いRustをなんとか使えるようになりたいとの一念です。その初回はありがちな数値積分です。Rustらしく、mut無、for無で積分をやっつけました。どうよ。
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ブロックを積みながら(103) Node-REDでSQLiteの練習その4

DashboardDatePicker
Joseph Halfmoon

前回「次回は、タイムスタンプでの絞り込みかね。」と呟いたので、そのとおりに日付でのデータ絞り込み機能を追加してみます。でもね現状はおおきく手抜きです。本当は前後日付時刻を指定してある期間を絞りこみするべきなのでしょうが、今回は日付選択1個のみ。二つにするのがメンドイので刻むことにいたしました。根性無だな、自分。

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OPアンプ大全を読む(6) コモンモード・ダイナミック・レンジ、両電源、単電源

OPAMPsEC
Joseph Halfmoon

前回に引き続き、今回も回路作って実習するとか、計算練習(計算するのはMaxima様ですが)とかする余地がなく、1-4から1-6まで淡々と読ませていただいて終わりました。ただ読むだけではこの忘却力の年寄は瞬時に忘れます。そこで本文にそった特性を実物のオペアンプのデータシートから拾ってみることにいたしました。 “OPアンプ大全を読む(6) コモンモード・ダイナミック・レンジ、両電源、単電源” の続きを読む

手習ひデジタル信号処理(70)Scilab、わざわざconv2でソーベルフィルタをかけてみる

AfterSobel
Joseph Halfmoon

前回、画像入力ができるようになったので、今回はわざわざ信号処理用のコンボリューション関数を使ってそれにフィルタをかけてみます。「わざわざ」というのは画像処理用のモジュールに画像専用のフィルタ関数があるのに使わない、ということですが。「コンボリューション」するためにもいろいろある、と。 “手習ひデジタル信号処理(70)Scilab、わざわざconv2でソーベルフィルタをかけてみる” の続きを読む

IoT何をいまさら(113) SAMD21版XiaoにmicroSDカード接続

Joseph Halfmoon

秋月電子殿から部品を仕入れたので、その「消化」に取り組み中。今回はmicroSDカード・スロットをDIP化する基板にピンをハンダしたので動作確認。テストに使用するのは前回から大分間が空きましたがSeeduino Xiao (SAMD21版)です。Arduino使えるのでお楽。テストするのにソフト書く必要もないのだから。
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定番回路のたしなみ(11) バラクタ(バリキャップ)とCD4007でVCO(もどき)

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Joseph Halfmoon

今回はVCO(ボルテージ・コントロール・オシレータ)に挑戦してみたいと思います。といってなんちゃってバージョンだけれども。このところ愛用の「万能のCMOSデバイス」CD4007でシュミット・インバータを作って発振させてます。そのフィードバックにバラクタをかませ、外部電圧源で周波数制御してみます。 “定番回路のたしなみ(11) バラクタ(バリキャップ)とCD4007でVCO(もどき)” の続きを読む

ぐだぐだ低レベルプログラミング(101)ARM64(AArach64)SIMD&FPレジスタ

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Joseph Halfmoon

前回までで「特権なし」で楽しく使える分岐命令はだいたい網羅したので、今回から「懸案」のSIMD命令、FP命令に入っていきたいと思います。新たなレジスタファイルが登場します。Vレジスタとな。まあ、X86_64ほど複雑怪奇ではないものの、それなりに込み入ってます。今回は冒頭の画像1枚描いて力尽きました。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(101)ARM64(AArach64)SIMD&FPレジスタ” の続きを読む

SPICEの小瓶(18) XTALを発振させるための遠い道のり、LTspice

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Joseph Halfmoon

別シリーズにてアンバッファ・タイプのインバータ 74HCU04 を使ってXTALを発振(現物で)させてみました。現物で出来たのだからSPICEでも発振させて~と野望をいだきました。しかし、SPICE素人にはいささか敷居が高かったです。しかしありがたいことにCQ出版社様のページで疑問は氷解。

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GoにいればGoに従え(4) micro:bitのLED、goroutineで動的駆動じゃ

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Joseph Halfmoon

前回TinyGoを使って mico:bit(v1.5)のLEDに所望のパターンを光らせることができました。しかしダイナミック駆動のためにプログラムが回り続けています。光らせるだけ。これでは何もできませぬ。しかしTinyGoの御本を読んだので知っています。goroutineを使えばLED駆動関数を並行処理できるっと。
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忘却の微分方程式(81) 反復練習44、級数の和の極限値、Maxima

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Joseph Halfmoon

このところ定積分を練習していた筈、トートツに級数の和が登場した感あり。しかし深い慮りがあると見ましたぜ。これから面積とか体積とか積分していくみたいなのですが、その礎として「n分割のnを無限にして足し合わせたならば」ということを置いておかないと気持ち悪りーと。そんなのあたり前じゃん、みたいに踏みつぶしたりしないのですな。
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ソフトな忘却力(30) SQLite3をC言語から使う。Amalgamationって何よ。

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Joseph Halfmoon

別シリーズではNode-REDの裏側でSQLiteを使わせていただいてます。Node-RED(JavaScript)からは勿論、コマンドラインからGUIからもSQLを操作してます。なんといってもSQLiteは簡便でお楽。この辺でC言語プログラムからもSQLite3してみるかと思い立ちました。これがまたお楽?ホントか?

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