鳥なき里のマイコン屋(44) ARM Mbed その2, printf, OSのお陰

第42回で「開発時に使うけど実行時には使わないソフトウエアを主に」などと方針を述べたのですが、この Mbed というWebベース(クラウド)の開発環境については実行時に必要なソフトウエアを抜きに語ることはできません。

Mbed-OS

という ”RTOS” があること前提の開発環境だからです。また、ブラウザ画面の中で開発ができる、という便利さの反面、当然、制約事項もあります。しかし、そこも含めて結構良く考えられている環境ではないかと思います。

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鳥なき里のマイコン屋(43) ARM Mbed その1、お手軽過ぎて?

第2部開発ツール編行きますと自分で書いたものの、「いや~面倒くさいね~」とちょっと手を付けかねていました。新規の(私が使ったことがない)開発ツールをやるとなると、ビルドして実機で動かすことくらいはやっておきたいです。すると開発ツールをインストールするだけでなく、ツールの使い方を調べ、片やターゲットのMCUを調べ、MCUを搭載したボードの回路など調べて、と準備が結構大変。サンプルプログラムくらいはどこかで公開されているにせよ、いわゆる「Lチカ」やるだけでも勉強しないとならない(読まなければならないドキュメント)ことが多すぎ、と思っていたら最近は全然そんなことは無い環境があるのでした。年寄りは目から鱗。

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土木でエレキ(13) 洗堀モニタリング

塩釜漁港の防波堤倒壊のニュースを見ましたか。昨年末に傾斜が見つかり、水中カメラで調査したところ、傾斜部分の海底がえぐれていて、防波堤を支えるくいが露出していた。8年前の津波が原因であろうということが書かれていました。津波で「洗堀」が起きたのだと想像します。そこで本日は洗堀モニタリングについてちょっと勉強してみたいと思います。まずはニュースの防波堤や、防潮堤、護岸などの洗堀、そして、メインはやはり橋脚でしょう。

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冥界のLSI(8)VM863C110、日本語ワープロとともに

1980年代、まさにバブルへと向かう日本には、日本独特の「OA機器」市場が存在していました。日本語ワードプロセッサーという「ハードウエア」です。若者はなんじゃそれ、の世界じゃないかと思いますが、当時の日本(当時の「イケイケ」状態は少し前までの中国を想像すると良いかと)ではかなり大きな存在感がありました。日本語ワードプロセッサー(以下ワープロと呼びます)のCPUは、初期こそ色々なアーキテクチャが使われましたが、後期になるとほぼx86系ばかりとなります。ワープロと共に生き、ワープロと一緒に滅亡したのが、もう一つの国産x86、VMT社のプロセッサでした。

(「黄昏のSoC」改題)

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介護の隙間から(35) 実証実験、実証実験

このごろ高齢者を対象にした「実証実験」のニュースを頻繁に目にします。この手の実証実験、昔からあることにはあったと記憶しているのですが、最近どうも増えている、いや増えすぎな気もします。昨日、IoTネタの方で投稿した件でも2件、高齢者向けの実証実験が含まれていました。それらを当方の勝手にてざっくり分類させてもらうと

  • 自動運転で高齢者の移動手段確保
  • センサ+無線で高齢者の安否見守り
  • AIなど応用の認知症予防や高齢者のQOL向上
  • ICT活用の助け合い

といった感じでしょうか。本日は2018年から2019年にかけて実施されたか、実施中の各種実証実験をいくつか調べてみたいと思います。

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