ニュースを読んでいたら、知っている名前が急に出てきたので、ちょっとビックリしてしまいました。台湾のNuvoton Technology社(新唐科技)です。日本で話題になった理由は一つ、Panasonicの半導体部門がNuvotonに売られるんじゃないか、という記事が出たから。本日2019年11月28日時点じゃ何とも言えませんが、ちょうどPanasonic社がアナリストの人たちから叩かれるようなイマイチな発表をやってしまった後とて、半導体なんて早く整理しちまえよ圧力がかかった結果のリーク?なんでしょうか。(追記、本日時点じゃとか書きましたが、ちょうど原稿書いているあたりで正式発表したみたいです。) “鳥なき里のマイコン屋(73) 突然のNuvoton Technology” の続きを読む
介護の隙間から(43) カフを使わぬ血圧測定
鳥なき里のマイコン屋(72) マイコンの範疇、揺らぐこのごろ
この『マイコン屋』のシリーズでは、古典的なマイコン(マイクロコントローラ)として「ROM, RAM, CPUとペリフェラル(I/O)」をワンチップ(シングルチップ)に集積したものだよね、ということにこだわって来たのです。しかし、このごろ段々、そういう範疇に収まりきらないブツが増えているな、と感じとります。そろそろ考え直すべき時期なのか?
バリバリのSoCとSoM(3) Jetson NanoのUARTに接続
前回、Jetson NanoのI2Cにセンサを接続してみたので、Jetson Nanoの40ピンヘッダ(ラズパイと互換性のあるGPIOピンヘッダ)にデフォルトで出ているインタフェースでテストしていないのはUARTだけとなりました。今回は、Jetson NanoのUARTの先に、USBシリアル変換モジュールを接続し、Jetson NanoとPCの間でシリアル通信を行ってみます。 “バリバリのSoCとSoM(3) Jetson NanoのUARTに接続” の続きを読む
Literature Watch Returns(10) 本当?「温度差不要の熱発電」日経エレ2019-10月号
昔の隔週刊だった頃の日経エレクトロニクス誌を知っている身としては、近年の月刊は分量が少ない気がいたします。それでも、ちょっと気を抜くと読んでいない日経エレ誌が積みあがってしまいます。というわけで積んであった山から2019年10月号をとりだしました。表紙を見て目が点。「温度差不要の熱発電も可能に」との記事。トンデモないものを見逃していた?
“Literature Watch Returns(10) 本当?「温度差不要の熱発電」日経エレ2019-10月号” の続きを読む
バリバリのSoCとSoM(2) Jetson NanoのI2Cにデバイスをつなぐ
やはりちゃんとドキュメントを読めば、手も震えず(アル中か)、テキパキと自信をもって作業が進みます。前回、Jetson Nanoのデータシートを読んだお陰で、今回は、早速実践とI2Cバスの先にセンサを取り付けてみましたが、一発動作、ものの10分もかかっていません(投稿するにはその何倍か時間かかりますが)
バリバリのSoCとSoM(1) NVIDIA Jetson Nano System-on-Module
前投稿で、「接続する前にちゃんと調べようね」と反省(いつものことですが)をいたしました。そこで、今回は、NVIDIA社のJetson Nanoのデータシートとキャリア・ボードの参照回路図を読んでいこうと思います。大した分量じゃないにもかかわらず、後回しにしていた私が悪い。
“バリバリのSoCとSoM(1) NVIDIA Jetson Nano System-on-Module” の続きを読む
トホホな疑問(19) Jetson Nano、GPIO入力つづき
前回、Jetson Nano(正確に言えば Jetson Nano Developer Kit Carrier Board)にPIRセンサ(人感センサ)を接続しようとしたら、ラズパイのときより抵抗値の小さなプルアップにしないと動かない件を書かせていただきました。今回はその理由を調べたので記録しておきます。結局、モジュールとしてのJetson Nanoではなく、それを搭載しているCarrier Boardの回路が理由でしたんですが。 “トホホな疑問(19) Jetson Nano、GPIO入力つづき” の続きを読む
トホホな疑問(18) Jetson Nano、GPIO 入力、pull-up
トホホな疑問(17) ラズパイ, I2Cの速度
昨日、どこかのページに書いてあったラズパイのI2Cのデフォルトのクロック速度を鵜呑みにして、100kHzと書いてしまいました。しかし、アチこち見て回っているとそんなことはない、実際は
62.5kHz
とあります。どうも62.5kHzが正しそう。でも、折角なので、自分でもオシロを当てて測っておくかと。 “トホホな疑問(17) ラズパイ, I2Cの速度” の続きを読む
トホホな疑問(16) Raspberry Pi、i2cdetect
この間、ラズパイのI2Cの先にセンサを付けたりしていて思ったです。いわゆるマイコンのシリアルインタフェースにセンサなどを付けた場合、デバックしようとすると「結局、信号に聞くのが一番早道」だったりします。けれどもRaspberry Piのようなシステムの場合、i2ctoolsという便利なツールがあるので、それにお任せで済ませてしまう。でもね、ツールの出力も見れば疑問が湧いてくる。やはり一度、「信号に聞いて」おいた方が安心かも。
トホホな疑問(15) Python、lxml、複数xsdファイル
「第13回」で Pythonのlxmlモジュールを使って、デフォルト名前空間が定義されたxmlファイルでXPath使うときはどしたら良いのかしら、と考え込みました。今日は今日とて、またlxmlモジュールで、xsdスキーマファイルが複数あるときに、どうやってバリデーションをばかけたらよかでしょうかとまたまた考え込んでしまいました。
トホホな疑問(14) Python, smbusモジュール
「ラズパイに3角測量センサ接続」という話題で、何気にPythonの
smbus
というモジュールを使ってしまいました。理由は、PythonからI2Cを使うときに「よく使われているみたい」だったから。しかし、I2Cではなくsmbusです。遠い昔の朧げな記憶によれば、smbusは主にノートPC向けに始まった規格の筈。確かにI2Cベースだった気もしますが、そのあたり記憶もあやふや。それにsmbusモジュールのインタフェース関数が一体どのようなI2Cバス制御をしているのか実体が分からない。「簡易ロジアナ」で観察する元気もないし。。。
IoT何をいまさら(38) ラズパイに3角測量センサ接続2
昨日は、ラズパイのI2Cにシャープ製測距センサGP2Y0E03をつなげて距離が測れている雰囲気が出て良かったね、で終わっていました。今日は「移植」したソフトウエアについて見ていきたいと思います。元は、MbedOSでcppで書いたのですが、今回はPythonであります。I2Cの制御には変わらないので、遠くからみたら「一緒」ですが、細かいところの書き方はちょっと「違う」のでした。