モダンOSのお砂場(92) Arm Mbed、2026年7月 End of Life

Joseph Halfmoon

Arm Mbed環境は、オンラインでArmベースのマイクロコントローラのRTOSプログラムをお楽に作れるので重宝させていただいてきました。しかし、本日2024年7月11日、Arm Mbed様から End of Lifeの予告を受け取りました。ちょっとビックリ。まあ、2年の猶予はあるのだけれども。

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Arm Mbedから「悲しいお知らせ」

本日2024年7月11日に届いたメールのリストを眺めていて気付きました。

Important Update on Mbed – End of Life

というタイトルのメールです。まあ、何時かはそういうこともあるかと思っていたのですが、素人老人には結構トートツな通知でした。Arm御本家が運営されてこられた、Mbed OSとWeb 開発環境の終了の事前告知であります。立派な会社様なので

2年後に終了

という「余裕をもたせた」通知ではあるのです。当方、身を入れてMbedやっていた、とはとても言えないのですが、本シリーズでもそれなりにお世話になってきております。無くなってしまうのね~。さみしいデス。

2年ほど前にArmオンライン・コンパイラの終了とKeil Studio Cloudへの移行があったので、この先もKeil Studio Cloud(Arm純正コンパイラ使用)でMbed OSの開発できるのかな~と思っていたのだけれども。

たしかにねえ、Arm御本家が自らRTOSやら開発環境やらを運営しなくても、サードベンダ各社がArmをサポートしているので「君らできるっしょ」という感じはあり。御本家がやることでかえってサードベンダのビジネスを阻害しかねん、という懸念もありかと。知らんけど。

ざっくり、お惚け老人が読み取ったのは以下デス。

    1. 後2年ほどは今のままWeb開発環境は使える
    2. その後はオンラインでのビルドは出来なくなる。そのまえに必要なリソースはダウンロードしておけ
    3. オフラインツール(CLI。コンパイラはgccだし)は、ダウンロード済であればその後も使える。また、Mbed OSのソースなどのライセンス条件は変わらないのでその後も使用することはできる。
    4. ただし、Armとしてのサポートは無くなる(ツールもOSも今後の更新は期待できない。)

2年間の余裕があるので、Mbed上でやっていたことをFreeRTOSとかに移植するかな~。お惚け老人にはそんな価値のあるソースなどないか?

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