ぐだぐだ低レベルプログラミング(165)ARM64(AArach64)SIMD即値シフト

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Joseph Halfmoon

何時ものツブヤキですが、今回こそは腹の底から言いたいです。「命令多過ぎA64」と。今回はSIMDの即値を引数にとるシフト命令です。シフト命令なので、右、左あり、シフト量は即値で指定ね、とシンプルに行くことを期待したものの、A64がそれを許すハズが無かったのです。いろいろオプションありすぎ命令も多過ぎ。 “ぐだぐだ低レベルプログラミング(165)ARM64(AArach64)SIMD即値シフト” の続きを読む

SPICEの小瓶(42) 2SC1815のスパイスパラメータ「2種」、実機と比べてみた

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LTspice付属モデルのように「中の人」がいる安心なものがある一方ちょっと不安なモデルもままあります。代表的なものが定番のNPNトランジスタ2SC1815のモデルではないでしょうか。御本家東芝製品はとうの昔にディスコン。ネットを探せば「アチコチ」にモデルが散在。Spice素人の老人にはどれを使うべきかためらわれます。
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データのお砂場(133) R言語、salinity、塩分濃度と河川流量、{boot}

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Joseph Halfmoon

Rのパッケージ「Boot」のサンプルデータセットをabc順に経めぐってます。今回はsalinity。しょっぱさ?河口に広がる広大な浅い潟における塩分濃度と流入する河川の水量に関するデータみたいです。前回の医療系もそうだったけれども測定データに単位書いてないっす。でも今回のは「その筋」の人には「自明」ってことみたいデス。 “データのお砂場(133) R言語、salinity、塩分濃度と河川流量、{boot}” の続きを読む

モダンOSのお砂場(90) NucleoでArduinoからMbed OS6、シリアル通信

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Joseph Halfmoon

Arduino APIと比較しながらArm純正RTOS、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。前回はシリアル通信といいつつ、デバッグ用のUSB経由ホスト行きのコマゴマしたところを確認。今回は実際にシリアル通信してみたいと思います。ありがちな「ループバック試験」だけれども。自分で自分と通信してみるもの。

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忘却の微分方程式(147)反復練習110、「階数低下法」の例題なんだが、Maxima

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Joseph Halfmoon

前回は「変数係数」の微分方程式でも「オイラーの微分方程式」というものは変数変換で解ける(でも ode2で一撃よ)の回でした。今回も「変数係数」の微分方程式なのですが、ついに「ode2で一撃」の神通力は通じないこととなりました。教科書では「階数低下法」による解法を解説くださってます。教科書通りに一歩一歩解くしかないのか? “忘却の微分方程式(147)反復練習110、「階数低下法」の例題なんだが、Maxima” の続きを読む

帰らざるMOS回路(59) Xilinx Vivado、「制約」のチュートリアル、その2

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Joseph Halfmoon

前回につづき、AMD(Xilinx)様の「UG945 – Vivado Design Suite チュートリアル: 制約の使用」にしたがって、制約 constraints の設定の練習をつづけてみます。前回は「タイミング制約」でした。後半の今回は「物理制約」です。なにやらコマケーが設計の死命を制する制約が仰山。

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お手軽ツールで今更学ぶアナログ(190) 同調アンプの電流源に信号加えてAM変調

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Joseph Halfmoon

アナデバ社(ADI社)のWeb記事『StudentZone』の2024年3月号(和文版)実習4回目です。前回、「同調アンプの改良」ということで差動ペア段を導入してます。そこで差動ペアの電流源になってしまったQ3、単にバイアス与えるのではなくコイツに信号を加えたら?というのが「追加の実験」です。AM変調だぜ。

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モダンOSのお砂場(89) NucleoでArduinoからMbed OS6、printf

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Joseph Halfmoon

Arduino APIとの比較を通じてArm純正RTOS、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。今回は入出力というより、デバッグ用のAPIです。printfね。USBを通じてホストPCの仮想シリアルポートにいろいろ情報を送り出すもの。いつもお世話になっておりますが、改めて再確認っと。

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ブロックを積みながら(155) Scilab/Xcos、ルックアップ・テーブル・パレット

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Joseph Halfmoon

前回は「不連続」といいつつ「連続時間」の御供的なパレットでした。今回は「ルックアップテーブル」と言いながら、折れ線グラフでマッピング的なパレットです。まあ、ブロックの数も少ないので、何も考えずに端から動かしてみるだけ。いいのか、そういうことで。

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モダンOSのお砂場(88) NucleoでArduinoからMbed OS6、アナログ出力

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Joseph Halfmoon

Arduino APIとの比較を通じてArm純正RTOS、Mbed OS6の入出力API群を練習してます。前回はPWM出力、今回はDAコンバータを使った「真の」アナログ出力です。対応ボードの都合上、Arduino側はUNO R4のみ。Mbed OS6側はNUCLEO‐F446REのみです。出力電圧を観察するだけ。
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手習ひデジタル信号処理(130) Scilab、素朴なピーク検出、その1

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Joseph Halfmoon

前回は「実験材料の音源」である救急車のピーポー音をFFTしてピークとなる周波数の抽出を試みました。単純な最大値抽出だったので1周波数のみ検出。ピーポーで2波長、それにドップラー効果がかかっているので合計4波長が観察できるはずです。今回は「素朴なピーク検出関数」を自前で拵えて音源波形に適用してみたいと思います。
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モダンOSのお砂場(87) NucleoでArduinoからMbed OS6、PWM出力

STM32_PWMOUT
Joseph Halfmoon

Arduino API比較をしつつ、Mbed OS6の入出力API群を練習中。前回はアナログ入力。順番からして今回はアナログ出力ですが、まずはPWM出力から。Arduino環境でanalogWrite()というとPWM出力だからです。電圧はデジタルだけれども時間方向はアナログ(時間の最小単位はデジタルだけれども。)
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ぐだぐだ低レベルプログラミング(164)ARM64(AArach64)SIMD即値命令

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Joseph Halfmoon

前回はSIMDの転置(transpose)命令に「絶対自分じゃ思いつかね~」と感心しました。今回はSIMDでも即値(イミーディエイト)をソースにとる命令群です。たった8ビットなんだけれどもその効果たるや意外と複雑?中でも8ビット即値を浮動小数にエンコードしてロードするFMOV命令にはちょいとてこずりましたぞ。

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