MicroPythonプログラムをマイコンに書き込むための開発環境としてThonny IDEを使わせていただいております。リトアニアエストニア製ね。しかし何時ものことですがウカツ。Thonny IDEにもシリアルプロッタ機能が組み込まれていたのね。Arduino IDEに搭載の機能と似た機能です。知ってりゃ使っていたよ、もう。
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※Windows11上のThonny IDE 4.0.1 と ESP32 Devkit C に書き込んだMicroPython v1.19.1で動作確認しています。
Thonny IDE
Thonny IDEは、Python用のIDEです。普通にPC上のPython3のプログラム開発に使うこともできるIDEですが、当方ではもっぱらMicroPython用のプログラム開発に使わせていただいております。それはMicroPython向けの各種機能が充実しておるからであります。普段からお世話になっている機能はこんな感じね。
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- MicroPythonのマイコンボードをUSBシリアルに接続すれば自動認識してREPLを開いてくれる。
- MicroPythonのマイコンボード上のローカルストレージをウインドウとして開いてPCとの間でファイルのやり取りができる。
- 起動時にRTCをサポートしているMicroPythonであれば、マイコン側の時刻をPCに合わせてくれる。
- サポートされているボードであれば、ThonnyにバンドルされているMicroPython処理系そのものをマイコンFlashに書き込むことが可能。
「いろいろ」使っているつもりですが、例によってお間抜けだったことが発覚。よくみたら、viewメニューの下の方に Plotter なる項目があるじゃあ~りませんか。こんな感じ。
早速、Helpを引いてみると(以下Help画面より引用です。)
上記のように、同じPython用である “Mu” エディタにインスパイアされたみたいなことが書かれています。多分、その大本は Arduino IDEのシリアルプロッタじゃないかと? 知らんけど。
シリアルプロッタ
早速、上記のHelpに記されているサンプルプログラムを走らせてみました。標準出力にはランダムウオークということで、乱数列が流れてきます。
一方、シリアルプロッタを開くとそのウインドウは以下のようです。
Arduino IDEと違って、系列の間に “, ” は不要みたいです。
文字列挟み込んでやればそのまま凡例として表示して色分けもしてくれるっと。便利。かなり高速な表示までできるのでないかしらん。