前回、遅ればせながら入手のソフトウエア無線受信機RTL-SDRをPythonで読み取りできました。順当な線ではPythonで後段処理、ということになりますが、このところやっていたScilab様をお見限り、というのは寂しい限り。どうせリアルタイム処理は狙わないのでRTL-SDRのデータをScilabへもお裾分けっと。
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手習ひデジタル信号処理(88) pyrtlsdr、PythonでRTL-SDRの信号を処理
「数年入手をためらっていた」RTL-SDRを遅ればせながらようやく入手、別シリーズにてインストールからFMラジオ受信まで行ってみました。やってみれば簡単じゃん。ということでRTL-SDRのIQ信号を取り出してみること。使用するのは pyrtlsdr です。PythonからRTL-SDR内部のIQ信号を取り出せるもの。
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手習ひデジタル信号処理(87) Scilab、前回の続きでNCOした信号をLPF
外乱も何もない「理想的な」BPSK変調信号をミキサにかけた後LPFという段で、前回はLPF生成関数に足をすくわれました。トホホのお約束か。まあなんとか乗り越えた(ホントか?)ように見えるので、今回は気を取り直してBPSK変調された信号にNCO(もどき)の信号を乗じたものをLPFしてみたいと思います。計算するだけなら只。
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手習ひデジタル信号処理(86) Scilab、GUIつかってフィルタ作ろうとしてハマる
前回、自前版NCOとて単なるSIN波、COS波を生成し、変調された信号に乗じてI/Q分離の第一段階をば実施。次はLPF、ということで今回はLPFを作成することにいたしました。そういえばScilabにはGUIを使ってLPFを生成する関数があったんじゃないだろうか?GUIならお楽ね。と思って使ってみてハマリましたです。
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手習ひデジタル信号処理(85) Scilab、自前版NCO、単なるSIN/COSの計算だけど
前回、自前のBPSK変調とtbx版のBPSK変調で差がありました。この差はI,Q分離してグラフにしたら一目瞭然なやつでないかと思いました。自前でI/Q信号にするためには直交信号を生成しないとね。実時間処理とかハード化とか何も考えない数字上の「自前処理」なのでSIN/COS計算すれば良いか?でも意外と小ネタに躓きます。 “手習ひデジタル信号処理(85) Scilab、自前版NCO、単なるSIN/COSの計算だけど” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(84) Scilab、BPSK、自前版とtbx版、微妙な違い?
前々回が自前ASK、前回が自前BFSKであったので、今回は自前BPSKです。comm_tbxのASK変調が期待と違うために始めた「自前」シリーズですが、前回BFSKでは与えたパラメータでは差は見えずでした。今回のBPSKその差は微妙というべきか、大きいというべきか。素人にはよくわかりませぬが素性は理解したと。 “手習ひデジタル信号処理(84) Scilab、BPSK、自前版とtbx版、微妙な違い?” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(83) Scilab、FSK、自力更生の必要なしだけれどやってみた
前回Scilab comm_tbxのask変調関数の様子がおかしい、ということで「自力更生」してみました。今回はaskの次はfskだろ~というありがちな順番で、fskです。しかしfskに関してはcomm_tbxの変調関数の挙動はおかしくないようにも見えるので、よけいな自力更生、の可能性大。念のためか。いやどーも。 “手習ひデジタル信号処理(83) Scilab、FSK、自力更生の必要なしだけれどやってみた” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(82) Scilab、ライブラリ再生成してみたけどダメ。自力更生。
前回Scilab comm_tbxのエラーがでる一部関数を個別にソースからロードすると実行できるようになりました。そこで生成済のライブラリのバイナリに疑いをかけたのです。しかし今回ライブラリの再生成実行、大外れでした。再生成しても挙動は同じ。その上、一部関数の挙動も怪しいので仕方なく自力更生。大丈夫か? “手習ひデジタル信号処理(82) Scilab、ライブラリ再生成してみたけどダメ。自力更生。” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(81) Scilab、ライブラリの.binファイルのミスマッチ?
前回Scilab comm_tbxの復調(demodulation)系の関数使ってみたけれど動かない、ダメじゃん、とブー垂れました。その後、ライブラリの内部に立ち入ってちょいと調べたところ一部原因が分かってきました。なんだ、直るじゃん。今回はエラーを回避して動くようになった関数使って、askの変調、復調をやってみます。 “手習ひデジタル信号処理(81) Scilab、ライブラリの.binファイルのミスマッチ?” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(80) Scilab、変調/復調系関数、どこまでOKなの?
ScilabのScilab Communication Toolbox(comm_tbxと略称)をありがたく使わせていただいております。前回までのプロット系の関数などは便利に使えるのですが、どうも変調/復調系の関数、特に復調(demodulation)系が怪しく思えてなりませぬ。復調は自分でやってみろと?
手習ひデジタル信号処理(79) Scilab、BER(ビットエラーレート)をプロットしてみる
前回はPSD(パワースペクトル密度)プロットがスペアナみたいと喜びました(毎度のことだな。)今回はBER(ビット・エラー・レート)プロットです。いろいろ難しいことはあるものを全部踏みつけにしてしまえば、プロット自体は簡単。そういうことでいいんか?
手習ひデジタル信号処理(78) Scilab、パワースペクトル密度プロットを使ってみる
前回はコンスタレーション・プロットで「星座が見えた」と喜びました。今回はパワースペクトル密度(PSD)プロットです。実はScilab “comm_tbx”を使い始めた第75回から既にお世話になっていたもの。要はFFTプロットにお化粧を施しただけのユーティリティなのですが便利なものです。スペアナみたいなグラフが出てきていい感じ? “手習ひデジタル信号処理(78) Scilab、パワースペクトル密度プロットを使ってみる” の続きを読む
手習ひデジタル信号処理(77) Scilab、コンスタレーション・プロットを使ってみる
前回はEYEプロットの例題をなぞりながら、Scilab “comm_tbx”のplot_eyeの使い方を練習。今回はコンスタレーション・プロット、plot_const、信号空間ダイヤグラムです。デジタル変調信号(IQの複素信号)をIQ平面上にプロットするもの。ちゃんと分離できれば良し、出来んとヤバいよというやつ。
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手習ひデジタル信号処理(76) Scilab、comm_tbx、EYEプロットを使ってみる
前回ScilabのCommunication toolbox(comm_tbx)をインストールしました。今回から試用してみようと思います。信号「観察」のお道具を先にみていくことに。今回はplot_eye(アイプロット)です。「お目目ぱっちり」で良かったねといわれるアレです。例題をなぞりながら使い方を確認っと。